女流立葵杯の街から

囲碁の女流棋戦の中継予定を中心に投稿しています。

==次の時代へのエール==

2024年05月18日 | 会津中央病院・女流立葵杯


 
「東日本大震災の後の本当に大変な時に、会津中央病院杯(旧名)を立ち上げて下さった」
 
「それから今に至るまでの10年、会津を応援し続けて頂いている事、会津中央病院や日本棋院の皆様には心から感謝します」
 
 女流立葵杯の前夜祭、会津若松市長さんによる来賓挨拶より。
 市長さんの挨拶の通り、この棋戦は〝会津若松や福島県を始めとした、東日本大震災被災者へのエール(*)〟として開催されました。
*これは2014年5月の新聞にも掲載されています。
 

 

 
 
 あの忌まわしい東日本大震災から13年経った、2023〜24年。
 福島県や全国のニュースで報じられたのが……
 
●福島県会津若松市〝消滅可能性自治体〟に。
https://www.minpo.jp/news/detail/20240427116151/amp
 
● 女性の転出超過、福島県が日本ワースト1位に。
https://www.minpo.jp/news/detail/20231203112764/amp
 
 これをヒドイ言葉を使って解説すると、

「日本国内で、若者が住みたくない・働きたくない自治体。
 福島県がワースト1になりました」
 
 私が生まれ育ったのは福島県ですが、〝やっぱりそうか……〟と。
 
 
 そんな中、久しぶりに前夜祭に参加してみたら……
 
◎中部地方の地方支部の方が団体で参加されていた。

◎ツイッター(現・X)の囲碁ファン数名が〝自費旅行〟として参加して下さっていた。
 
 
 さらに、今日の前夜祭終わりにTwitterを開いてみたら……
 
◎現地参加された方による投稿も多かった。
 
◎日本棋院の『棋道Web』の他、安田明夏さんや奥田あやさんの投稿をリツイートされる方も多かった。
 
 
 その上、会場近くで拾ったタクシーでは、
 
「会津中央病院杯に行かれてたんですか?
 あれ凄いですよね、規模が大きくて私達も驚いています。
 県外の方も沢山来て下さってるんですよね」
 
 と、タクシードライバーさんが仰っていました。
 
 今回、立葵杯に対する反響があまりにも多くて、私自身もビックリしてる。
 と言うよりは、色々思い出して半泣きしている。
 
 
 東日本大震災から13年。
 第1回女流立葵杯から11年。 
 囲碁は囲碁で大変だし、地方は地方でどこも大変。
 
 しかし、今年の立葵杯の様子を見ていると、
 
「自分達が立葵杯を盛り上げよう💫
 開催地の会津を応援しよう💪」
 
 そんな、Twitterの囲碁ファンの凄まじい気迫を強く感じている。
 もし、この気迫が他の棋戦に伝わっていけば、
 
「疲弊・衰退して行く全国の地方に向けて、
 囲碁の棋戦や囲碁ファンがエールを送り、
 次の時代の活気を生み出していくのかも知れない」
 
 と言う予感を、私は感じています。
 
 
※前夜祭で撮影させて頂いた、安田明夏さんと河野臨さんの写真を添付しておきます。
※写真の投稿は、お2人からOKを頂いています。
 
 
#立葵杯 #女流立葵杯
#立葵杯にエール2024
#女流立葵杯にエール2024
 

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