「八転び七起き」の人生

「七転び八起き」の間違いではなく、現在八回目の転倒から起き上がろうともがいている男の「人生の回顧録」です。

初恋?の思い出

2010-12-21 | 日記
小学校5年のとき、「元華族の娘」と同じクラスになる。

この女の子、非常に整った顔のきれいな子だったのだが、「元華族」と言う家柄のせいか「非常に気が強い女の子」で、同級生の中では嫌われ者であった。

しかし・・・・。

何がきっかけか思い出せないのだが、なぜか私にだけは優しく、しばしばその子の家に遊びに行ったものである。

元華族の家にふさわしい非常に大きなお屋敷で、南に面して広い縁側があり、そこでいつも話をしたり遊んだりしていたのであるが、その頃の私は、同級生に対して「ある種の優越感」を持っていたことは確かである。

同級生から嫌われていても「目立つ存在」であるとともに「羨望の的」でもあったのだから。

私にとっては「その子と仲良しになれた」と言う事とともに、「遊びに行くと美味しいお菓子にありつける」と言うことも「優越感」を感じる要因になっていたのだろう。

しかし・・・・。

1年余り経ったころだったと思うが、まさに「ある日突然」いなくなってしまうのである。

後になって聞いた話によると、父親の事業がうまく行かず倒産してしまい、債権者から逃げるために「夜逃げ同然」で引っ越して行ったのだそうである。

この時は突然のことでかなりショックを受けたのだが、この頃から中学受験のための勉強が忙しくなり、いつの間にか忘れてしまったのであるが、その子の顔は今でも鮮明に思い出すことが出来ます。
コメント
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