毎日のスケッチ・ブログ

山田久仁夫のサイト・日々の暮らしの中で描いた水彩スケッチを毎日掲載・早描きスケッチ、日常の風景、旅の印象、写真等・・

夏の例祭

2008-05-31 | まち歩き

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雨模様の一日、出渋る私に友のメールが促す。

雨も上がったので、夕刻散歩に出た。

二つばかり隣の町内へ来た。

地下鉄でいえば、ひと駅の西高蔵辺り、

家々の角に竹竿、堤燈がかかる。

何やら、祭りの気配が、ぐるりと伏見通り反対側を見遣ると、

色とりどりの浴衣を着た少女の群れが、あちらこちら目に入る。

ああ、そうか”高座さん”かと気が付く。

6月1日の例祭には子供をつれてお参りする。

境内の井戸を覗くとカンシャクの虫封じになるという信仰がある。

”高座の井戸のぞき”といって土用の入りの日におまいり

する習慣がある。参道を屋台が埋め尽くす。

派手なテントと少年少女等の無邪気な笑顔が夕刻にまぶしい。


Take

2008-05-30 | インテリアデザイン

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アジアのなかのアジアを見たいと思っている。

それはたぶん、日本ではないとずっと思っている。

僕が想像する「アジアの中のアジア」、

それはベトナムあたりにあるのではないかと思うのだ。

勝手な思い込みだけど。

今日、そんな思いを具現化するような店を見つけた。

竹を中心に構成された、ライティングにこだわった店。
和と唐と、少しのフレンチな感覚。

サイゴンにはきっとこんな店がある。
確信に近いものを得た。

今度の会合の二次会。
それはここにしよう。

Get、Keep、そして、Take・・・


夏季講習

2008-05-29 | スケッチ

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夏休みの特別実習・課題を考えている・・・・

彩色トレーニングではあるが、

透明水彩にするか、グワッシュにするか迷う。

3、4日で完成目指すとなると複雑なのは無理か。

スカルパの深遠さ、官能的な線は彼らには荷が重い。

いい機会だ。ルイジ・スノッチの聡明な住宅計画にしよう。

5段階ぐらいの製作プロセスを予め作っておいてディスプレイ。

彩色はリアルタイムのデモンストレーションで同時進行。

説明入り30分くらいのデモ、1時間半くらいのローテイション・

明日から製作にかかるとしよう。


図書館にて-2

2008-05-28 | スケッチ

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2Fの社会科学系のコーナーはノートブックの

持ち込み可能なので、レポート作成とみられる学生、

やや年配の教育関係者であろうか、大型本を傍らに

PCを打ち込む姿が目立つ。

本をしばし休憩して、人物スケッチ。


図書館にて

2008-05-27 | スケッチ

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週末の2日間、調べ物があって、鶴舞図書館ごもり。

お目当ての本のうち、3冊あったからまずまずだ。

いずれも、もう随分前のものだからなくても、他の本で

何とかなるさと思って出かけたから、何だかとても幸せ気分。

机に飽きたら、気分転換で窓際のスツールに移動。

壁にもたれて読書、気侭に時を過ごす。

調べ物の合間に期末審査課題要項のラフ案を練る。

これが終わる頃にはもう夏休みか。

早いものだなと感じる 。


国際会議場の残照・2

2008-05-22 | まち歩き

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もう暫らくは色も輪郭もはっきりとみえる。

随分、陽が永くなった。

テニスのラリーが続く・・・

サッカーボールを蹴る音も聞こえる、それもあと僅か・・・

夕刻6時30分の白鳥国際会議場。

30分ほどで、セピア一色のモノトーン世界となる。


渓の便り

2008-05-20 | スケッチ

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今期初の釣りキャンプに
行ってきました。

桜が咲いている里川で
イワナ、アマゴも元気に
ドライにビシビシ出てくれ
ました。

イブニングも期待通りの
好釣果でしたが、サイズ
はイマイチ。

夜はガンガンに冷え込んで
フリースを着込んでシュラフ
にもぐりこんでもがたがた震え
、高度を痛感しました。

翌日曜は下流で(小学校前後2キロ
圏)でアマゴ釣り大会があったらしく
上流部はガラガラでしたよ。

渓相は一段とフラットになり
変化の無い、ポイントを絞りにくい
川になりました。まぁ、年寄りには
ラクチンです。

では、また。

・・・友のメールより・・・


鶴舞公園・古本街

2008-05-19 | まち歩き

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本を求めて久々に出かけた。

上前津あたりの2,3軒から店を覗く事にする。

狭い通路で人がすれ違うのがやっとこさ、

一番奥に店主がでんと座する姿はどこも同じ光景だ。

後は、規模によって、奥方らしき人がいるか、

若い店員が何人かいるか、の違いで変わりはない。

そのまま、鶴舞公園方面まで進む。

天井高くまで積まれた店内はどこも、黄土色からセピア色の

グラデーションとなって、追う目を楽しませる。

明る過ぎない照明が眼に優しい。

いつしか、お目当ての本は忘れ、その場の雰囲気の

流れに身を任せる事となる。

記憶と知識のしりとりみたいな脳内ゲームの始まり。

2,3時間はあっという間に過ぎて、

気付くと、直感で買った2,3冊の本が手元にある。


恋のゆくえ

2008-05-16 | ポートレート

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落ち目になってきたピアノ・デュオグループ・・・

女性ボーカルを加えて、バンドの起死回生をはかる。

再び人気を得るのだが、弟のジェフと恋仲になり、

ミシェルはCMに起用されるのをきっかけに、グループから

離れ、やがてデュオも解散していく。

”ファビュラス・ベイカー・ボーイズ”(1989年)

邦題に付く”恋のゆくえ”はまずまずだが、やはり余計・・・

ミシェル・ファイファーはスージィー・ダイアモンド役で、

自ら唄も披露、何曲か歌う。定番ではあるが、

マイ・ファニー・ヴァレンタインはかなり良い。マイベスト・5だ。

デュオは兄弟でもあるジェフ・ブリッジスとボー・ブリッジス。

2人ともいい味をだして、特にジェフがいい。

いわゆる営業の後、小さなジャズ・クラブでセッションに興じる

シーンはジャズ・ファンを唸らせる。

こちらは、エンド・クレジットから、デイブ・グルーシン

のピアノだったが、それを上回る演技だ。

兄は家庭を持ち現実の世界に生きる。

夢をどこかで諦めきれない2人のゆくえは・・・


名残の駅

2008-05-13 | スケッチ

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接岨峡温泉から終点の井川までは、駅4つで近い距離だ。

しかしながら、見所は二つある。

尾盛駅と関の沢鉄橋・・・・・

渓谷にかけられた鉄橋は高さ100mで私鉄日本一とある。

スピードを落としゆっくり進んでくれる。眼下には迫力ある

大井川の流れで思わず足が竦む。

万人には判り易い趣向だが・・後一つは

尾盛駅・・かってダム工事中には利用されたが、今は無人と

化し、人の気配が一切無い不思議な風景・・・然しながら

線路があって列車が走る限り、駅の名残は消えない。

事実、無人駅で、駅舎も民家もないのに列車は止まる。

一体誰が降りよう、誰が乗ろう・・・・

道は無く、徒歩でも車でも寄り付く事ができない、まさに

鉄道でしかこれない孤高の駅とでも言おうか。

大井川鉄道南アルプスあぷとライン井川線・・・・

新緑の季節よりも例えば、晩秋の小雨降る頃にピタリと

はまる顔を見せてくれる駅なんだろうか。