2010年 日本
監督 矢崎仁司
★★☆☆☆
傍目から見ると幸せそうな夫婦
でも心はすれ違うばかり
「この家には恋が足りない」
要するに
夫婦でダブル不倫して
お互いに小さい嘘を積み重ねていくっていう話です
もともと
恋愛小説だったらしいんだけど
これは映画化せずに本のままがよかったんじゃないかなと思う
小説って
読者にとっては脚本のようなもので
読みながら情景を思い浮かべたり人物の気持ちを想像したりして
自分なりに一つの作品を作り上げていくでしょ?
いわば読者自身が映画監督というわけです
私の場合は
伊坂幸太郎の作品以外は大抵原作を読んでない場合が多いから
映画作品として鑑賞できるんだけど
この映画は大衆向けの映画作品じゃなくて
誰かが読みながら思い浮かべた情景という印象で
映画というより本という感じでした
だから
何というか
私にとっては
パンチが足りませんでした(笑)