La Table d’Eden / エデンの食卓

フランスの食と料理、そして私のフランス生活/ タイトルを過去のものに戻し再開します…。

ブーケガルニの作り方/ 定番とパック詰め、2パターン紹介

2021-06-16 17:43:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
みなさんこんにちは

今回は、ブーケ・ガルニ/ブーケガルニ(Bouquet garni) の作り方を紹介します。
フランス料理では避けて通れないこの用語、聞いたことはあるけど結局なんなの?という方も多いかと思います。

料理の際、肉や魚の臭みを消したり風味をつけたりする、香草類の束です。
ブーケは知っての通りブーケ(花束)、ガルニとは、さまざまな意味合いがありますが、備えられた、備え付けられた、完備された、という感じで、料理の付け合わせをガルニとかガルニチュールともいいます。

ブーケガルニの場合は、〝備えられた、一通り揃えられた(ハーブの)束〟
といった感じでしょうか…。

たくさんの種類のハーブを揃える必要はなく、ローリエとタイム、パセリくらいで十分です。
ドライのローリエとタイムだけのセットで売られているものもあります。

近所のスーパーでは、ローリエ、タイムが別々にですが大量に並んでました。
ブーケガルニ用ですね。ザ・基本アイテムです。



今回2パターンで作り方を紹介します。

まず、オーソドックスな、ハーブと香味野菜を紐で巻いて束にしたもの、そして私が便利だと思い使っているお茶パック利用の作り方です。


まずは、束にする方のやり方です。

分量は余っているもの、手に入れられる範囲のものの中で適宜でどうぞ。


材料
⚫︎タイム
⚫︎パセリ
⚫︎ローリエ
ローズマリー
ポロネギ(普通のネギで可)の青い部分
にんにく
セロリの茎

⚫︎はブーケガルニの基本となるもので、後は好みで。
ハーブ類を束にしたら、セロリ、ニンニクを加えて、ネギの青い部分で巻き、紐で縛っていきます。









吊り下げて乾燥させたら長持ちします。
ドライフラワーを作る感覚で…。


キッチンハサミ


続いて、お茶パックを使って作る、〝ブーケガルニパック〟(笑)。
だしパック感覚で使えます。
フォンやブイヨンではないので、だしとは違いますけどね。

煮込みの際にそのままポンと入れるだけ。
飛び出したり溢れる心配も無し。

材料は定番の作り方と同じ、セロリは葉の部分を乾燥させて使います。あまりはハーブ感覚で彩りや風味付けに使えますよ。
紐をお茶パックに変えてください。

作り方
お茶のパックに、電子レンジで乾燥させたハーブと香味野菜を少量ずつ詰めていきます。

お茶出汁パック


こんな感じになります。↓


乾燥剤があれば一緒にして容器に入れておけば長持ちします。

※乾燥ハーブや乾燥香味野菜は、全て前回の記事、ドライハーブの作り方と同じように作っています。

昔の私のブーケガルニのブログ記事も見つけました。
懐かしいな…💦


常備しておくと主に煮込み料理やスープ系に活用できます。
ポトフやブランケット、ブッフ・ブルギニョン、ブイヤベースなどいろいろな料理に…。

もちろんインスタントの粉末やキューブなどもありますが、たまに余裕があればこんなふうに手作りすれば、さらに美味しく感じられますね♪

動画で手順をわかりやすく説明しています。こちらもよろしければご覧ください。



A bientôt 
またね。
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【無駄にしない!】乾燥パセリ等電子レンジで簡単に/フランスから

2021-06-13 14:27:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
 みなさんこんにちは。

今回は、電子レンジで簡単に作るドライハーブの作り方です。

先日、すごく大きな束で(しかも1ユーロだった)でパセリを買ったはいいものの、しばらく生で飾りつけやアクセントに使っても、余ってしまい、微妙に色が変わり始めたので、ドライパセリに。

時々束でハーブ類を買って、余りをこうやってドライにします。

今回使用したのは、パセリとチャイブ(仏名:シブレット)です。

もちろん、ローリエ、バジル、ミント、タラゴン、チャービル、ローズマリー、パセリ、タイム、ディル、チャイブ…。どのハーブでも応用できるので、使い切れないな、腐らせちゃうかも…という時に是非お試しください。
もちろんシソや浅葱など日本のハーブ類にも使えます。

これでストックができて、煮込み料理、サラダ、オムレツ、スープやドレッシング、肉料理、魚料理など、ひとふりして、色味と香りづけに幅広く使えます。

ドライのイタリアンパセリ使用(以前のブログ記事)

こちらに使用のパセリもドライパセリでやっても美味しいです♪(以前のブログ記事)

ハーブの効能。
パセリ 
貧血予防、免疫力強化 

チャイブ 
貧血予防 消化促進

バジル
老化防止 鎮静作用

ミント
鎮静作用 呼吸を整える

タイム
消化促進 呼吸を整える

チャービル(セルフィーユ)
解毒作用 消化促進

ローズマリー
抗酸化作用 集中力を高める

ローリエ
消化促進 炎症緩和

ディル
消化促進 鎮静作用 血液浄化

エストラゴン
消化促進 筋肉痛、肩こり緩和

いいことづくめですね。
消化を助ける、健胃作用などがハーブ類全般的に含まれていますが、肉、魚料理などに多く使うことは理にかなっている様に感じます。

作り方

①パセリは枝から葉を外します。

②レンジで1分くらい加熱。

③取り出してざっと混ぜ空気を含ませます。


④さらに1分加熱。


⑤またかき混ぜます。ほぐして空気を含ませる感じです。


⑥またまた1分加熱



⑦ほぐして、ビニール袋にいれ、麺棒などで潰します。


⑧細かい枝が残っていたら取り外して出来上がり。


☆チャイブ等、ネギ系はハサミか包丁で、細かく切ってから加熱します。
箸で混ぜるとやりやすいです。

今回使用のパセリは20gほど、チャイブは10g弱です。
多く使う場合は時間長めに加熱するか、加熱回数を増やしてください。

レンジによっても時間は変わりますので、少し短めの時間で始めて、様子を見るといいかと思います。

オーブンでやる場合は、100度くらいで30〜1時間弱で様子を見ながら、乾燥させてください。

天日干しも余裕があれば最高ですね。

今回は速くて便利なパターンの紹介でした。
ほんの一手間で無駄が防げて料理が華やぎます♪


それではまた☆

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フランスのポテトサラダ、ピエモンテーズ

2021-06-06 16:00:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
みなさんこんにちは。


フランス在住のFusaeです。

今回は、前回の動画で作ったマヨネーズを使って、フランスのポテトサラダ、ピエモンテーズを作っています♪

フランスでは定番のお惣菜です。
日本のポテトサラダと違って、具の形をある程度の大きさに残し、ゴロゴロっとした感じです。
トマトがかなり入ります。
コルニッションがポイントです。
日本でも手に入りやすくなっていますね。

参考まで
(コルニッション)


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成城石井 コルニッション ピクルス 370g
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ピエモンテーズは、イタリアのピエモンテとは関係がない様で、どちらかと言うと、ロシアのサラダが起源の様に書かれています。これも諸説あり定かではありません。

でもこのサラダは、19世紀にサヴォワの宮廷で出されたとのことで、その存在が確認されています。歴史の古いサラダであることは確かなようです。


ピエモンテーズサラダ
Salade Piémontaise 

材料
じゃがいも 600g (大きいもの3個くらい、中くらいなら4〜5個くらい)

トマト 400g (中3個くらい、小さいもの4~5個位)

コルニッション(きゅうりのピクルス) 40g (大きさによるが普通のサイズで8本、小さいのは10〜12本)

卵(固茹で卵) 3個

ハム 100gくらい(小さいもの4〜5枚くらい)

パセリ(刻んだもの) 
適宜(目安は大さじ1〜2)

マヨネーズ 150g

マスタード 小さじ1
    (私の前回紹介したマヨネーズのマスタード入りのマヨネーズを使う場合、入れなくていいです。好みで粒マスタード小さじ1を足しても可)

生クリーム 
大さじ3

白ワインビネガー(ほかの酢でも可) 小さじ1

オリーブオイル 大さじ1

★作り方
 じゃがいもは丸ごと茹でて皮を剥き、卵も固茹でにして殻を剥いておく。




 じゃがいも、トマトを乱切り、卵は細かく刻み、ハムは1.5~2cm角に切る。



 パセリを刻み、コルニッションは小口切りか粗微塵切りにする。



 マヨネーズと生クリームを混ぜておく。



 ④の混ぜたもの、ビネガー、オリーブ油、塩胡椒と、野菜、卵、ハムと混ぜ合わせる。





 プレーンマヨネーズを使う場合、好みでマスタード小さじ1から大さじ1ほど加えてください。



フランスでは、市販品もいろいろ売られていますし、惣菜屋などでも定番です。
簡単で美味しく、色合いが綺麗なので、おもてなしにも。
おつまみにも、ご飯のおかずやお弁当にもいいです。
ワインにも合います。

いつも普通のポテトサラダじゃつまらないかなという時に気分を変えて、いかがでしょうか?

動画でもわかりやすく紹介しています。
◉簡単すぎフレンチ
【フランスのポテトサラダ/Piémontaise 】




【フレンチスタイル、マヨネーズの作り方】

それではまた☆


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フレンチスタイル・手作りマヨネーズ

2021-06-03 16:00:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
みなさんこんにちは。
今回紹介するのは、マヨネーズの作り方についてです。
フランス料理の基本であり、さまざまな料理に使われ、冷製ソースに応用されるものなので、覚えておくと料理上手に☆


マヨネーズは、フランスでは特に一般的に言われている由来として、戦争中(7年戦争の頃)に生まれたと言う説が多いです。

一7年戦争とは、1754年から1763年まで行われた戦争で、実質の世界大戦でもある。 ハプスブルク家がオーストリア継承戦争で失ったシュレージエンをプロイセンから奪回しようとしたことが直接の原因であったが、そこに1754年以来の英仏間の植民地競争が加わり世界規模の戦争となった。(Wikipediaより)

そんな戦時中、1756年にリシュリュー元帥率いるフランス軍が、メノルカ島 -Menorca(現在スペインの島)で攻勢し、島の首都マオン(Mahon)に侵入し、戦いに勝利しました。その時盛大に宴会を開催した際に料理人が生み出したのがマヨネーズ、首都マオンから取り、マオンネーズ(mahonnaise)と呼ばれたようです。

マオンネーズって、ちょっと言いにくいですよね。マヨネーズに変化していったのも分かる気がします…(笑)

他にも調べればいくつもの説があり、どれが定かかわかりませんが、調べるととても興味深いです。

1700年代から人々を飽きさせることなく伝わり続けているんですね。

では、マヨネーズの作り方を紹介します。
フランスでは、マスタード入りのものが一般的なので、まずはこちらの作り方を。

(滑らかなタイプのマスタード入りの
フランスの定番マヨネーズ)




卵黄 1個分
マスタード 小さじ1
(大さじ1までの間で変動可)
白ワインビネガー(ほかの酢やレモン汁可)
塩 小さじ1/2
胡椒 好みで少々
油(ひまわり油などのプレーンなタイプ) 
   175ml(cc)〜200ml(cc)

★作り方
卵黄とマスタードを混ぜ合わせ、少し馴染ませ、ビネガー、塩胡椒を加え、油の全量ではなくまず大さじ1くらいの量を加え、ハンドミキサーや、ホイッパーで混ぜます。

少し油を加えてまぜるを何回も繰り返しながら泡立てていきます。

白っぽく色が変わりツノが立つくらいになれば出来上がり☆

続いてハンドブレンダーで、全卵使用の無駄のない便利な作り方。マスタード無し。

② 全卵プレーンマヨネーズ

卵  1個
プレーンな油 175ml(cc)
白ワインビネガー 大さじ1
(マスタードがないので少し多めに。
好みで加減してください。)
塩 小さじ1/2
胡椒 少々
※ビネガーは、他のものや、レモン汁でも可

★作り方
ジャムなどの空き瓶に全卵、油を少量入れてハンドブレンダーにかけます。


塩胡椒を加え、更に少し油を加えて、またブレンダーでミックス。


油を更に加えブレンダーに…を繰り返し、ビネガーを加えて混ぜて出来上がり☆


そのまま蓋をして冷蔵庫へ。ボールすら使わずに出来て便利♪



マスタードを粒マスタードにしても美味しいです。


③粒マスタード入りマヨネーズ
★作り方
①のマスタード入りのマヨネーズの作り方で、普通のマスタードの代わりに粒マスタードを使って作る。



ハンドブレンダー&ミキサー

今回動画の方では、作り方の他に失敗作の再生方法や、パリのデパ地下のフレンチマスタード紹介などもしていますので、よろしければご覧下さい。

ピノ・ノワール(葡萄の品種)入りマスタード

こちらはトリュフ入り

柚子入りマスタード
Yuzu はフランスで人気です。



あまりにたくさんマヨネーズ作りすぎて、冷蔵庫がマヨネーズだらけになってしまった私😅


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フランスの定番卵の食べ方— ウッフ・ア・ラ・コック

2021-05-28 10:31:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。
今回は、卵料理の定番【ウッフ・ア・ラ・コック】を紹介します。

作り方は料理と言っていいのかわからないくらいシンプルですが、食べ方の紹介という感じになります。
良い卵とパンがあれば、もうご馳走になってしまう一品です。
みんな新鮮で良い卵が手に入るとやります。

アペリティフ(食事前の軽いおつまみ)や、軽食にも。
合わせるのにおすすめなのが、フルール・ド・セル-fleur de sel (塩の花)です。
シンプルな料理ほど味が映える、料理の仕上げ用に使われる繊細な塩です。

※参考までに。
(フランス語のサイト)

フランス土産にもおすすめです。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

サラン カマルグ フルール ド セル 125g【輸入食品】
価格:980円(税込、送料別) (2021/7/5時点)



パンはバゲットや、パン・ド・カンパーニュ、食パンなど、プレーンなものが良いと思います。これを細く切って焼き、バターを塗っておきます。
このように用意されたパンをムイエットと呼びます。


ウッフ・ア・ラ・コック
材料
卵 人数分
パン バゲット、パンドカンパーニュ、パンドミ(食パン)など
卵一個あたり、食パン1/2〜1枚が目安
バター 適宜
塩、胡椒、少々

作り方

①鍋に卵が隠れるくらいに水を入れ沸騰させ、卵をそっと入れる。



② 3分間茹でる。(数を多く茹でる時は茹で時間を少し延ばしてください)



③ 3分経ったら、すぐに水に取り、余熱が入らないようにします。



④ ナイフでぐるりと殻にヒビを入れ、切り取ります。



⑤ 切り口に塩胡椒します。



⑥ ムイエットと呼ばれる、パンを細く切って焼き、バターを塗った物を用意します。



⑦ ムイエットを添えたら出来上がり。パンはバゲット、カンパーニュ、食パンなどお好みで。



⑧ 食べる時は、ムイエットを卵に突っ込んでソース感覚で食べます。(固まってる部分は、スプーンでプリンみたいに食べてね☆)



⑨ 食パンのムイエットで。





こちらにも書いています。


日本で言ったら、卵かけご飯ですね。
そりゃみんな好きなわけだ(笑)。

卵かけご飯にフルール・ド・セルをかけたら美味しそう…。

コクティエと呼ばれるエッグスタンドも、様々な種類があり、これもフランス土産に良さそうです。

ル・クルーゼのコクティエ


↓これ、私のと同じかも⁈(笑)

こちらはラファイエットメゾンにあった美しいコクティエ…。


卵の上部を切り取る専用のカッターもあったり…。
すごく頻繁にやる人は結構持ってます。





卵とパンがあればできてしまう、ちょっと気分の変わる食べ方、みなさんも是非やってみてくださいね。



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クロックムッシュ&クロックマダム croque-monsieur et croque-madame

2021-05-25 10:25:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。
今回はクロックムッシュとクロックマダムについて書きます。
フランスのカフェやブラッスリーで定番のホットサンドです。
お店によって個性があり、食べ比べも楽しいです。

ホワイトソースを挟んで焼きます。作り方は前回の記事を参照してくださいね。

ホワイトソース↓


チーズおろし器


動画の中でも話しましたが、クロックムッシュ誕生の物語は諸説ありますが、1910年、パリのオペラ座近くのキャプシーヌ通りにあったブラッスリー、Le Bel Âgeが発祥だという説が多いです。

当時、カフェやブラッスリーではサンドイッチ用の新鮮なバゲットがなかなか手に入らず、古いバゲットを焼き直して作ったサンドイッチがクロックムッシュの原型のようです。

周りの競合店が、あのサンドイッチの肉は人食いのあの店主が紳士(=ムッシュ)の肉を使って作っているとからかっていたとか。



クロックマダムは発祥の物語が見つからなかったのですが、私はてっきり、卵が乗っているから、卵を産む雌鳥に見立てるのねと思っていたら、どうやら目玉焼きの形を婦人の帽子に見立ててその名がついたようです。

思い込みってこわい…(笑)

★クロックムッシュ
⚪︎食パン(パンドミ) 2枚
⚪︎バター(適宜)
⚪︎ホワイトソース 60g〜70g(出来上がったもの)
⚪︎ハム 1〜3枚 (大きいものなら1枚、小さいものなら2,3枚)
⚪︎中に入れる用の、薄切りチーズ1枚か、削ってある溶けるチーズ20〜30g
⚪︎上にかける用のチーズ(削ってあるもの)
20〜30g

【作り方】
①パンドミ(食パン)2枚の両方にバター、ホワイトソースを塗ります。
チーズとハムを挟み閉じます。





②閉じた両面にバターを塗り、片側にチーズ(あればエメンタールやグリュイエール、コンテなど。なければピザ用などの溶けるチーで◯)をかける。

③オーブンかトースターで焼く(180度、15分くらい。トースターなら短めで様子見てください)


★クロックマダム
【作り方】
目玉焼きを作って、上にチーズをかけてないクロックムッシュの上に乗せる。
(チーズをかけたものの上でもいいです)
塩胡椒、少々を目玉焼きにかける

とても基本的な作り方なので、具材を変えたり手持ちのものを使って、オリジナルのクロックムッシュを作るのも楽しいですね♪


こちらでも載せています。





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ベシャメルソース(ホワイトソース) /sauce béchamel

2021-05-25 09:30:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。

今回は、アップした動画の内容から、ホワイトソース(ベシャメルソース)についてと、簡単な2種類の作り方を紹介します。


フランス料理の象徴的なこのソースは、17世紀にルイ・ド・ベシャメイル侯爵によって、パリの北オワーズ県、ノワンテルという人口1000人に満たない小さな町のノワンテル城で初めて作られたとのことです。

パリから列車で1時間半弱くらいのこの町の城でルイ14世の料理人だったベシャメイル侯爵の名前を取って、この町のある通りの名前が付けられています。(Rue Louis de Béchameil)

ソースの名前はベシャメル(Béchamel)で、ベシャメイルでは無いですが、少し変わっていったんですね。

それにしても、17世紀からだなんて、何という長い歴史。本物は残り続けるんですね…。

ただ私は時間に追われるシングルマザーなので、レンジでさっと作る作り方を編み出しましたよ。ベシャメイル侯爵スミマセン。
17世紀に電子レンジ無かったし、いいよね…😅


では、(ホワイトソース)ベシャメルソースを作ってみましょう。

【パターン1】鍋で作る(グラタン系大皿料理などに)
バター 50g
小麦粉 50g
牛乳 600ml (60cl)
塩 小さじ1/2
ナツメグ(お好みで) 少々

①熱した片手鍋にバター50gを溶かし、小麦粉50gを入れて泡立て器で混ぜる。

②ある程度混ざったら①に牛乳600mlを入れて、火を中火にして温めながら混ぜる。

③火が通ったら、弱火にして塩小さじ1/2、胡椒かナツメグ(両方入れても可、無しでも大丈夫です。)を入れる

④クリーム状になるまでひたすら混ぜ続け、完成。

こちらでも写真入りで説明しています。
★基本編



【パターン2】電子レンジのみで作る
(1人分くらいのちょこっと用)
バター 20g
小麦粉 20g
牛乳 200〜240ml (20〜24cl)
塩 少々
ナツメグ(お好みで) 少々

①レンジにバター小麦粉を入れ20〜30秒温めてバターを溶かして泡立て器で混ぜる。

②牛乳を入れて混ぜて、レンジで30〜40秒温めてまた混ぜる。

③またレンジへ入れて30〜40秒温める。これをさらに2、3回くらい繰り返す。

④急に火が通ってもったりしてくるので、そうなったら急速にかき混ぜる。余熱で火が入ります。

⑤塩を少々入れ、胡椒、ナツメグを好みで加えてかき混ぜ、硬さが良ければ完成。

※もし硬すぎるようなら牛乳を加えてまた少し温め、硬さは調節してください。

★電子レンジ編



小分けにして冷凍しておくと便利、いろいろな料理に使えるソースなので、コツを掴んでおくと料理の幅が広がります。

動画でさらにわかりやすく説明しているので、良かったら見てみてください。




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きゅうりの冷製クリーム和え-concombre à la crème

2021-05-25 03:57:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。
今日は、きゅうりの冷製クリーム和え
Concombre à la crème の作り方を載せます。YouTubeにアップしたのですが、レシピ確認用に紹介したいと思います。

きゅうりはフランス語でコンコンブル、英語のキュウカンバーに文字的に似ているけど、発音すると別物ですね…。


誰でもさっとすぐできて、クリーム和えなのにさっぱりとしていて、冷やしておけば夏にもピッタリ。

今回ヨーグルトを使いましたが、クレーム・フレッシュ(サワークリーム)が手に入るならそちらを使ってやってみてください。

【材料】
きゅうり 大きい欧米のきゅうり 1本 
(日本のきゅうりなら3本くらい)
りんご 1個 
(日本の甘いりんごなら半分くらい)
生クリーム 150ml
ヨーグルト(またはクレーム・フレッシュ/サワークリーム)125g
オリーブオイル   大さじ1
塩 小さじ 1/4
胡椒 少々
ドライパセリ (生でも可)
※他のハーブ類でも可

作り方
① きゅうりは皮を剥いて(まだらでも可)薄い輪切りにする。

② りんごは皮を剥き、薄い銀杏切りに。

③ ボールに①を入れ、少し塩をしてしんなりしたら水気を切っておく。(時間がなければやらなくても良いです)

④ ②と③を合わせる

⑤ ④に生クリーム150ml、ヨーグルト125g、 オリーブオイル大さじ1、塩小さじ1/4、胡椒少々、ドライパセリ少々(他のハーブでも可、生のハーブや、小口ねぎなどでも◯)を入れる。

⑥ ⑤をトングなどでよく混ぜて完成。

出来たらすぐ食べられますが、後で食べるなら冷蔵庫へ。

冷やした白ワインや、ロゼワインといかがでしょう?

フランスではスーパーのお惣菜コーナーでもパック入りで売られています。きゅうりだけのものが多いですが、今回、日本でもすぐ手に入るヨーグルトを使っていて、あっさり目なのでりんごを加えています。きゅうりとりんごはよく合い味に深みが出るので、お持ちでしたら是非入れてみてくださいね。



動画でさらにわかりやすく☆↓

こちらでも写真入りで紹介しています。

ブログ記事↓
レシピ内で使用したドライパセリの作り方(レンジで数分でできます)

動画


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エデンのフランス家庭料理講座7 -子牛のブランケット

2008-09-10 00:32:05 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine


Les cours de cuisine francaise7 ≪blanquette de veau≫

フランス家庭料理講座、今回は子牛のブランケットです。涼しくなってきましたので、熱々のホワイトシチューを作りましょう。
ブランケットとは、子牛、鶏などの白い肉又は魚や野菜を、白いフォン(fond blanc)又は香草入りのゆで汁でゆで、煮詰めた煮汁を白いルウ、クリーム、卵黄でつないでソースとしたホワイトシチューです。

家庭でもビストロなどでも定番の料理です。

材料(2~3人分)

子牛肉(肩肉、ばら肉など)  300g~400g
小玉ねぎ  15個位
シャンピニオン (マッシュルーム)  10個位
にんじん   100g
セロリ    100g
玉ねぎ    100g
フォン・ブラン(コンソメなどでも可) 1~1.2ℓ
ブーケ・ガルニ  一束
小麦粉   15g
バター   15g
生クリーム   60㏄
卵黄   一個分
塩、こしょう  適宜


作り方

① 子牛は一口大に切り、熱湯でゆで、あくを取ります。



② フォンブランの中ににんじん、セロリ、玉ねぎを1センチ角位に切ったものと、①を入れ、沸騰させ、あくを取り、ブーケ・ガルニを入れ、蓋をして弱火で30分から1時間煮ます。



③ 小麦粉と柔らかくしたバターを混ぜ、生クリームと卵黄も混ぜておきます。



④ シャンピニオン(1/2に切る)と小玉ねぎをそれぞれ別の鍋で、熱湯とバターと塩少々で煮ておきます。



⑤ ②の肉を取り出し、煮汁を濾して、元の半量位になるまで煮詰め肉を戻し入れます。



⑥ ③を順に加えて少し煮て、塩、こしょうで味を調えて、皿に盛ります。④のシャンピニオンと小玉ねぎ、刻んだパセリを飾り付けて出来上がり。



シャンピニオンはソースと一緒に少し煮ても良いです。
鶏肉で作ってもおいしいです。熱々をいただきましょう。



Bon appetit!


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エデンのフランス家庭料理講座6 -豚ほほ肉のビール煮

2008-09-02 17:12:39 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine


Les cours de cuisine francaise6 ≪Joues de porc a la biere≫

フランス家庭料理講座、今回は豚ほほ肉のビール煮です。牛も豚もほほ肉は良く見かけますが、焼くだけだと少し硬いので煮込みにすることが多いです。ワインで煮ることも多いですが、今回はビール煮です。じっくり煮込むと驚くほど柔らかくなります。

材料

豚ほほ肉  500g
玉ねぎ   大1個
ベーコン  100g
ハチミツ  小さじ1
ビール   250ml
塩、こしょう 適宜
バター   大さじ1
油     大さじ1

作り方

① フライパンで、バターと油を熱し、食べやすい大きさに切った、ほほ肉を炒めます。



② 肉にしっかり焼き色が付いたら、①を肉汁ごと取出し、そのフライパンで、ベーコンとくし切りの玉ねぎを炒めます。



③ 玉ねぎが柔らかくなるまで良く痛めたら、ハチミツを加え、更に炒めます。



④ 取り分けておいた②の肉を③に加え、ビールを注ぎます。





⑤ 塩、こしょうを入れ、時々かき混ぜながら2時間ほど弱火で煮て、出来上がり。(最低でも1時間は煮てください)



作り方はシンプルですが、長時間煮込むので、焦がさないように気をつけてください。煮汁がなくなってきてしまったら、ビールを足してください。

ジャガイモや豆類はもちろん、ご飯とも合います。





Bon appetit!


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