疾走
読了日:04月25日 著者:重松 清
読書メーター
重松清は
現代の家族の書き方が巧いなと思う
この作品の主人公は15歳の少年
無口な父親と気弱な母親と秀才の兄との4人家族
この家族が
兄が起こしたある事件を機に崩壊の一途をたどる
引きこもり
少年犯罪
いじめ
家庭内暴力
殺人
自殺
など
結構重いテーマが描かれているけど
時々見え隠れする希望や光や温かさが印象的
主人公の少年の心の色も
すごく伝わってくる
「つながりたい」
「帰りたい」
「誰か一緒に生きてください」
幼い心に容赦なく突きつけられた“ひとり”という現実
そして
いろいろなひとの“ひとり”を背負った少年
仲間が欲しいのに誰もいない「ひとり」が、「孤立」
「ひとり」でいるのが寂しい「ひとり」が、「孤独」
誇りのある「ひとり」が、「孤高」
読んでいて苦しくなった
悲しくなった
気持ちが悪くなる部分もあった
暴力や性の描写が激しく
ぐっと心臓を掴まれるような感覚にもなった
だけど
“いきていく”っていうこと改めて考えさせられた
気持ちのいい作品ではないけど
深く残った
話の最後の最後にわかるんだけど
この物語の語り手にも注目してほしい
読了日:04月25日 著者:重松 清
読書メーター
重松清は
現代の家族の書き方が巧いなと思う
この作品の主人公は15歳の少年
無口な父親と気弱な母親と秀才の兄との4人家族
この家族が
兄が起こしたある事件を機に崩壊の一途をたどる
引きこもり
少年犯罪
いじめ
家庭内暴力
殺人
自殺
など
結構重いテーマが描かれているけど
時々見え隠れする希望や光や温かさが印象的
主人公の少年の心の色も
すごく伝わってくる
「つながりたい」
「帰りたい」
「誰か一緒に生きてください」
幼い心に容赦なく突きつけられた“ひとり”という現実
そして
いろいろなひとの“ひとり”を背負った少年
仲間が欲しいのに誰もいない「ひとり」が、「孤立」
「ひとり」でいるのが寂しい「ひとり」が、「孤独」
誇りのある「ひとり」が、「孤高」
読んでいて苦しくなった
悲しくなった
気持ちが悪くなる部分もあった
暴力や性の描写が激しく
ぐっと心臓を掴まれるような感覚にもなった
だけど
“いきていく”っていうこと改めて考えさせられた
気持ちのいい作品ではないけど
深く残った
話の最後の最後にわかるんだけど
この物語の語り手にも注目してほしい