東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




サンロフトアワード2012。毎年年末の仕事納めの日に発表しています。去年まではMVP1名でしたが、今年からはMVPに加え、新規開発賞、顧客満足賞を新設しました。

MVPは中村雄君でした。
今期の経営戦略である「全事業部、全速力でクラウドビジネスを立ち上げる」にもっとも合致した実績を残してくれたと思います。「パステル園児管理 for クラウド」はとても高品質なクラウドアプリケーションであり、売れ行きも好調です。またT社さんからforce.com上で行う大型システム開発案件を受注し、U社さんという力のあるシステム開発会社さんとともに制作中です。いずれにしても2012年 サンロフトのクラウド化にもっとも貢献してくれた人だと思います。受賞おめでとうございます。どうもありがとう。

新規開発賞は中村允哉君でした。
F社さんのサイトのスマホ対応はサンロフトのサイトデザインの新しい第一歩であり、クラウド化の動きに合致したものです。お客様もたいへん喜び、売上も好調で、高い評価をいただいています。またサンロフトの自社サイトのリニューアルにあたっても、新人たちが取り組んだ就活スマホアプリの制作にあたっても積極的に応援してくれました。受賞おめでとうございます。どうもありがとう。

顧客満足賞は竹中久美子さん、片山佐知子さんのお二人でした。
パステルスタッフとして園の先生方にとても高品質なサポートを提供し続けてくれました。この高品質な電話サポート力はクラウドビジネスを立ち上げていくときにとても大切な差別化要素となります。それから「パステル園児管理 for クラウド」を30日間無料体験中のお客様へのサポート(=クラウド時代の営業力)も見事です。受賞おめでとうございます。どうもありがとう。

全社員のがんばりで2012年を乗り越えてきたことはもちろんです。全社員に感謝していますが、その中でも顕著な仕事をしてくれた皆さんには、素直に表彰し、感謝の気持ちを伝えたいですし、来年もますますがんばっていってほしいです。そんな気持ちでアワードを行いました。どうもありがとうございます。


実は自分自身は先日、船井総研さんから「優秀従業員満足企業」の表彰を受けたことで、一足先に認めていただいたような気持ちです。船井総研さんから表彰を受けたことはうれしいですが、社員のアンケートの結果ですから、これは社員の皆さんから認めていただけたのだと思っています。もちろん自分はまだまだ至らないところだらけの人間ですが、これからもさらに精進していきたいと思っています。皆さん、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。



実は14年前にもアンケートは実施していて、その時のアンケートでは、「経営理念が不明確」「経営者が無能」と断じられました。70%以上の社員が「この会社につとめ続ける気はない」、「この会社の給料は安い」と回答していました。システムの品質は悪く、お客様からのクレームは山のようでした。経営的にはとても苦しく、自分は お客様との飲食はすべて自腹、東京出張の旅費も自費でいっていました。

その頃のことを思うと、今回の「優秀従業員満足企業」の表彰は夢のような出来事でした。本当にまだまだまったく至りませんが、それでも自分なりに勉強し、改善してきた一つの結果だと思え、とてもうれしく思っているのです。


今は間違いなく「大激動期」です。様々なことが大きく変るときです。ここで波に乗るか、乗り遅れるか。そのことはこれから先、あまりにも大きな差となってぼくらの前に現れます。だから今、ぼくらは「誰にも負けない努力」をするべきなのです。自分だけ勝手に「努力しています」と言っても、周りの他社がもっと努力していれば、それは企業は競争ですから、追い抜かれていってしまうのです。

20年前、プログラマーと言えば、COBOLプログラマーのことを指していました。今、サンロフトではCOBOLプログラマーはゼロです。クラウド化が進展していくときに活躍できる人材として、元々最短距離にいるのは、確実に、今のプログラマーたちです。業務理解ができ、ヒアリング力があり、設計やプログラミングの基礎もできています。ただ、歴史を見る限り、多くの「最短距離にいる人たち」は、その新しい変化を拒み、新しい時代での「活躍」から遠のいてしまうのです。

手工業の時代の職人たちが機械化を拒み、工業化の波に乗れなかったように、既存のノウハウやスキルに固執してしまうと、新しい波に取り残されてしまうのです。オフコン・COBOLプログラマーもその典型であり、自分はそのことを目の当たりにしてきました。再び訪れた激動期においても、断固としてそうなってはいけません。

今は、20年前の変革とは比べ物にならないくらい大規模な変革のときであり、変化のスピードもそのときよりもはるかに速いです。それだけにチャンスも大きいです。どうか、この大変革をチャンスととらえ、全社員で明るく、チャレンジしていこう。

今回の納会でも、そのような話しをしていました。それから。

2012年はサンロフトの20周年記念イヤーでした。
記念事業第一弾は「公開社員勉強会」、第二弾は「IT経営フォーラム」と「エクゼクティブ秋まつり」、第三弾は「忘年会」。どれも本当に素晴らしい事業でした。外部のお客様からもずいぶん評価していただきましたが、社内的な満足感も大きかったと思います。団結力というか、一体感が強まった気がします。

先ほどの14年前のアンケート結果から考えるとこちらも本当に夢のようです。企画・運営してくれた皆さんには心から感謝しています。圧倒的なセンスと実行力でした。チャレンジ精神、勇気も素晴らしかったです。どうもありがとうございます。そして、実際に動いてくれた社員の皆さんにも、一人ひとりに感謝しています。どうもありがとうございます。


あっと言う間の一年、年末は慌しいままで、考えもまとまっていませんが、納会では、今、自分が思っていることを素直な心でお話しさせていただきました。



2012年、1年間、がんばってくれた全社員の皆さん、どうもありがとうございます。まだまだ期の途中で、むしろ1,2,3月の年度末の方がもっと忙しくなることでしょう。来年は人事制度改革もいよいよ全社レベルで始まります。やるべきことは山積ですが、引き続き、明るく努力していきましょう。


年内最終日は年末の大掃除でもあります。



ワックスがけチーム。



玄関まわりチーム。



洗車チームもどうもありがとう。


社員全員が楽しく有意義で、充実した年末年始を過ごせますように! 

どうもありがとうございました。



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