La Table d’Eden / エデンの食卓

フランスの食と料理、そして私のフランス生活/ タイトルを過去のものに戻し再開します…。

蕎麦粉のガレット-ブルターニュ風塩味のクレープ

2021-07-04 13:07:00 | フランス料理/作り方とレシピ/les cours de cuisine
こんにちは。

今回は、前回のクレープに続き、子供達から塩味のクレープも食べたいと言われて、そのまま作った蕎麦粉のクレープレシピを紹介します。

お店を経営していた頃、これは通常出してはいなかったのですが、街のイベントなどで、市役所から頼まれて、スタンドを出してクレープリー(クレープ屋)を何回かやっていて、そのとき夫が作っていました。(食事用と甘いのと両方)

毎回一日中お客さんが大行列で、夫は2度とクレープ作りたく無いと言ってました…。

私も一日中クレープに何キロもヌテラを塗っていて手が痛くなっていましたが…😓


蕎麦粉のクレープは、ガレット•ブルトンヌとかガレット•サラザン(蕎麦粉)クレープ•サレ(塩味)などと呼ばれます。

ガレット•ブルトンヌは、サブレ(クッキー系焼き菓子)の方と混同される事も多いです。


この塩味のクレープは、13世紀にはブルターニュで作られていたという説や、16世紀からという説を見つけました。

いずれにしても、相当歴史が長いですね。

このレシピでは、粉は蕎麦粉100%でグルテンが無く、焼いてもすぐひび割れたり崩れやすいので、卵を入れ、扱いやすくなっています。
卵無しでももちろん出来ます。

小麦粉を何割か入れてもいいです。
麺のお蕎麦も十割だと扱いにくいですし…。

でも蕎麦粉の味が濃くて美味しいですけどね。


塩はゲランド産の粗塩を使っています。
出来るだけ未精製の粗塩や自然塩を使ってください。
塩だけで味をつけるので重要です。



ゲランド産粗塩 gros sel 
楽天↓
 

 ブルターニュやノルマンディーのリンゴのお酒、シードルがとても合います。
良かったら試してみてください。

シードル 



【クレープ生地】全量でクレープ15枚くらい(目安)

  全量        半量
蕎麦粉 330g               165g
水         750ml(cc)        375ml(cc)
塩   10g                  5g
卵   1個                   0.5個

※半量レシピの際卵を半分残してもしょうがないので😅1個入れても大丈夫です。


【卵無し生地レシピ】
    全量      半量
蕎麦粉 330g             165g
水         710ml(cc)      335ml(cc)
塩   10g                5g


作り方
①蕎麦粉に粗塩をよく混ぜ込む。


②水を1/3程度注ぎ混ぜる。


③塊になってしまうが、出来る限り混ぜ、また残りの水の半分くらいを注ぎ混ぜる。

④ゆっくりでいいので底からしっかり力を入れて混ぜる。

⑤残りの水を入れて混ぜ、滑らかになったら、卵を入れて混ぜる。

⑥しばらく生地を休ませる。
(最低1時間、理想は2時間以上)

⑦ハムは切っておく。

⑧クレープパンかフライパンを中火で温め、バターか植物油を塗る。

⑨生地を流し入れ行き渡らせる。
焼き方は前回のクレープ記事も見てね。

⑩片面焼いている時点で具を乗せていく。
ます卵を割り入れ、白身を軽くかき混ぜるように広げ、塩胡椒する。

⑪卵の周りにおろしチーズハムを置く

⑫端4箇所を折り畳む。

⑬取り出して完成。



動画でわかりやすく紹介しています。

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いつものクレープ/ フランス人パティシエの夫が遺したレシピ

2021-07-01 18:30:00 | フランス菓子/作り方とレシピ/les cours de patisserie
みなさんこんにちは。

今回は、シンプルですぐ作れる、基本のクレープの作り方を紹介します。

このレシピはお店をやっていた頃のもので、毎日作るので、シンプルで覚えやすく、増減しても計算しやすくかつ美味しいレシピという事で夫が作っていったものです。

オレンジフラワーウォーターで香り付けをしていますが、無くてももちろんOKです。

あとは普段使っているようなものばかりだと思うので、気軽に作ってみてくださいね。

基本のクレープ

卵 2
砂糖(グラニュー糖や上白糖) 50g
牛乳 250cc
薄力粉 150g
バター20g
オレンジの花水(オレンジフラワーウォーター)-eau de fleur d’oranger 
小さじ1~大さじ1くらいの範囲で(無くても可)


⚫︎オレンジフラワーウォーター
参考


オレンジフラワーウォーターは、「ビターオレンジ」としても知られるサワーオレンジから抽出されます。 東南アジア原産のこの木は、十字軍の時代に徐々に地中海沿岸に入ってきました。 その栽培はスペイン、シチリア島、サルデーニャ島で発展しており、南フランス全体で現在も香水や料理の分野で使用されています。

その名前が示すように、果物はそのまま食べてもあまり美味しくなく、砂糖漬けまたはマーマレードで使用されますが、花は素晴らしい香りを放ちます。オレンジフラワーウォーターは花のつぼみの水蒸気蒸留から作られます。

夫は、彼の祖母がいつもこれを入れてクレープを焼いていたので、これが入ってないものは彼にとってはクレープじゃないとのことで…💦

私もそれが美味しく感じます。
とてもいい香りです。

作り方
① 卵を割り、砂糖と混ぜる




② 牛乳を少し足し混ぜ、小麦粉を少しずつ加え混ぜる




③ 種(生地)が重くなって来たら牛乳をさらに少し足し、混ぜる。

④ 小麦粉を全て加えて混ぜ、残りの牛乳も加えて混ぜる。

⑤ オレンジフラワーウォーター(有れば)、溶かしバターを加え、混ぜる。







⑥ 冷蔵庫で30分以上休ませる。

⑦ フライパンかクレープパンを中火で温めバターか植物油を塗る。

⑧ 種を少しずつ流し入れ、フライパンを傾けながら全体に広げる。





⑨ 表面がぷつぷつし裏が焼けたらひっくり返し、少し焼いて取り出す。









動画内でクレープに塗っていたもの。
⚫︎ヌテラ




クレープヌテラを待って並んでいる子供たちにお客さんのマダムが、子ども達は、ヌテラから生まれたのよ…。と言っていました。
それくらいみんな好きなんですよね…😅







こちらもクレープには定番です。
私はヨーグルトに入れるのも好きです。

今回は娘の友達が遊びに来ていてクレープをおやつに焼いたのですが、彼は「クレープ・オ・シュークル!」(砂糖掛けクレープ)でした。

お砂糖を振りかけるだけですが、みんなすごくこれをやります。

動画でわかりやすく☆



みなさんもぜひ作ってみてください♪

それではまた。

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いつもありがとうございます。
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