「八転び七起き」の人生

「七転び八起き」の間違いではなく、現在八回目の転倒から起き上がろうともがいている男の「人生の回顧録」です。

5・6歳(昭和22・3年)のころ   1

2010-12-01 | 日記
私は6人兄弟の長男であるが、上には2人の姉がいる。

上の姉は私と9歳違いで、下の姉とは4歳違う。

下は、2歳違いの弟と、4歳違いの妹、6歳違いの弟である。

5・6歳のころまでは、外に遊びに行くときは殆どが姉たちと一緒だったそうで、小学校に上がるまでは自分のことを「わたし」と言っていたようで、小学校の入学式の日に皆から「男の癖にわたしと言っている」とからかわれて恥ずかしい思いをしたことを今でもよく覚えている。

このように、普段の遊び相手が年上の女の子だったせいか、私自身は非常に弱虫だったようである。

5歳の頃だったと思うのだが、子供の足で歩いて10分くらいのところに出来た幼稚園に無理やり入れられたことを覚えている。

キリスト教の教会の中にある幼稚園で、初めて行った日に見た神父さんが怖くて「行くのはいやだーーー!」と散々駄々をこねたのだが、父に自転車の荷台に乗せられて無理やり送り届けられたのであるが・・・・。

結果は、1時間くらいは我慢していたように記憶しているのだが、その後じきに逃げ出して家に帰ってしまい、1週間後には父もあきらめたようで、その後はどこの幼稚園にも行っていないのである。

そして、この頃の父は実にやさしい父親だったようで、私も結構いたずらをしたことを覚えているのだが、いくらいたずらをしても怒られた記憶はまったくないのである。

また、この頃の私は「逆さまつげ」だったようで、何度も自転車で目医者に通ったことを覚えており、更には、足の親指に「魚の目」が出来たことも有るのだが、父が一生懸命カミソリで削ってくれたことも覚えているが、この頃に父は実に優しかったのである。

ついでに言うなら、この頃近所の悪ガキ(中学生くらい)にタバコを無理やり吸わされた事があり、猛烈にむせたいやな記憶がある。

この事も一つの原因となってタバコを好きになれなかったのだが、それ以上に大きな要因が別にあるのである。

当時(今でもそうだろうが)、中学生になる頃には、背伸びをして「大人の真似」「大人に見てもらいたい」といったような理由でタバコを吸い始めるガキが多かったのだが、私は「タバコを吸っても大人にはなれない、タバコを吸って大人になれるのなら俺も吸うよ」と言って相手にはしなかったのであるが・・・・。

当時の私は「とっちゃん坊や」と言うあだ名がついていたように、同級生といると常に年上に見られていたため「無理に背伸びをする必要がなかった」と言う事も大きな要因になっているだろう。
コメント
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