雨模様の一日、出渋る私に友のメールが促す。
雨も上がったので、夕刻散歩に出た。
二つばかり隣の町内へ来た。
地下鉄でいえば、ひと駅の西高蔵辺り、
家々の角に竹竿、堤燈がかかる。
何やら、祭りの気配が、ぐるりと伏見通り反対側を見遣ると、
色とりどりの浴衣を着た少女の群れが、あちらこちら目に入る。
ああ、そうか”高座さん”かと気が付く。
6月1日の例祭には子供をつれてお参りする。
境内の井戸を覗くとカンシャクの虫封じになるという信仰がある。
”高座の井戸のぞき”といって土用の入りの日におまいり
する習慣がある。参道を屋台が埋め尽くす。
派手なテントと少年少女等の無邪気な笑顔が夕刻にまぶしい。