エルママのお散歩日記

大好きな旅行・食べ歩き・ガーデニング・・
そして愛しのワンコ(エル)との日常を気ままに記録しています。

フランス旅行 8

2011-08-14 12:29:26 | フランス旅行

〈5日目〉その1

目が覚めると、あたり一面濃霧に包まれています。海の近くだからでしょうか。一段と肌寒さを感じます。

きょうは世界遺産、ロワール地方の古城を訪ねる日。いつものように、ホテルの朝食でスタートです。

この日の朝食で一番のヒットは、写真右奥の瓶入りヨーグルト。日本では食べた事のないフルーティーな桃のソース入りでした。

目的地のトゥールまでは約300キロもの長旅です。

走るにつれて霧が晴れ、良い天気になってきました。暑くなりそうです。

高速道路を下りて、田舎道を走ると、いかにもヨーロッパ的な風景に出会います。

 

 

  

正午前、やっとトゥールの町に到着しました

 

まずは、シュノンソー城近くのレストランで昼食です。

テーブルセッティングが素敵・・・ピンクのクロスの上に、ナプキンをお花の様にグラスに入れたアレンジが、とても可愛い

 

この日のメインはポーク料理。付け合せのライスと、くたくたに煮たサヤインゲンが、ややビミョーでしたが 全体的には合格点かな

 

 

食後は歩いてシュノンソー城へ。

 

シュノンソー城は森の奥にあり、マロニエ並木が延々続いています。

マロニエが、こんなトゲのある大きな実のなる木だとは知りませんでした。

ピンポン玉ほどもあるんですよ・・・落ちてきたら痛そう~

 

それにしても、素敵な並木道です・・こんな大きなマロニエの木は初めて見ました

この日は日差しが強く暑かったのですが、木漏れ日の並木道の中は、心地よい風が吹いて、とても爽やかです 


フランス旅行 7

2011-08-14 09:40:57 | フランス旅行

〈4日目〉その2

修道院の見学を終えて、参道を下って行きます

小さな島ですが、修道院だけでなくレストランや土産物屋などが参道の両側に並んでいます。

京都や鎌倉などの門前町の雰囲気と、ちょっと似ています。

  

登りの途中で気になっていた陶器のお店に寄って、重いのを覚悟でプレートを2枚を買いました

刺繍やレースのお店にも、可愛い小物がいっぱいです

 

ここは、遠方から来た巡礼者をもてなすため、この島で最初にオムレツを始めたというプラールおばさんの店。

厨房の見学が可能で、柄の長いフライパンを使って、かまどで卵を焼いているところを見ることができます。

 

いったん島を後にして、この日の宿泊先、対岸にあるホテル・メルキュール・モン・サン・ミッシェルへ向かいます。

まるで学校の寮のような、いたって簡素なホテルですが、ここでは対岸にあることに意味があるのです。

 

 

日が暮れて、ライトアップが始まると、海の上に荘厳なモン・サン・ミッシェルが浮かび上がります。

対岸からだと、その美しい全景を眺める事ができるからです。

島と対岸部の位置関係がわかる看板がありました。

海に突き出た堤防道路は、歩けば30分ゆうにはかかるほどの長さがあります。

夜の外出に備え、別棟にあるホテルのレストランで夕食をすませます。ホテルの印象以上に、レストランは本格的でした。

前菜のパテ、メインの豚肉料理、サラダ代わりのグリーンピース、しめのアイスクリームまで、どれもなかなかのお味です。 

レストランのスタッフさん達も、にこやかで、とってもフレンドリー・・楽しいお食事でした

さあ、あとは日が暮れるのを待つだけです

 

 

  

午後10時、ようやくあたりが薄暗くなってきました。 いよいよホテルを出発です

堤防道路には明かりがないうえ、車がビュンビュン走ります。交通事故に気をつけて、島を目指します。

ライトアップされたモン・サン・ミッシェルが見えて来ました。神々しさが、一段と引き立つようで感動的です。

遠くからでは、暗すぎて写真に写らないため、結局、島の付け根まで歩いてしまいました。

 

手振れに気をつけながら、何十枚も撮った中の写真がこれ。こんなことなら三脚を持ってくればよかったと、後悔

やはり夜景の撮影には不可欠ですね

昼に見たモン・サン・ミッシェルとは、また違った印象の、幻想的な姿を見られて、感動しました


フランス旅行 6

2011-08-13 09:49:31 | フランス旅行

〈4日目〉その1

今回の旅行でもっとも楽しみな場所のひとつ、モン・サン・ミッシェルに向かう日です。お天気が良ければいいのですが・・。

この日も、たっぷりのカフェオレにパンやハムの美味しい朝食をいただき、出発です。

バスは高速道路を東へ東へと走ります。ならだかな牧草地や畑が続きます。うれしいことに、青空が広がっています。

 

走ること約3時間。ついに見えて来ました、あこがれのモン・サン・ミッシェルです

草地には放牧の羊が群れていて、まるで絵葉書のような光景です。

 

  

島の麓でバスを下り、いよいよ島内へ

さすがに、数ある世界遺産の中でも、人気ナンバー1に輝くだけあって、世界中からやってきた観光客でごった返しています。

  

修道院を目指す前に、まずはちょっと早目のランチです。

前菜がモン・サン・ミッシェル名物のオムレツ、メインディッシュは魚料理で、デザートはノルマンディー特産のリンゴを使ったタルト。 

「期待はずれ」と評判があまりよくないオムレツですが、フワフワの薄味で、私はおいしいと思いました

  

食事をすませると、いよいよ「山登り」の始まりです。道の両側は賑やかで、可愛いお土産屋さんがずらりと並びます。

寄り道したい気持ちをグッと抑えて・・まずは頂上を目指します。

 

石段の連続です。 かなり急で、踊り場で休憩を繰り返しながら進みます。

 

20分ほどで、西のテラスに到着です。吹き上げる涼風とともに、達成感がこみ上げます。

頂上はちょっとした広場になっていて、そこからは360度のパノラマが楽しめます。

尖塔のてっぺんで金色に輝く、大天使ミカエルの像も、ひときわ近くに見えます。

  

   

ちょうど干潮時で、浅瀬を歩いている人たちの姿も見えました。

修道院の内部は、巡礼に訪れた多くの信者を受け入れる為の、広い部屋がいくつもあります。

そして長い歴史の中で増改築が繰り返され、とても複雑な造りになっています。

屋上には中庭と、修道士の瞑想のための回廊がありました。

 

 

修道院の構造を支える巨大な柱の間、大天使ミカエル像も見学できます。

 

麓から荷物を引き上げる際に使った人力クレーンの大きな車輪が残っています。

中に人が入って回すと、80メートル下の麓から、ロープが巻き上げられる仕組みで、下をのぞくと足がすくみます。

 

修道院の見学の後は、くだり階段の途中から、島の北塔に出る道を通って、反対側の景色も楽しみました。

今夜はモン・サン・ミッシェル地区での宿泊なので、夕方ホテルに向かうまで、自由時間もたっぷりです。

お店を覗いてお土産を買ったり、城壁に座って景色を眺めたり・・十分に散策出来ました


フランス旅行 5

2011-08-13 00:22:51 | フランス旅行

〈3日目〉その2

オンフルールでの昼食は、クリームソースがたっぷりかかったノルマンディー風の魚料理がメイン。

お酒の飲めない私は、ガス入りのお水をオーダーしました。これがフレンチと合うんです。

    

 すっかり満腹になり、ルーアンへと向かいました。セーヌ川の河口に架かるノルマンディー橋が見えました。

長さ2・1キロのこの橋が1995年に完成して、それまで45分かかっていたオンフルールとの対岸の町ル・アーブルの間

は、15分に短縮されたそうです。

車窓は、延々こんな風景です。

約1時間半の移動で、ルーアンの旧市街地に入りました。目に飛び込んできたのは、ノートルダム大聖堂の尖塔でした。

 

ルーアンはかつて、ノルマンディー公国の首都だった町。

16世紀に建てられた大聖堂は、フランス・ゴシック建築の最高峰といわれています。

内部も荘重な雰囲気です。美しいバラ窓も有名です。

  

旧市街地を歩きます。こちらも16世紀の作という時計台は、今も正確に時を刻んでいます。

 

時計台の周辺には、綺麗にディスプレーされた可愛いお店が並んでいます

    

変わった形の建物がありました。ジャンヌ・ダルク教会です。

英仏百年戦争の際、火あぶりの刑に処せられた彼女をしのんで、処刑の行われた広場に建てられたのだそうです。

外はまだ昼間のようですが、これでも午後7時。 ディナータイムが近づきました。

夕食は、近くのレストランで。石のアーチが年代を感じさせる、おしゃれなお店です。

 

ルーアン名物、鴨のローストにバジルソースをつけていただきます。デザートは、クレープのチョコレートソースがけ。

もちろん、美味しいパンにワインもあります

  

 満腹・・満腹・・なんだか、食べてばかりです


フランス旅行 4

2011-08-12 22:24:16 | フランス旅行

〈3日目〉その1

ホテルの朝は、お決まりのブッフェ。ところが、このホテルのブッフェ、食べ物、飲み物とも充実していました。

クロワッサン、食パン、デニッシュに、ハム、ソーセージ、チーズ、フルーツ。シリアルにヨーグルト、コーヒーに何種類もの

紅茶。特に、KUSMIのデトックスティーが美味しかった!

 

 

しっかり腹ごしらえをして、バスで出発。この日は古い町並みが残るノルマンディーの地方都市、バイユーと、高級リゾー

ト地のドーヴィル、美しい港町のオンフルール、そしてルーアンの旧市街地を回ります。

バイユーは、ノルマンディー公ウイリアムによるイングランド征服の一部始終を、絵巻物のように刺繍で表現したタペスト

リーで有名な町です。見学後は大聖堂周辺を散策しました。

 

 

 

次に向かったのがドーヴィル。今年5月にサミットが開催されたこの街には、カジノや競馬場、ヨットハーバーがあり、パリのお金持ちたちの別荘が立ち並びます。

 

 

海岸に出てみました。この日も肌寒く、海水浴場のパラソルは開店休業状態。ただ、面白いものを見つけました。

 

ワンコの絵が描かれたこのポスト、なんだか分かりますか? ワンちゃんのウンチを入れるポストなんですって さすが

フランス、やることが小粋です。

ドーヴィルの次は、古い港町オンフルールを訪ねました。

 

珍しい木造の教会の周辺には、かわいいお店が並びます。

 

とっても綺麗にディスプレーされた、色とりどりのスィーツ・・・思わず引き込まれてしまいました

このお店のマカロン、感激のおいしさでした。 

 

ショコラティエでは、量り売りのチョコをいっぱい買いました。色も形も、お味もさまざまですが、どれも美味

 

 

お昼は、丘の上のレストランで頂きました

きれいな中庭があって、港を見下ろす窓辺には、さりげなく花が飾られています

 

 

 いい感じでしょう? オーナーさんがお花が大好きでお手入れされていると話してくれました


フランス旅行 3

2011-08-11 07:45:33 | フランス旅行

〈2日目〉その2

モネの庭園を散策した後は、近くにあるホテル兼レストランで昼食をいただきました。

店内は、ワインレッドを基調にコーデイネートされたテーブルに、ピカピカのグラスが綺麗に並べられ、良い感じ

 

この日のメニューは、サラダ、牛肉の赤ワイン煮・デザート・・ランチにしては結構なボリュームです

 

  

デザートはプリン味のパフェ、といったおもむき・・お料理のお味も、トレビアンでした

昼食を終えてお店の外に出ると、玄関先にわが家のエルと同じヨーキーが。思わず、頭をなでなでしてしまいました。

 

首輪のプレートには「ジャック」と名前が刻まれています。おりこうさんなことに、ずっと〈伏せ〉をしています エルでは、とてもこうはゆきません

再びバスに乗り込み、ドーバー海峡に面したエトルタに向かいます。印象派の画家たちが、好んで題材に取り上げた美しい海岸線で知られる町です。

 

途中、セーヌ川に沿って走ります。お天気も良くなって来ました。

エトルタは海辺の観光地。海水浴場としても人気のようです。飲食店や土産物屋が並んでいます。

  

 

海岸線に出ると、絶景が広がっていました。高さ80メートル近い絶壁と、象の鼻のような崖。

丘の上には教会があって、小道がつづいています。

かなりの急勾配ですが・・片道15分くらいで登れるというので、私たちも頑張って登ってみることにしました。

 

小さな教会でした。丘の上からの景色は最高 心地よい風が吹いています。

   

エトルタ観光を終え、フランスでの最初の宿泊地、ルーアンへ向かいます。

この日の宿はノボテル・ルーアン・スッド。 郊外のドライブインのような外観で、室内もいたってシンプルです。

   

 

ところが、こう見えて食事はなかなかのものでした。

夕食の前菜は野菜の3色パテ、メインが鶏肉のグリルのクリームソースがけ。デザートは温かいチョコレートケーキ。

このケーキ、中から溶けた熱々のチョコが出てきて感激  そして、さすが本場のフランスパン・・美味しい

  

 

ヨーロッパの夏は日が長く、夕食が終わって部屋に戻っても、外は昼のような明るさ・・

9時を過ぎてもまだ明るく・・とても、眠る気にはなれません

ホテルの近くにお店でもないかと、散歩する事にしましたが・・ところが、本当に何もないところです 

あきらめて、明日に備えて早めに眠る事にしました


フランス旅行 2

2011-08-10 17:36:49 | フランス旅行

〈2日目〉その1

台北を出て約13時間。パリが近づいて来ました。

現地時間午前7時半、ようやくシャルル・ド・ゴール空港に着きました。

ドーナツ型をした第一ターミナルが、私たちの飛行機の到着場所。曇りで気温17度。涼しさを通り越して、肌寒いほどです。

 

空港でバスに乗り込み、最初の目的地、ジベルニーを目指します

印象派の画家クロード・モネの自宅と庭園を訪ねるのです。

高速道路で北へと向かいます。車窓にはノルマンディーののどかな田園風景が広がります

 

2時間近く走ってジベルニーに到着。 想像していた以上に小さな田舎町です。

モネが43歳から移り住んで、亡くなるまでの生涯をかけて作り上げたという庭園です

 

有名な「睡蓮」の絵は、この池のスイレンがモチーフです。

池のある〈水庭園〉には、日本風の太鼓橋も架かっていて、これもモネの作品ではおなじみ。

今回は予定に入っていませんが、いつかパリのオランジェリー美術館にある「睡蓮」の連作も見てみたいと思いました。

池の奥に見えるのは、モネの自宅兼アトリエです。

 

一見ワイルドなようで、手入れが行き届いているのがこの庭園。色とりどりの花が出迎えてくれました。

 

  

〈クロ・ノルマン〉といわれる自宅前の囲い庭には、色鮮やかなゼラニュームやバラ、ダリア、あじさいなど沢山の花が咲き乱れています。

緑のつたで覆われた家も、まわりの風景に溶け込んでいて良い雰囲気です

 

 

 

自宅内部も公開されています。

モネが愛用していた家具や、彼に大きな影響を与えた日本版画コレクションなどが、昔の姿そのままに展示されています。

二階の自室は・・アンテイークな家具や、花柄の素敵なファブリックが張られたカウチ・・など、

花と自然を愛した〈光の画家・モネ〉らしい優しい雰囲気です

どのお部屋にも窓があり、美しいクロ・ノルマンを眺める事ができます。 花好きにはたまらない場所です 


フランス旅行 1

2011-08-08 22:16:30 | フランス旅行

フランスに行って来ました。  北フランスを周り、パリで3連泊する、9日間の旅です

 憧れのモンサンミッシェル  ロワールの古城めぐり パリのエッフェル塔 そしてルーブル美術館 ・・・

初めてのフランスで見た、美しい景色や、素晴らしい芸術の数々・・感動の旅の様子を、少しづつアップして行こうと思います

昨年のイタリア旅行と同じく、ちょっと長くなりそうですが、お付き合いくださいませ

<1日目>

今回の旅行は、HISのエバー航空エリートクラス(プレミアムエコノミーシート)を利用したパックツアーです

台北経由なので、乗り換え時間を利用して市内観光と士林夜市の散策、そして〈鼎泰豊〉での夕食というおまけ付き

台湾は5年ぶりなので、それも楽しみの一つです

 

士林夜市・・まだ時間が早く本格的な人出はこれからって感じですが、露天も沢山出ていて賑わっています

 

前回の台湾旅行で食べて感動した〈油飯・ヨウファン〉を見つけました 

〈油飯〉は台湾のおこわで、干し蝦や椎茸が入った、もちもちのおいしいおこわです

名前からは油ギトギトのご飯を想像しますが、そんな事はないです  お醤油味で日本人の口にも合います  

   

〈鼎泰豊〉本店・・・相変わらず、店の前は順番を待つ人で混雑しています

    

美味しい飲茶でお腹を満たした後は、少し前まで世界一高いビルだった<台北101>を車窓から眺め、再び空港へ向かいます

  

そして、深夜、いよいよ台北からパリに向けて出発です

エリートクラスの客室内はこんな感じ・・シートピッチは97センチあり、フットレスト付きで、スリッパやアメニティーも付いています

エコノミーよりは少し広くゆったりしていますが、カーテン奥に見えるビジネスクラスとはやはり違いますね

  

 

深夜だというのに、すぐに飲み物や食事のサービスがありびっくり  迷いながらも・・やっぱり食べてしまいました

今回、初めてエバー航空を利用しましたが、機内食もけっこう美味しくて、サービスも良く、思った以上でした 

ヨーロッパは遠いです・・・パリまで約13時間のロングフライト・・・ほんとに長旅です