La Table d’Eden / エデンの食卓

フランスの食と料理、そして私のフランス生活/ タイトルを過去のものに戻し再開します…。

フランスの定番卵の食べ方— ウッフ・ア・ラ・コック

2021-05-28 10:31:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。
今回は、卵料理の定番【ウッフ・ア・ラ・コック】を紹介します。

作り方は料理と言っていいのかわからないくらいシンプルですが、食べ方の紹介という感じになります。
良い卵とパンがあれば、もうご馳走になってしまう一品です。
みんな新鮮で良い卵が手に入るとやります。

アペリティフ(食事前の軽いおつまみ)や、軽食にも。
合わせるのにおすすめなのが、フルール・ド・セル-fleur de sel (塩の花)です。
シンプルな料理ほど味が映える、料理の仕上げ用に使われる繊細な塩です。

※参考までに。
(フランス語のサイト)

フランス土産にもおすすめです。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

サラン カマルグ フルール ド セル 125g【輸入食品】
価格:980円(税込、送料別) (2021/7/5時点)



パンはバゲットや、パン・ド・カンパーニュ、食パンなど、プレーンなものが良いと思います。これを細く切って焼き、バターを塗っておきます。
このように用意されたパンをムイエットと呼びます。


ウッフ・ア・ラ・コック
材料
卵 人数分
パン バゲット、パンドカンパーニュ、パンドミ(食パン)など
卵一個あたり、食パン1/2〜1枚が目安
バター 適宜
塩、胡椒、少々

作り方

①鍋に卵が隠れるくらいに水を入れ沸騰させ、卵をそっと入れる。



② 3分間茹でる。(数を多く茹でる時は茹で時間を少し延ばしてください)



③ 3分経ったら、すぐに水に取り、余熱が入らないようにします。



④ ナイフでぐるりと殻にヒビを入れ、切り取ります。



⑤ 切り口に塩胡椒します。



⑥ ムイエットと呼ばれる、パンを細く切って焼き、バターを塗った物を用意します。



⑦ ムイエットを添えたら出来上がり。パンはバゲット、カンパーニュ、食パンなどお好みで。



⑧ 食べる時は、ムイエットを卵に突っ込んでソース感覚で食べます。(固まってる部分は、スプーンでプリンみたいに食べてね☆)



⑨ 食パンのムイエットで。





こちらにも書いています。


日本で言ったら、卵かけご飯ですね。
そりゃみんな好きなわけだ(笑)。

卵かけご飯にフルール・ド・セルをかけたら美味しそう…。

コクティエと呼ばれるエッグスタンドも、様々な種類があり、これもフランス土産に良さそうです。

ル・クルーゼのコクティエ


↓これ、私のと同じかも⁈(笑)

こちらはラファイエットメゾンにあった美しいコクティエ…。


卵の上部を切り取る専用のカッターもあったり…。
すごく頻繁にやる人は結構持ってます。





卵とパンがあればできてしまう、ちょっと気分の変わる食べ方、みなさんも是非やってみてくださいね。



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クロックムッシュ&クロックマダム croque-monsieur et croque-madame

2021-05-25 10:25:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。
今回はクロックムッシュとクロックマダムについて書きます。
フランスのカフェやブラッスリーで定番のホットサンドです。
お店によって個性があり、食べ比べも楽しいです。

ホワイトソースを挟んで焼きます。作り方は前回の記事を参照してくださいね。

ホワイトソース↓


チーズおろし器


動画の中でも話しましたが、クロックムッシュ誕生の物語は諸説ありますが、1910年、パリのオペラ座近くのキャプシーヌ通りにあったブラッスリー、Le Bel Âgeが発祥だという説が多いです。

当時、カフェやブラッスリーではサンドイッチ用の新鮮なバゲットがなかなか手に入らず、古いバゲットを焼き直して作ったサンドイッチがクロックムッシュの原型のようです。

周りの競合店が、あのサンドイッチの肉は人食いのあの店主が紳士(=ムッシュ)の肉を使って作っているとからかっていたとか。



クロックマダムは発祥の物語が見つからなかったのですが、私はてっきり、卵が乗っているから、卵を産む雌鳥に見立てるのねと思っていたら、どうやら目玉焼きの形を婦人の帽子に見立ててその名がついたようです。

思い込みってこわい…(笑)

★クロックムッシュ
⚪︎食パン(パンドミ) 2枚
⚪︎バター(適宜)
⚪︎ホワイトソース 60g〜70g(出来上がったもの)
⚪︎ハム 1〜3枚 (大きいものなら1枚、小さいものなら2,3枚)
⚪︎中に入れる用の、薄切りチーズ1枚か、削ってある溶けるチーズ20〜30g
⚪︎上にかける用のチーズ(削ってあるもの)
20〜30g

【作り方】
①パンドミ(食パン)2枚の両方にバター、ホワイトソースを塗ります。
チーズとハムを挟み閉じます。





②閉じた両面にバターを塗り、片側にチーズ(あればエメンタールやグリュイエール、コンテなど。なければピザ用などの溶けるチーで◯)をかける。

③オーブンかトースターで焼く(180度、15分くらい。トースターなら短めで様子見てください)


★クロックマダム
【作り方】
目玉焼きを作って、上にチーズをかけてないクロックムッシュの上に乗せる。
(チーズをかけたものの上でもいいです)
塩胡椒、少々を目玉焼きにかける

とても基本的な作り方なので、具材を変えたり手持ちのものを使って、オリジナルのクロックムッシュを作るのも楽しいですね♪


こちらでも載せています。





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ベシャメルソース(ホワイトソース) /sauce béchamel

2021-05-25 09:30:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。

今回は、アップした動画の内容から、ホワイトソース(ベシャメルソース)についてと、簡単な2種類の作り方を紹介します。


フランス料理の象徴的なこのソースは、17世紀にルイ・ド・ベシャメイル侯爵によって、パリの北オワーズ県、ノワンテルという人口1000人に満たない小さな町のノワンテル城で初めて作られたとのことです。

パリから列車で1時間半弱くらいのこの町の城でルイ14世の料理人だったベシャメイル侯爵の名前を取って、この町のある通りの名前が付けられています。(Rue Louis de Béchameil)

ソースの名前はベシャメル(Béchamel)で、ベシャメイルでは無いですが、少し変わっていったんですね。

それにしても、17世紀からだなんて、何という長い歴史。本物は残り続けるんですね…。

ただ私は時間に追われるシングルマザーなので、レンジでさっと作る作り方を編み出しましたよ。ベシャメイル侯爵スミマセン。
17世紀に電子レンジ無かったし、いいよね…😅


では、(ホワイトソース)ベシャメルソースを作ってみましょう。

【パターン1】鍋で作る(グラタン系大皿料理などに)
バター 50g
小麦粉 50g
牛乳 600ml (60cl)
塩 小さじ1/2
ナツメグ(お好みで) 少々

①熱した片手鍋にバター50gを溶かし、小麦粉50gを入れて泡立て器で混ぜる。

②ある程度混ざったら①に牛乳600mlを入れて、火を中火にして温めながら混ぜる。

③火が通ったら、弱火にして塩小さじ1/2、胡椒かナツメグ(両方入れても可、無しでも大丈夫です。)を入れる

④クリーム状になるまでひたすら混ぜ続け、完成。

こちらでも写真入りで説明しています。
★基本編



【パターン2】電子レンジのみで作る
(1人分くらいのちょこっと用)
バター 20g
小麦粉 20g
牛乳 200〜240ml (20〜24cl)
塩 少々
ナツメグ(お好みで) 少々

①レンジにバター小麦粉を入れ20〜30秒温めてバターを溶かして泡立て器で混ぜる。

②牛乳を入れて混ぜて、レンジで30〜40秒温めてまた混ぜる。

③またレンジへ入れて30〜40秒温める。これをさらに2、3回くらい繰り返す。

④急に火が通ってもったりしてくるので、そうなったら急速にかき混ぜる。余熱で火が入ります。

⑤塩を少々入れ、胡椒、ナツメグを好みで加えてかき混ぜ、硬さが良ければ完成。

※もし硬すぎるようなら牛乳を加えてまた少し温め、硬さは調節してください。

★電子レンジ編



小分けにして冷凍しておくと便利、いろいろな料理に使えるソースなので、コツを掴んでおくと料理の幅が広がります。

動画でさらにわかりやすく説明しているので、良かったら見てみてください。




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きゅうりの冷製クリーム和え-concombre à la crème

2021-05-25 03:57:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。
今日は、きゅうりの冷製クリーム和え
Concombre à la crème の作り方を載せます。YouTubeにアップしたのですが、レシピ確認用に紹介したいと思います。

きゅうりはフランス語でコンコンブル、英語のキュウカンバーに文字的に似ているけど、発音すると別物ですね…。


誰でもさっとすぐできて、クリーム和えなのにさっぱりとしていて、冷やしておけば夏にもピッタリ。

今回ヨーグルトを使いましたが、クレーム・フレッシュ(サワークリーム)が手に入るならそちらを使ってやってみてください。

【材料】
きゅうり 大きい欧米のきゅうり 1本 
(日本のきゅうりなら3本くらい)
りんご 1個 
(日本の甘いりんごなら半分くらい)
生クリーム 150ml
ヨーグルト(またはクレーム・フレッシュ/サワークリーム)125g
オリーブオイル   大さじ1
塩 小さじ 1/4
胡椒 少々
ドライパセリ (生でも可)
※他のハーブ類でも可

作り方
① きゅうりは皮を剥いて(まだらでも可)薄い輪切りにする。

② りんごは皮を剥き、薄い銀杏切りに。

③ ボールに①を入れ、少し塩をしてしんなりしたら水気を切っておく。(時間がなければやらなくても良いです)

④ ②と③を合わせる

⑤ ④に生クリーム150ml、ヨーグルト125g、 オリーブオイル大さじ1、塩小さじ1/4、胡椒少々、ドライパセリ少々(他のハーブでも可、生のハーブや、小口ねぎなどでも◯)を入れる。

⑥ ⑤をトングなどでよく混ぜて完成。

出来たらすぐ食べられますが、後で食べるなら冷蔵庫へ。

冷やした白ワインや、ロゼワインといかがでしょう?

フランスではスーパーのお惣菜コーナーでもパック入りで売られています。きゅうりだけのものが多いですが、今回、日本でもすぐ手に入るヨーグルトを使っていて、あっさり目なのでりんごを加えています。きゅうりとりんごはよく合い味に深みが出るので、お持ちでしたら是非入れてみてくださいね。



動画でさらにわかりやすく☆↓

こちらでも写真入りで紹介しています。

ブログ記事↓
レシピ内で使用したドライパセリの作り方(レンジで数分でできます)

動画


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お久しぶりです。

2021-05-24 22:59:06 | ブログについて
みなさんこんにちは。

数年間放置していたこのブログ…。それでもアクセスが常にあり、自分でも見返したり、ブログでレシピを確認して料理をしたり、自分でも役立てていたのですが、結局やめるか再開するか、ブログを引っ越してやり直すか…などなど、考えがまとまらず、そのままにしていました。夫とお店を始めてからはたまに店のことなど書いたりしていましたが、忙しく、今までのようにも書けず…。そんな中で夫が仕事中に亡くなりました。2016年のことです。
そのままお店を閉め、子供達と手探り状態で生活してきたので、ブログだのSNSだのは数年間見向きもしませんでしたが、ここ最近、そういうものに気持ちも戻って来て、何が自分なりに表現したい、発信してみようという感覚が蘇ってきました。
いろいろ特殊な経験をしてきたので、少しずつ書いてみようと思います。また今までのように、フランスの食文化や、フランスで日常的に食べられている料理のことなども書いていきたいと思います。

YouTube で、フランスの食について、”簡単な”、基本的に日本にある食材でも作れる料理を紹介しています。こちらも少しずつやっていきます。ブログでは、それらのレシピも書き留めていきます。

ブログのタイトルは、La Table d’Eden- エデンの食卓 に戻しました。初心に帰ります。
後文字化けが多くて気になり…💦

よろしくお願いします。

Fusae


YouTube “簡単すぎフレンチ”
簡単すぎフレンチ - YouTube




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