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「子どもに囲碁を教えてみたら、有無を言わさず拒否された」
「特に(未就学児〜中学生の)娘は、囲碁はもちろん、親の顔や声かけを拒むほどになってしまった」
これはヒカ碁ブーム以前、特に昭和30年〜平成15年頃に多発していた事例。
この頃に囲碁を習い始めた人は、年齢や性別を問わず〝3ヶ月で8〜9割が離脱したいた〟と言う話も。
この原因の1つが、コレ。
「アマ5級やアマ初段になった頃が、囲碁は1番面白い。
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だから囲碁のルールを教えて、
定石とか手筋とかを教えて、
NHKとかの囲碁番組を観せて、
公民館や碁会所で対局させて、
囲碁教室や囲碁大会に参加させて、
そして1桁級や有段者になって貰う。
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そうやれば囲碁が好きな人が増えるはずなので、囲碁普及になるはずだ」
そう言った、囲碁が大好きな囲碁ファンの勝手な思い込み。
技術を覚えたり対局したりすれば囲碁が〝必ず好きになる〟かと言えば、そんな訳は無い。
そもそも〝好き嫌い〟〝楽しい楽しくない〟は人間の感情の問題。なのでそれらは人それぞれに全然違うし、他人が望む通りに都合よく変える事なんか出来るハズが無い。
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●子どもに囲碁を教えようとしたら、有無を言わさず拒否された。
●特に(未就学児〜中学生の)娘は、囲碁はもちろん、親の顔や声かけを拒むほどになってしまった。
●〝好き嫌い〟〝楽しい楽しくない〟は人間の感情の問題。
なので人それぞれに全然違うし、他人の努力でどうにか出来るものでは無い。
「それが原因で、未就学児〜小学生の子どもに囲碁を教えるのは困難。
だったらどうすりゃいいんだ?」
それについての対策は単純。
やるべき事はと言えば、囲碁や将棋の事は一切考えず、〝ヒトの心の姿〟と〝未就学児や小学生の発達〟にトコトン向き合う事。
昭和〜平成に多発していた、〝子どもが囲碁嫌いになる〟事案。それをストップさせる方法を見つけるために私がやっていたのは、
「育児・子育て・家庭教育についての最新情報を、調べまくる」
それの参考文献。私が2014年〜2020年頃までに読んでいた書籍・雑誌のリストが下記の通り。
①『幼稚園では遅すぎる』著;井深大
……サンマーク出版
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②『0才からの母親作戦』著;井深大
……サンマーク出版
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③のびのび子育て(月刊誌・休刊)
……現在は コチラのサイトで最新記事を公開。
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④『AERA with kids』(年4回刊行・朝日新聞)
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⑤『プレジテントファミリー』(年4回刊行)
……プレジデント出版
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『幼稚園では遅すぎる』の初版は1971年。
『0才からの母親作戦』の初版は1979年。
どちらも50年以上昔の本なので、令和の最新情報とは違う点も多々あります。
ただし著者の名前を見て貰えば分かる通り、井深大とはSONYの創業者。
さる事から子育てに関心を持たれた井深さんが、育児・子育て・家庭教育に関する研究に対し、投資・支援をされた。
その結果として発表されたのが『幼稚園では遅すぎる』と『0才からの母親作戦』の2冊。この2冊の注目点は、1990以前には注目もされていなかった〝脳科学〟を通じたアプローチがされている事。
井深さんが支援をされた研究内容は欧米・欧州でも注目されたらしく、『幼稚園では遅すぎる』と『0才からの母親作戦』は日本国内でもベストセラーになったらしい。
Amazonの書評を読んでみると、「○年前に子育てのために読み込んだ」などとある。50年も昔の本ながら、実は現代日本の育児・子育てのベースとして根付いている。
『#幼稚園では遅すぎる』
『#0才からの母親作戦』
この2冊、囲碁ファンや囲碁関係者の間では(何故だか)知られていませんが、
「未就学児や小学生向けに、普及活動や囲碁教室を開催したい(もしくは主宰・指導してる)」
と言う人がいたら、一度は是非読んで頂きたい名著。子ども向けの普及や指導のヒントが、もしかしたら見つかるかも知れません。
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