La Table d’Eden / エデンの食卓

フランスの食と料理、そして私のフランス生活/ タイトルを過去のものに戻し再開します…。

1755年生まれ??永遠の定番焼き菓子、マドレーヌ

2021-06-28 17:15:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、フランス菓子の中でも最も有名と言ってもいいくらいの定番焼き菓子、マドレーヌを紹介します。
ある意味どこででも買えるし、珍しさも無いようですが、自分で作ると本当に美味しく出来ます。

簡単ですが、手土産やプレゼントにも出来ますし、基本を覚えておくと、他の材料を加えていろいろな味のものも作れますよ。


【マドレーヌの由来】

主に二つの説を見つけました。
1755年に、ロレーヌ地方のコメルシーのお城で、スタニスラスレスジンスキーのレセプションに出す菓子が足りず揉め事が起きていた際、マドレーヌという名の女性料理人が、祖母に教わった菓子を提供することを申し出たというもの。
もう一方は同じくマドレーヌという女性が、サン・ジャック・ド・コンポステル(サンチアゴ・デ・コンポステーラ)の巡礼者に提供する菓子として貝殻を使って作ったものとのことです。

案外どちらも事実だったりして…。
そんなマドレーヌさんのことを思い描きながら作るのも楽しいですね♪


さて、フランスには、
プルーストのマドレーヌ 【La madeleine de Proust】という表現があります。

意味は、「匂い、色、場所によって引き起こされる郷愁の感覚のこと。」

 これは、マルセル・プルーストの本の中で、マドレーヌをお茶に浸して食べた瞬間のように、何かをきっかけに一瞬で人を過去や子供時代に戻す感覚のこと。これは、彼の著書「失われた時を求めて」の一節に書かれた表現です。

誰にとってもプルーストのマドレーヌがあると思います。
あなたにとっての “プルーストのマドレーヌ” は何ですか?



マドレーヌ
(一個当たり6.7×4.8cmの大きさのもの25〜27個くらい分)

【材料】
卵 3個
砂糖 140g
はちみつ 10〜15g (無くても可)
薄力粉 150g
ベーキングパウダー 5g
溶かしバター 150g
塩 3〜4g 小さじ1/2弱程度

① 卵と砂糖を混ぜる

② ①にはちみつを加える




③ ②に薄力粉とベーキングパウダーを混ぜたものを加える

④ 溶かしバターを2回に分けて加え混ぜる



⑤ 冷蔵庫に一晩寝かせる(最低でも1から~2時間寝かせる)

⑥ 型に入れ、200度で4分、180度で6分焼く





オーブンにより長さは変わります。
この焼き時間は最短な方なので、10分ほど焼いたらよく見て、まだ焼き色が薄ければ1〜2分追加してください。

はちみつはなくてもいいです。

レモンの皮すりおろしやレモン汁大さじ1を加えても美味しいです。
バニラビーンズを入れても香り高いマドレーヌになります。

出来たマドレーヌをフランス人同僚にお裾分けしたら、絶賛されました。


信じられない(くらいおいしい)的な…?(笑)




マドレーヌ、シェル型(参考)↓
私がフランスで買った型とほぼ同じものだと思います。

生地を入れる前に薄くバターを塗ってください。
アルミ等の型の場合、バターを塗ったら小麦粉を茶漉しなどで薄く振ってください。


動画がとてもわかりやすいので、お時間ある時にどうぞ。





是非作ってね。

それではまた次回に☆


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タプナード【グリーンオリーブ編】植物性のみ/ パスタソースも作れます☆

2021-06-25 18:48:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。

今回は、タプナード第2弾、グリーンオリーブのレシピを紹介します。

植物性のみで、ヴィーガンもOKです。
やや軽めの口当たりで、ブラックオリーブのタプナードとはだいぶ違います。

グリーンオリーブのタプナード

【材料】
グリーンオリーブ 180~200g
松の実(アーモンドでも代用出来ます)
40g
オリーブオイル 100ml
にんにく 1~2片
塩 ひとつまみ




今回はハンドブレンダーを使っています。
フードプロセッサーやミキサーでもOK。

ブレンダーなら、なるべく深めの付属容器などを使ってください。
結構飛び散ります。
絵的によく見えるようにボールでやったら、松の実が顔に当たりました…💧

ブレンダー等で、材料全部を粘りが出ないよう、時々止めながら切り混ぜます。







今回は、パン・ド・カンパーニュに付けてみました。





タプナードを使って、パスタソースもおすすめです。

ブラックオリーブのタプナードとトマトピューレ(トマトソースでOK)で作ったソース。
ピューレ3:タプナード2の割合






グリーンオリーブのタプナードと生クリームを半々くらいで合わせたソース。





どちらも塩胡椒で味を調節してください。

焼いた肉や魚にかけても美味しいですよ♪



グリーンオリーブとブラックオリーブは種類が違うのでは無く、成熟度の違いです。
 グリーンオリーブは、規格のサイズに達したらすぐに、そして色の変化が始まる前に、早く摘み取られます。 グリーンオリーブの収穫は通常8月から10月の間に行われます。 ブラックオリーブの場合、収穫は地域によっては12月末まで続くそう。

 グリーンオリーブはブラックオリーブよりもカロリーが少なく(炭水化物の含有量の違い)、ブラックオリーブはオリーブオイルを作るためのものでもあります。
ただブラックオリーブはグリーンオリーブよりも鉄、セレン、マグネシウムの量が多いとのことです。

これらの中間の紫色のオリーブもあります。



塩は今回もフルール・ド・セル-fleur de sel (塩の花)を使いました。
普通の自然塩で十分ですが、繊細で美味しい塩なので参考まで。日本でも買えますね。

フルール・ド・セル

こちらでも紹介
ブログ記事


パスタソースに入れたドライのチャイブはこちらの記事に作り方載せてます。

種抜き、グリーンオリーブ(参考)


動画でわかりやすく☆


それではまた。


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ブラックオリーブのタプナード

2021-06-24 17:27:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。

今回はブラックオリーブのタプナードの作り方を紹介します。
南仏のオリーブのペースト。
定番アペリティフ(食前のおつまみ)です。




タプナードは、1880年、マルセイユの古い港の近くで、メイニエ(Meunier)という料理人によって初めて作られたという事で、今もプロヴァンス地方の名物であり、フランス全土で人気です。

オリーブには、黒と緑がありますが、今回はブラックオリーブで作ります。
一般的にレシピにも違いがあります。


【材料】
ブラックオリーブ 180~200g
アンチョビ 30g
ケーパー 30g
オリーブオイル 100ml
にんにく 1かけ
塩 適宜

【作り方】
①フードプロセッサーやミキサーに全ての材料をいれます。


②時々止めつつできるだけゆっくり目に回してペースト状にします。
やり過ぎて、クリーム状にならないようにして下さい。






ブラックオリーブ
参考


アンチョビは缶詰めのものを使いました。
日本でも缶詰めなら手に入りやすいですね。

参考

ケーパーは、タルタルソース記事でも使っています。もし購入したら是非両方作って活用し切ってください(笑)。タルタルソースの作り方記事

参考


カンパーニュ系のスライスに塗ったり、バゲットを小さく切って塗ったりして、アペリティフにどうぞ。




塩はフルール・ド・セル-fleur de sel (塩の花)を使いました。
ウッフ・ア・ラ・コックの記事で、紹介しています。
オリーブ、アンチョビに塩気があるので塩は入れなくてもいいのですが、入れる場合は、ほんの少し自然塩を加えます。


動画でわかりやすく☆


肉や魚のソースにしたりパスタに合わせても♡

次回は、グリーンオリーブのタプナードを作ります。
植物性のみで作る風味のかなり違うタイプです♪


ではまた☆

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フランスのじゃがいものグラタン/グラタン・ドーフィノワ

2021-06-22 19:00:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
みなさん、こんにちは。

今回は、グラタン・ドーフィノワという、フランスのじゃがいものグラタンを紹介します。
付け合わせに大定番のグラタンです。

グラタンドーフィノワは、1788年7月12日(フランス革命の前夜)に、ドーフィネ(フランス南東部のかつての州、州都はグルノーブル)のギャップ市の市役所で提供された夕食の際に初めて出されたという、伝統のある料理です。

でも作り方はシンプルで簡単です。
それぞれの家庭でいろいろな作り方をしていますが、真のグラタン・ドーフィノワは、チーズも入らず、ソースも作らずオーブン等でゆっくり火を入れていきます。

生クリームがなければ牛乳だけでOK。

材料
じゃがいも 大3~4個 400g位
牛乳 200~300ml(cc)
生クリーム 100ml(cc)
バター 30g
にんにく 1〜2かけ
塩 小さじ 1位
胡椒 適宜
ナツメグ 適宜

【作り方】
①じゃがいもの皮を剥き、3mm程度にスライスします。




②グラタン皿などにバターを塗り、じゃがいもを並べていきます。





③重なってもいいので隙間なく並んだら、塩胡椒ナツメグ、にんにくスライス数個を置きます。




④牛乳生クリームをじゃがいもが、かぶる程度に注ぎます。




⑤じゃがいも、塩胡椒、ナツメグ、にんにく(最初の段だけでも可)牛乳、生クリーム…と同じ工程で重ねます。




⑥また⑤を繰り返します。

⑦上にバターを置き、170~180度のオーブンで一時間ほど焼きます。






※表面の焼き色がつきすぎたら、アルミ箔などで蓋をするか温度を下げてください。

マフィン型などでいくつか作り、冷凍しておき、レンジで解凍して一人分の付け合わせや、お弁当に入れたりすると、便利です。

★切ったじゃがいもは水にさらしたり洗ったりしないでください。
澱粉が溶け出るとソースのつなぎの役割が出来なくなってしまいます。
ホワイトソースの小麦粉の代わりの役目をするのです。



動画でもわかりやすく紹介しています。


ではまた次回に☆


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仔牛のブランケット【フランスのクリームシチュー】作りやすいレシピ

2021-06-20 22:30:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。

今回は、仔牛のブランケットの紹介です。
仔牛肉のクリーム煮(クリームシチュー)です。
日本の一般的なクリームシチューとはかなり味わいが違います。
レモンが効いて、ハーブ(ブーケガルニ)やクローブ(チョウジ)が風味を増しています。
ブーケガルニは別動画でわかりやすく作り方を紹介しています。

⚫︎ブーケガルニの作り方
ブログ記事↓

動画↓

材料が手に入りにくい場合は、粉末のタイム、ローリエの派を一枚入れるだけでも大丈夫です。

⚫︎タイム↓




クローブ(チョウジ)もスーパー等になければ、ネットでも買えます。

⚫︎クローブ↓


仔牛のブランケット
【材料】

仔牛肉 300〜400g(肩肉、ばら肉など)
人参 1〜2本
ネギの白い部分 1本 70〜80g
セロリ 1〜2本 50g
マッシュルーム 150〜200g
レモン汁 大さじ1〜2
ブイヨン 1キューブ
白ワイン 1/2カップ
ブーケガルニ 1
玉ねぎ1 + クローブ 3〜4粒
小麦粉 20g
バター(ソース用 20g、野菜・マッシュルーム用10gずつ)
生クリーム 1/2カップ (100cc)
塩、胡椒 適宜

作り方
① 仔牛肉は切ってサッと下茹でする。





② にんじん、ネギ、セロリは小さく切る(輪切り、小口切り)






③ 玉ねぎ丸ごとにクローブを刺す


④ ①②をバター10gで炒める


⑤ マッシュルームをバター10gとレモン汁で、別に炒め、出しておく。


⑥ ④に、クローブを刺した玉ねぎとブーケガルニ、ブイヨンキューブ、白ワインを加え、水を具材が被るくらいに入れ、1時間から一時間半煮込み、ブーケガルニ、クローブ付き玉ねぎを取り出す。 


⑦ 別鍋にバター20gを溶かし、小麦粉を入れホイッパーで混ぜながら少しずつ肉と野菜の煮汁を加えソースにする。ホワイトソースと同じ要領で作ります。




⑧途中煮汁代わりに生クリームを加える。良く混ぜてソースが完成。


⑨ ⑧を肉野菜が入っている鍋に加え、さらにしばらく煮て出来上がり。






パンにもごはんにも合います。
フランス人も、良くお米を炊いて合わせています。

マッシュルームがたくさん入るのがポイント。
生の方がいいですが、缶詰のでもOKです。
しめじなどでも美味しいと思います。

セロリは無くても可。
生クリームは、サワークリーム(クレーム・フレッシュ)や牛乳で代用できます。

仔牛肉以外に、鶏肉で作っても美味しいです。
ぜひ作ってみてくださいね。



それではまた☆

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タルタルソース/ 簡単だけど本格派を手作り☆

2021-06-19 14:58:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。

今回は簡単ですぐ出来るけど本格的な味、タルタルソースの作り方を紹介します。

日本では、卵入りのリッチなタイプが主流ですが、フランスでは、ゆで卵は入って無い方が多いです。

両方をご紹介しますね。
ゆで卵無しの方はよりソース感が強いです。
フライドポテト、ジャガイモのガレットなどに付けても美味しいですよ。

ハーブはドライでもOK

ドライハーブ↓

マヨネーズは、自家製マスタード入りを使いました。
自家製プレーンタイプや、市販品を利用の際はお好みでマスタード小さじ1ほど加えると大人味に。

コルニッションやケーパーは、割と手に入りやすいと思いますが、ネットでも購入出来ますし、いろいろな料理に使えるので便利です。


 
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

成城石井 コルニッション ピクルス 370g
価格:323円(税込、送料別) (2021/7/5時点)


コルニッションは、フランスのポテサラ、ピエモンテーズに使ったものと同じです。

ケーパー(参考)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

SO ケッパー(酢漬け)100g(固形量60g)
価格:394円(税込、送料別) (2021/7/5時点)


【材料】
玉ねぎ 1/4個分
マヨネーズ 150g
ケーパー(ケッパー) 大さじ1分
コルニッション 4-6個
パセリ 大さじ1〜2杯分
     (ドライの場合は小さじ1くらい)
塩、胡椒 適宜
好みでマスタード 小さじ1

※卵入りにする場合 
ゆで卵 1個

【作り方】

①玉ねぎ、ケーパー、コルニッション、パセリ、ゆで卵(入れる場合)をみじん切りにする。


②マヨネーズ、塩、胡椒、好みでマスタードと一緒に混ぜる。


↑こちらはゆで卵入り

ゆで卵無し↓



マヨネーズも簡単に作れます♪

クックパッド/レシピ


【タルタルソースの由来】

タタール人(Tatars)に起因する説を多く見つけました。
タタール人とは、ユーラシアの草原に住む多様な民族で、ロシア系が多く、19世紀に、ロシアの貴族に雇われていたフランス人シェフ達が、マヨネーズをベースに、魚の好きなロシア貴族に作ったソースがタルタルソースの起源という説が多いです。

これまたいろいろ歴史がありますね…。



いつもの料理に変化を加えて新たな味に♪




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ブーケガルニの作り方/ 定番とパック詰め、2パターン紹介

2021-06-16 17:43:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
みなさんこんにちは

今回は、ブーケ・ガルニ/ブーケガルニ(Bouquet garni) の作り方を紹介します。
フランス料理では避けて通れないこの用語、聞いたことはあるけど結局なんなの?という方も多いかと思います。

料理の際、肉や魚の臭みを消したり風味をつけたりする、香草類の束です。
ブーケは知っての通りブーケ(花束)、ガルニとは、さまざまな意味合いがありますが、備えられた、備え付けられた、完備された、という感じで、料理の付け合わせをガルニとかガルニチュールともいいます。

ブーケガルニの場合は、〝備えられた、一通り揃えられた(ハーブの)束〟
といった感じでしょうか…。

たくさんの種類のハーブを揃える必要はなく、ローリエとタイム、パセリくらいで十分です。
ドライのローリエとタイムだけのセットで売られているものもあります。

近所のスーパーでは、ローリエ、タイムが別々にですが大量に並んでました。
ブーケガルニ用ですね。ザ・基本アイテムです。



今回2パターンで作り方を紹介します。

まず、オーソドックスな、ハーブと香味野菜を紐で巻いて束にしたもの、そして私が便利だと思い使っているお茶パック利用の作り方です。


まずは、束にする方のやり方です。

分量は余っているもの、手に入れられる範囲のものの中で適宜でどうぞ。


材料
⚫︎タイム
⚫︎パセリ
⚫︎ローリエ
ローズマリー
ポロネギ(普通のネギで可)の青い部分
にんにく
セロリの茎

⚫︎はブーケガルニの基本となるもので、後は好みで。
ハーブ類を束にしたら、セロリ、ニンニクを加えて、ネギの青い部分で巻き、紐で縛っていきます。









吊り下げて乾燥させたら長持ちします。
ドライフラワーを作る感覚で…。


キッチンハサミ


続いて、お茶パックを使って作る、〝ブーケガルニパック〟(笑)。
だしパック感覚で使えます。
フォンやブイヨンではないので、だしとは違いますけどね。

煮込みの際にそのままポンと入れるだけ。
飛び出したり溢れる心配も無し。

材料は定番の作り方と同じ、セロリは葉の部分を乾燥させて使います。あまりはハーブ感覚で彩りや風味付けに使えますよ。
紐をお茶パックに変えてください。

作り方
お茶のパックに、電子レンジで乾燥させたハーブと香味野菜を少量ずつ詰めていきます。

お茶出汁パック


こんな感じになります。↓


乾燥剤があれば一緒にして容器に入れておけば長持ちします。

※乾燥ハーブや乾燥香味野菜は、全て前回の記事、ドライハーブの作り方と同じように作っています。

昔の私のブーケガルニのブログ記事も見つけました。
懐かしいな…💦


常備しておくと主に煮込み料理やスープ系に活用できます。
ポトフやブランケット、ブッフ・ブルギニョン、ブイヤベースなどいろいろな料理に…。

もちろんインスタントの粉末やキューブなどもありますが、たまに余裕があればこんなふうに手作りすれば、さらに美味しく感じられますね♪

動画で手順をわかりやすく説明しています。こちらもよろしければご覧ください。



A bientôt 
またね。
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【無駄にしない!】乾燥パセリ等電子レンジで簡単に/フランスから

2021-06-13 14:27:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
 みなさんこんにちは。

今回は、電子レンジで簡単に作るドライハーブの作り方です。

先日、すごく大きな束で(しかも1ユーロだった)でパセリを買ったはいいものの、しばらく生で飾りつけやアクセントに使っても、余ってしまい、微妙に色が変わり始めたので、ドライパセリに。

時々束でハーブ類を買って、余りをこうやってドライにします。

今回使用したのは、パセリとチャイブ(仏名:シブレット)です。

もちろん、ローリエ、バジル、ミント、タラゴン、チャービル、ローズマリー、パセリ、タイム、ディル、チャイブ…。どのハーブでも応用できるので、使い切れないな、腐らせちゃうかも…という時に是非お試しください。
もちろんシソや浅葱など日本のハーブ類にも使えます。

これでストックができて、煮込み料理、サラダ、オムレツ、スープやドレッシング、肉料理、魚料理など、ひとふりして、色味と香りづけに幅広く使えます。

ドライのイタリアンパセリ使用(以前のブログ記事)

こちらに使用のパセリもドライパセリでやっても美味しいです♪(以前のブログ記事)

ハーブの効能。
パセリ 
貧血予防、免疫力強化 

チャイブ 
貧血予防 消化促進

バジル
老化防止 鎮静作用

ミント
鎮静作用 呼吸を整える

タイム
消化促進 呼吸を整える

チャービル(セルフィーユ)
解毒作用 消化促進

ローズマリー
抗酸化作用 集中力を高める

ローリエ
消化促進 炎症緩和

ディル
消化促進 鎮静作用 血液浄化

エストラゴン
消化促進 筋肉痛、肩こり緩和

いいことづくめですね。
消化を助ける、健胃作用などがハーブ類全般的に含まれていますが、肉、魚料理などに多く使うことは理にかなっている様に感じます。

作り方

①パセリは枝から葉を外します。

②レンジで1分くらい加熱。

③取り出してざっと混ぜ空気を含ませます。


④さらに1分加熱。


⑤またかき混ぜます。ほぐして空気を含ませる感じです。


⑥またまた1分加熱



⑦ほぐして、ビニール袋にいれ、麺棒などで潰します。


⑧細かい枝が残っていたら取り外して出来上がり。


☆チャイブ等、ネギ系はハサミか包丁で、細かく切ってから加熱します。
箸で混ぜるとやりやすいです。

今回使用のパセリは20gほど、チャイブは10g弱です。
多く使う場合は時間長めに加熱するか、加熱回数を増やしてください。

レンジによっても時間は変わりますので、少し短めの時間で始めて、様子を見るといいかと思います。

オーブンでやる場合は、100度くらいで30〜1時間弱で様子を見ながら、乾燥させてください。

天日干しも余裕があれば最高ですね。

今回は速くて便利なパターンの紹介でした。
ほんの一手間で無駄が防げて料理が華やぎます♪


それではまた☆

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ラングドシャ-歴史の古いフランス菓子を簡単に☆

2021-06-09 20:55:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、材料も作り方も簡単シンプルなお菓子、ラングドシャを紹介します♪

フランスでも市販品も沢山あるし、パン屋やパティスリーでも良く売られています。

家でも気軽に作れますよ。


私は、先日のマヨネーズ作りで沢山余った卵の白身を使いました😅。


みなさんも料理などで黄身を使って、白身が余ったときなどに活用してくださいね。

歪んでも手作り感あってかわいい❤️←自分救い
特別な材料道具無くても簡単に♪

 ラング ド シャ
LANGUE DE CHAT(フランス語)
  ↑     ↑    ↑
  舌  の 猫  

フランスではアイスクリームに添えて食べることも多いです。アイスクリームにラングドシャ、フルーツなどを盛り付けて、即席パフェ風にしてもかわいいですね。

プレーンなので、チョコを溶かしたものにトロンペしてコーティングしたり、ジャムなどをつけて食べたり、応用が効きます。

ボール一個で出来ますし、泡立ても無し。
スパチュラなど無くても大きめのスプーンで混ぜることも出来ます。
材料も特別なものは要らないので、料理に黄身を使って余った白身を使って、ささっと作れます。

フランスでは市販品も多く昔ながらのポピュラーなお菓子です。

ラデュレのはチョコレートコーティングされていておしゃれ。

絞り袋

口金セット

スケッパー




【材料】
小麦粉 90g
卵の白身 90g (訳3個分)
バター 90g
砂糖 90g
あれば、バニラエッセンス数滴

① バターはサイコロ上に切っておき、室温で柔らかくしておきます。




② スパチュラ(無ければスプーン、木べら、しゃもじでも可)でバターを混ぜながら砂糖を少しずつ加え混ぜます。



③ ②に小麦粉を全て振るい入れます。


④ スパチュラで、最初は切り混ぜる感じで混ぜます。しばらく混ぜていくと滑らかになってきます。




⑤ ④がよく混ざったら、卵の白身を小さいホイッパーかフォークなどでほぐし混ぜる。(泡立てるわけではないです)



⑥ ⑤を④に少しずつ加えながら混ぜ続けます。白身を全て入れて混ぜたら生地は完成。






⑦ 絞り袋に丸口金(直径1cm前後)をセットし⑥の生地をいれます。



絞り袋が無ければ、マチの無いポリ袋に入れ下の角を少し切ります。(直径1cmくらいになる感じで)







⑧ 鉄板に直線上に絞っていきます。(10cm弱くらいが目安)



⑨ 180度で10分ほど焼きます。温度は180〜190度を目安に。オーブンにより差が出るので、ちょくちょく様子を見てください。


⑩ 周りに焼き色が付いたら取り出して冷まして完成。





ショコラでちょっぴり飾りつけ☆







絞り袋、丸口金をお持ちでしたら、お使いください。
無ければ、ジップ付き(でなくても可)ポリ袋でできるバージョンも動画でわかりやすく紹介しています。
動画では、3:20 辺りから

特別な材料、道具なしで♪


フレンチスタイル、マヨネーズの作り方
(こっちは基本的に黄身を使いますので参考に☆😆)



それではまた次回に!


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フランスのポテトサラダ、ピエモンテーズ

2021-06-06 16:00:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
みなさんこんにちは。


フランス在住のFusaeです。

今回は、前回の動画で作ったマヨネーズを使って、フランスのポテトサラダ、ピエモンテーズを作っています♪

フランスでは定番のお惣菜です。
日本のポテトサラダと違って、具の形をある程度の大きさに残し、ゴロゴロっとした感じです。
トマトがかなり入ります。
コルニッションがポイントです。
日本でも手に入りやすくなっていますね。

参考まで
(コルニッション)


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

成城石井 コルニッション ピクルス 370g
価格:323円(税込、送料別) (2021/7/5時点)


ピエモンテーズは、イタリアのピエモンテとは関係がない様で、どちらかと言うと、ロシアのサラダが起源の様に書かれています。これも諸説あり定かではありません。

でもこのサラダは、19世紀にサヴォワの宮廷で出されたとのことで、その存在が確認されています。歴史の古いサラダであることは確かなようです。


ピエモンテーズサラダ
Salade Piémontaise 

材料
じゃがいも 600g (大きいもの3個くらい、中くらいなら4〜5個くらい)

トマト 400g (中3個くらい、小さいもの4~5個位)

コルニッション(きゅうりのピクルス) 40g (大きさによるが普通のサイズで8本、小さいのは10〜12本)

卵(固茹で卵) 3個

ハム 100gくらい(小さいもの4〜5枚くらい)

パセリ(刻んだもの) 
適宜(目安は大さじ1〜2)

マヨネーズ 150g

マスタード 小さじ1
    (私の前回紹介したマヨネーズのマスタード入りのマヨネーズを使う場合、入れなくていいです。好みで粒マスタード小さじ1を足しても可)

生クリーム 
大さじ3

白ワインビネガー(ほかの酢でも可) 小さじ1

オリーブオイル 大さじ1

★作り方
 じゃがいもは丸ごと茹でて皮を剥き、卵も固茹でにして殻を剥いておく。




 じゃがいも、トマトを乱切り、卵は細かく刻み、ハムは1.5~2cm角に切る。



 パセリを刻み、コルニッションは小口切りか粗微塵切りにする。



 マヨネーズと生クリームを混ぜておく。



 ④の混ぜたもの、ビネガー、オリーブ油、塩胡椒と、野菜、卵、ハムと混ぜ合わせる。





 プレーンマヨネーズを使う場合、好みでマスタード小さじ1から大さじ1ほど加えてください。



フランスでは、市販品もいろいろ売られていますし、惣菜屋などでも定番です。
簡単で美味しく、色合いが綺麗なので、おもてなしにも。
おつまみにも、ご飯のおかずやお弁当にもいいです。
ワインにも合います。

いつも普通のポテトサラダじゃつまらないかなという時に気分を変えて、いかがでしょうか?

動画でもわかりやすく紹介しています。
◉簡単すぎフレンチ
【フランスのポテトサラダ/Piémontaise 】




【フレンチスタイル、マヨネーズの作り方】

それではまた☆


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