東西三本の商店街、仁王門通り、万松寺通り、赤門通り
南北の、新天地通り、裏門前町通り、門前町通り
これら大きな通りの間には更に幾つかの路地があって、
其々工夫を凝らした店がある。以前は大須の中でも、
裏というか、日常生活の場であったんだろうが、人気が
出るに従って住居の一部を再利用して店舗とした例が
多いと思う。概ねそれらはプロのデザイナーの手による
店舗ではなく、オーナー自らの手作り感覚溢れるものと
なっていて、少し乱暴な言い方をすれば、洗練の対極
にあるごちゃまぜ感、それがまさに大須らしさとなっている。
路地の多くは幅2間ほどで商品は路にも溢れるので、
路は更に狭くなり、それが、賑やかさ、猥雑感をあおる。