私の父の話をしよう。
子供の頃は、おそらく北朝鮮の子供がコッチェビと呼ばれているが、
それに近い生活状況だったと思われる。
極端な貧困に喘いでいた。
親戚がみるにみかねて、引き取ってくれ
初めて人間らしい生活を知る
その人生の始まりについて、そして、そのごの人生について
私が語れるほどに聞かされてきた。
無一文から、始まった人生の旅
どの人もそうなのだろう
生まれてすぐにお金はもっていないから。
今ものぞみを捨てていない
なにかをやってやろうという気持ちが渦巻いている。
この人を今まで突き動かしてきたのは、
あのひどい貧困と飢えの世界 そして人間としての尊厳を傷つけられ続けてきた
自分の誇り、自分の魂を、守るために
そして繋がる人々を守り、安心して生きられるように。
人を楽しませて、人を喜ばせる存在でありたい。
その願い
想いの強さ。
未だ、それが燻っている
想いの強さだけで、ここまでやってきた
想いの強さだけで、現実を形作ってきた。
人の現実をつくるのは、ひたすら想いなのである。
強い想いこそ、現実を創造する。