La Table d’Eden / エデンの食卓

フランスの食と料理、そして私のフランス生活/ タイトルを過去のものに戻し再開します…。

エデンのフランス家庭料理講座5 -豚肉のディアブル風

2008-08-29 22:56:51 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine


Les cours de cuisine francaise5 ≪Porc au diable≫

フランス家庭料理講座、今回は豚肉のディアブル風です。この料理は日本でも、悪魔風、小悪魔風などと呼ばれ、ソースにマスタードをたっぷり使っていることが特徴です。粒マスタードは、たくさん使っても、辛味はさほど強くないので、誰にでも食べられます。

材料 (2人分)

豚肉  (肩ロース、ひれなど)  2枚 
小麦粉  適宜
卵黄   一個分
粒マスタード  大さじ1
パン粉   大さじ1
にんにく  1かけ
粉チーズ  小さじ1 
香草    適宜
塩、こしょう  少々
油       大さじ2


作り方

① 豚肉に塩、こしょうし、小麦粉を両面に付けておきます。



② フライパンに油大さじ1を熱し、①を両面焼き色をつけて焼き、耐熱容器に取っておきます。



③ フライパンに油大さじ1を熱し、にんにくの摩り下ろし、パン粉を色づくまで炒め、取り出して香草みじん切り、粉チーズとあわせておきます。



④ マスタードと卵黄を混ぜたものを②の表面に塗り、③をふりかけ、200℃位のオーブンで、5~10分焼きます。



取り出したらすぐに、お皿に盛り付けましょう。




鶏肉や切り身の魚でもおいしくできます。いろいろ作ってみてくださいね。

Bon appetit!


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エデンのフランス家庭料理講座4 -アンディーヴのグラタン

2008-08-22 13:51:32 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine


Les cours de cuisine francaise4 ≪Endives au jambon≫

今回はアンディーヴのグラタン、『アンディーヴ・オー・ジャンボン』です。
みんな大好きな定番のグラタン、チコリともエンダイブとも呼ばれる、アンディーヴがたっぷり入っています。生のままでもサラダなどにしてよく食べられますが、火を通すと、まったく味わいが違って、これもとてもおいしいです。ほのかな苦味と甘みが特徴の野菜です。
ジャンボンとはハムのことです。フランスのハムは大きいので、大きさによって量を調節してください。
ベシャメルソースとはホワイトソースのこと。いろいろな料理に応用が利きます。


材料(2人分)

アンディーヴ 3個(小さければ4個)
ハム     大3~4枚
エメンタールチーズ(すり下ろし)  100グラム
塩 胡椒   少々
レモン汁   少々

≪ベシャメルソース用≫
牛乳   400cc
バター   30g
小麦粉    30g
塩 胡椒   適宜
ナツメグ   少々


作り方

① アンディーヴは洗って、レモン汁を入れた熱湯で中までやわらかくなるまで湯でます。



② ①を縦半分に切りハムを巻き、耐熱容器に並べます。オーブンは200℃に温めておきます。



③ ベシャメルソースを作ります。鍋にバターを溶かし、小麦粉を入れ粉けがなくなるまで炒めます。



④ 牛乳を温め、沸騰してきたら火を止め③に少しずつ加えながら弱火で泡だて器でかき混ぜ続けます。



⑤ 塩、こしょう、ナツメグで味を調えます。

⑥ ⑤のべシャメルソースを②にかけ、おろしチーズをかけます。



⑦ 焼き色が付くまで焼いて、出来上がり。



そのままテーブルに出して、取り分けて食べましょう。

Bon appetit!




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エデンのフランス家庭料理講座3 -サラダ・ニソワーズ

2008-08-16 13:17:22 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine


Les cours de cuisine francaise3 ≪La salade nicoise≫

今回はサラダ・ニソワーズ、ニース風サラダです。フランスでは最もポピュラーなサラダのひとつです。ニース(プロヴァンス)地方の郷土料理です。ゆでたジャガイモなどが入るのは、『パリ風』であるとも言われています。
小さめの皿に盛り付け、前菜にしても良いですし、これとパンがあれば昼食などには十分の量になります。


材料(2~3人分)

レタス   1/3個位(種類による)
きゅうり  大きいもので端から4~5センチ位  小さい日本のきゅうりなら1/2個本位
ジャガイモ 1個
サヤインゲン   1束
赤ピーマン  1/2個
緑ピーマン   1/2個
トマト     1個
卵       2~3個
マグロ油漬け(缶詰)  1缶 ※生のマグロでも良い 150グラム
アンチョビ   10尾
黒オリーブ    12粒位

ドレッシング用

オリーブオイル  大さじ4
ワインビネガー  大さじ2
塩        小さじ1
にんにく(すりおろし)  1かけ分
(好みで)マスタード  小さじ1


つくり方

①ドレッシングをつくります。油以外の材料を泡だて器で混ぜ、最後にオリーブオイル少しずつ加えながら混ぜます。

②マグロの油漬けは油を切っておきます。生のマグロの場合は。塩をふって10分位置き、ペーパータオルでふき取り、かぶるくらいのオリーブオイルで15分位ゆっくり煮るか、オリーブオイルでソテーして、小さめに切っておきます。

③卵はゆでて殻を剥いておきます。

④ジャガイモは皮を剥いて丸ごと湯で、2~3センチ角に切り、インゲンは筋を取って湯で、端を切り落とし、赤、緑ピーマンは細切りにします。

⑤トマトはくし切り、きゅうりは7~8ミリ位の厚さの半月、またはいちょう切りにします。



⑥レタスは洗って水気を切りちぎって皿に敷きます。



⑦野菜類を彩を見ながら同間隔に並べていきます。



⑧マグロ、アンチョビ、たまご、オリーブを乗せていきます。



⑨ドレッシングをかけて、出来上がり。

盛り付けなどは好みで自由にやってみてください。細長い野菜類は長さをそろえておくと仕上がりがきれいです。たまごは好みの湯で加減で。ドレッシングは食べる直前にかけてください。



Bon appetit!

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エデンのフランス家庭料理講座2-子牛のポーピエット

2008-08-13 20:17:03 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
Les cours de cuisine d'Eden2 -≪Les paupiettes de veau≫



先日ご紹介した、子牛のポーピエット用のお肉で作るお料理です。
さっそく作っていきましょう。
Paupietteとは、スライスした子牛、牛、子羊、鶏、舌ひらめなどに、詰め物を塗って巻き、蒸し煮したり、ソテーしたりした料理のことです。

材料
子牛のポーピエット用肉  2個
玉ねぎ   1/2個
人参  小1本
トマト  大1個
バター  大さじ1
トマトペースト   大さじ1
白ワイン  100㏄
フォン・ド・ヴォー≪子牛のフォン≫  200㏄
(缶詰や粉末タイプを湯で溶いたもので可)
塩 こしょう  適宜
砂糖    小さじ1
香草(飾り用)  適宜

作り方

① オーブンは180℃に温めておきます。
② 玉ねぎ、人参(端の細い部分を3から4センチ位)、にんにくのみじん切りをバターで良く炒めます。



③ トマトペーストを加え良く混ぜ合わせます。



④ ざく切りのトマトを加え軽く炒めます。



⑤ 用意したポーピエット肉を入れ、白ワインを注ぎます。



⑥ フォン・ド・ヴォーを加え、4~5分ほど煮込み、容器に移して、オーブンへ。



⑦ 待っている間に、人参のグラッセを作ります。
  鍋にバター大さじ1、砂糖、残りの人参を5ミリ位の輪切りにしたものを入れ、ひたひたに水を注ぎ、弱火で、煮詰まるまでゆっくり煮ます。



⑧ 20~30分して、肉に焼き色が付いたら、オーブンから取り出します。



⑨ 煮汁の水分が多ければ、煮汁のみ鍋に移し、煮詰めます。味を見て薄ければ塩こしょうで調節してください。



⑩ 皿に肉と、煮汁のソースと、人参を盛り付け、香草をみじん切りしたものを、上からかけて飾り付けて、出来上がり





おもてなしにもぴったりな一品に仕上がりました。
Bon appetit!



※自分で肉を準備する場合は…

① 子牛肉薄切り120g位×2にラップをかけて、肉たたきなどでたたいて伸ばし、塩こしょうします。

② 豚ミンチ(ひき肉)150gに、玉ねぎ1/2個と、マッシュルーム等のきのこ類(2~3個)のみじん切りを、バターで炒めたものを混ぜ合わせ、よくこね、2つに分けて丸めます。

③ 薄切り肉でミンチ肉を包んで丸め、タコ糸等で縛ります。 



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エデンのフランス家庭料理講座1 ラタトゥイユ≪La Ratatouille≫

2008-08-08 20:38:21 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
エデンのフランス家庭料理講座 Les cours de cuisine francaise d'Eden1-ラタトゥイュ


今回から、フランス家庭料理講座を始めます。どこの家庭でも作られているようなおなじみの料理を紹介していきたいと思います。第一回はラタトゥイユ(Ratatouille)です。南仏プロヴァンス地方の家庭料理です。ラタトゥイユの語源はフランス語のTouiller(かき混ぜる)で、初めのRata-は軍隊言葉で「ごった煮」という意味だそうです。
それでは、夏野菜をたくさん使って、何にでも合う人気のお惣菜をつくっていきましょう。 ちなみに講師は私です(笑)。

材料(4~5人分)
トマト  tomatos  大3~4個
玉ねぎ  oignons  1個
にんにく ail  1かけ
ズッキーニ courgettes 2~3本
ナス    aubergines  大1(日本の小さいナスなら2~3本)
赤(黄)ピーマン poivrons 1個
塩    sel ひとつまみ
オリーブ油 huile d'olive 大さじ3
白ワイン   vin blanc  大さじ1~2

その他、好みで
香草 herbes(タイム、ローリエ、フェンネル、セルフィーユなど) 少々
トマトピューレやトマトペースト  大さじ1位

作り方
① トマトは湯剥きしざく切りにします。熱湯に入れ皮がめくれてきたら水にとると、すぐに剥けます。



② みじん切りのにんにくと玉ねぎをオリーブ油大さじ1で、中火でよく炒めます。



③ ズッキーニを半月切り、赤ピーマンを2センチ角に切ったものを加え、油がなじむまで炒めます。



④ 2センチ角に切ったナスを加え、オリーブ油大さじ2を加え、よく炒めます。



⑤ トマトを加え、塩を加え(味を見ながら加減する)、白ワインを加えてよく混ぜ合わせ、ふたをして15分以上煮る。(トマトの味が弱ければ、トマトペーストなどを加えてもよい)。



こんな感じになってきます。



⑥ 好みでハーブ類を加え軽く炒めて、出来上がり。



そのまますぐ食べても、冷蔵庫で冷やして、次の日などに食べてもおいしいです。たくさん作り置きしておくと便利です。よく冷えたロゼや白ワインと一緒に…。 



Bon appetit!


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