acco ZONE

コトバにしなきゃ伝わらないこともある
コトバにしなくても伝わることもある
accosのつらつら日記

【旅】Hyderabad ハイデラバード

2011年01月12日 | 
【年末年始ぶらり旅 最終日8日目】


旅もいよいよ最終目的地
アンドラプラデーシュ州の州都Hyderabadへ

2011Hyderabad


この街は他の地域に比べてイスラム色が強いからなのか
建物の装飾や彫刻も精細なものが多かったです

青空のキャンパスに
宗教建築の滑らかな屋根の形が映えてて美しかった


ハイデラバードはチキンビリヤーニとかマトンビリヤーニが有名だと言われています
書きながらもヨダレが出てしまうほどなんだけど
私としたことが食べ損ねてしまった…

なぜかベジタリアンのターリーばっかり食べてた
そういう気分だったってことですね

あとKarachi Bakeryというお店のビスケットも有名
ブラブラ歩いてたら
やたら込んでるパン屋を発見
入ってみるとショーケースにずらっと並ぶビスケットたち
お土産に買って帰ることに

みんなに配ってるときに
有名なお店のビスケットだということがわかって
ちょっと得した気分になりました

(ちなみにアンドラピクルスも有名だそうです)


さて
ハイデラバードはインド第五の都市だと言われてるだけあって
結構広い街でした

なので
街中の移動はバスで

安く遠くまで行けるし
値段交渉で疲れることもないし
事故にあってもオートやバイクの場合より怪我も少なそうだし
オートのおっちゃんに気をつけなくてもいいし
いろいろな意味で安全です

ハイデラバードはバスのシステムがわかりやすかった
テルグ(アンドラプラデーシュ州の言語)でしか行き先書いてないバスもあったけど
大半は英語で書いてあったし
バス停にも方面とバス番号が書いてあったし
本数も多そうだったし
街も結構広かったのでどんどん活用させてもらいました

さすがに行き先とかルートを把握するまでには至らなかったけど
行きたいところへは人に聞きつつたどり着けました

行き先が読めなくても
あてずっぽで好きな番号のバスとかこれっぽいなと思うバスが来たら
とりあえず行き先を運転手に告げてみる
たまたま当たったりするとちょっと得した気分になれます


Golconda Fortに行く時は
ホテルのおっちゃんにバスの番号聞いて
バス停でも番号と行き先をバスの表示で確認したんだけど
「Golconda Fort?」と自信満々に言いながら乗り込もうとしたら
降りてきたおねえちゃんとか運転手のおっちゃんとかが
「反対反対!」と教えてくれました

こういう経験も楽しいものです



街の中心に湖があったり
Golcondaの街のようにのんびりしたところもあるし
イマドキの店や外資系のお店もたくさん見かけたし
住むにはいい所かもしれません

次はビリヤーニ食べなきゃ!


というわけで
年末年始ぶらり旅も無事終了し
夜行列車でバンガロールへと向かうのでした


ちょうど高校生の修学旅行か何かの団体と同じ車両になり
違う車両に引き離されてしまった数名の学生たちを同じ車両に座らせるため
私たち部外者は他の車両に追い出されてしまいましたwww

でも
クラスメイトとの旅行の思い出は
ずっと心に残る大切だなものだから
しかたないよね

言葉が通じなくても通じるものもある

2011年01月12日 | 
【年末年始ぶらり旅 7日目】

BhubaneswarからHyderabadまで
電車で23時間

その電車内での出来事


向かいに座ったにいちゃんが
オディヤー(オリッサ州の言葉)で話しかけてきた


私はオディヤーが全然わからない


コルカタ行きの機内で
たまたま隣り合わせたオリッサ出身のにいちゃんに教えてもらった
「駅はどこですか?」しかわからない
(「ステイション コーティー アチー?」)


そして
にいちゃんは英語がほとんどわからない


そんな状況で3時間
このにいちゃんが電車を降りるまでずっと話してました


もちろん
使ってる言葉の意味自体がわからないんだから
完璧に意思疎通ができたわけじゃないと思う

でも
お互いに相手が何を言おうとしているかを想像したり
どうやったら相手に伝わるかをあれこれ考えたり
わからないことにこだわりすぎずに
適当にわかったフリをしたりしてたからこそ
3時間も話せたんだと思います


同じ会話をCDで聞いたとしても
全然理解できなかったはず

きっと
面と向かって話していたこと
話している人の言葉以外の動作とか表情の情報が手に入ったこと
共有している情報(窓を流れる風景とか同じ概念とか)があったことが
理解につながったんじゃないかなと思う





日本語教えるとき
英語は基本的に使わずに教えてるんだけど
言語を直説法で教わる学習者の負担を少しだけ体験できた気がします

その文型を使う状況をいかにわかりやすく設定するか
その状況をどれだけ具体的に想像させるか
それを既習語彙だけを使ってどうやって表現するか

これが本当に難しいんだけど
今回の体験で改めて重要なんだなぁと感じました




直説法と言えば
大学の事務室で働いてるおじちゃんは会うたびに
カンナダ(カルナータカ州の言葉)でバーーーっと話しかけてきてくれる

「昼ごはん食べたか?」

とか

「何食べたんだ?」

とか

「何時に起きたんだ?」

とか

「コーヒーいるか?」

とかそういう簡単な会話だけど
おっちゃんの直説法のおかげで
カンナダが少しだけわかるようになりました
まだまだ想像力でもってるようなもんだけどね



最近特に
言葉以外のコミュニケーション法に興味があるなぁ

【旅】Bhubaneswar ブバネーシュワル

2011年01月12日 | 
【年末年始ぶらり旅 6日目】

コルカタとプリーを一緒に回った友人をここでお見送り
ここからはぶらり一人旅

Bhubaneswarはオリッサ州の州都

2011Bhubaneswar


想像してたよりもずいぶん広い街で
街全体に点在してる寺院を歩いて巡ったら
5時間くらいかかった

旅先ではできるだけ歩くようにしている

知らない場所をしっかり見るためには歩く速度がちょうどいい
歩く速度だからこそ見えるものがたくさんあるんだ

人々の話し声に耳をすまして
州ごとに違う現地の言葉を聞くのもおもしろいし
目に留まった店で
地元の人にまぎれてるフリしてチャイ飲むのもドキドキして楽しいし
野良犬とすれ違うのもワクワクするし
おもしろい建物があれば立ち止まってじっくり観察できるし
人とすれ違う時も同じ目線で同じ速度で目が合うからにこっと笑いあったりできることもあるし
時々面倒なこともあるけど断然歩いたほうが街の印象が強くなる




私が滞在した日が特別だったのか
街のあちこちに警官がたくさん立ってたし
ホテルもインド人以外は滞在できないと言われたし
(私の場合はインド居住証明書があったから大丈夫だった)
その所為か街の人たちも何かを警戒してるように感じたなぁ

私のようなよそ者にはわからない街の事情があるのかもしれないなぁ


さて
知り合いの人によると
オリッサはお寺への異教徒の立ち入りに厳しいと有名だそうで
街で一番大きいLingaraj Templeも然りでした


それを知らずに入ろうとしたら

入口に立ってた警官:「あっちでカメラと携帯電話預けて来い」



と言われたので預けに行ったら



荷物係のおっちゃん:「…おまえインド人か?」

accos:「いや」

おっちゃん:「どっから来た?」

accos:「日本だけど?」

おっちゃん:「入れねーよ」




すかさず後ろに並んでたおっちゃんが若干嬉しそうに「入れねーよ」



ちょっとだけ半笑いのまま
さっき話した警官に確認に行ったら
しれっと

「入れねーよ」


ということでここは潔く断念


その後に訪れた寺院は全部入れました


あるお寺では
僧侶も地元のおっちゃんも一緒になって地べたに座り込み
少年のように目をキラキラさせながら
トランプで遊んでました



ブバネーシュワルで見たお寺は
今はただ建築物が保存されてるだけで
人々がお参りに訪れる場所ではありませんでした

寺院という建築物の価値は
人々がお参りに訪れてこそあるんじゃないかと思います

でもたしかに
彫刻も建築物も美しかったです



Bhubaneswarは
にぎやか過ぎず静か過ぎず
あまり無理をせずに滞在できる場所でした