La Table d’Eden / エデンの食卓

フランスの食と料理、そして私のフランス生活/ タイトルを過去のものに戻し再開します…。

1755年生まれ??永遠の定番焼き菓子、マドレーヌ

2021-06-28 17:15:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、フランス菓子の中でも最も有名と言ってもいいくらいの定番焼き菓子、マドレーヌを紹介します。
ある意味どこででも買えるし、珍しさも無いようですが、自分で作ると本当に美味しく出来ます。

簡単ですが、手土産やプレゼントにも出来ますし、基本を覚えておくと、他の材料を加えていろいろな味のものも作れますよ。


【マドレーヌの由来】

主に二つの説を見つけました。
1755年に、ロレーヌ地方のコメルシーのお城で、スタニスラスレスジンスキーのレセプションに出す菓子が足りず揉め事が起きていた際、マドレーヌという名の女性料理人が、祖母に教わった菓子を提供することを申し出たというもの。
もう一方は同じくマドレーヌという女性が、サン・ジャック・ド・コンポステル(サンチアゴ・デ・コンポステーラ)の巡礼者に提供する菓子として貝殻を使って作ったものとのことです。

案外どちらも事実だったりして…。
そんなマドレーヌさんのことを思い描きながら作るのも楽しいですね♪


さて、フランスには、
プルーストのマドレーヌ 【La madeleine de Proust】という表現があります。

意味は、「匂い、色、場所によって引き起こされる郷愁の感覚のこと。」

 これは、マルセル・プルーストの本の中で、マドレーヌをお茶に浸して食べた瞬間のように、何かをきっかけに一瞬で人を過去や子供時代に戻す感覚のこと。これは、彼の著書「失われた時を求めて」の一節に書かれた表現です。

誰にとってもプルーストのマドレーヌがあると思います。
あなたにとっての “プルーストのマドレーヌ” は何ですか?



マドレーヌ
(一個当たり6.7×4.8cmの大きさのもの25〜27個くらい分)

【材料】
卵 3個
砂糖 140g
はちみつ 10〜15g (無くても可)
薄力粉 150g
ベーキングパウダー 5g
溶かしバター 150g
塩 3〜4g 小さじ1/2弱程度

① 卵と砂糖を混ぜる

② ①にはちみつを加える




③ ②に薄力粉とベーキングパウダーを混ぜたものを加える

④ 溶かしバターを2回に分けて加え混ぜる



⑤ 冷蔵庫に一晩寝かせる(最低でも1から~2時間寝かせる)

⑥ 型に入れ、200度で4分、180度で6分焼く





オーブンにより長さは変わります。
この焼き時間は最短な方なので、10分ほど焼いたらよく見て、まだ焼き色が薄ければ1〜2分追加してください。

はちみつはなくてもいいです。

レモンの皮すりおろしやレモン汁大さじ1を加えても美味しいです。
バニラビーンズを入れても香り高いマドレーヌになります。

出来たマドレーヌをフランス人同僚にお裾分けしたら、絶賛されました。


信じられない(くらいおいしい)的な…?(笑)




マドレーヌ、シェル型(参考)↓
私がフランスで買った型とほぼ同じものだと思います。

生地を入れる前に薄くバターを塗ってください。
アルミ等の型の場合、バターを塗ったら小麦粉を茶漉しなどで薄く振ってください。


動画がとてもわかりやすいので、お時間ある時にどうぞ。





是非作ってね。

それではまた次回に☆


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