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「東日本大震災の後の本当に大変な時に、会津中央病院杯(旧名)を立ち上げて下さった」
「それから今に至るまでの10年、会津を応援し続けて頂いている事、会津中央病院や日本棋院の皆様には心から感謝します」
女流立葵杯の前夜祭、会津若松市長さんによる来賓挨拶より。
市長さんの挨拶の通り、この棋戦は〝会津若松や福島県を始めとした、東日本大震災被災者へのエール(*)〟として開催されました。
*これは2014年5月の新聞にも掲載されています。
あの忌まわしい東日本大震災から13年経った、2023〜24年。
福島県や全国のニュースで報じられたのが……
●福島県会津若松市〝消滅可能性自治体〟に。
https://www.minpo.jp/news/detail/20240427116151/amp
● 女性の転出超過、福島県が日本ワースト1位に。
https://www.minpo.jp/news/detail/20231203112764/amp
これをヒドイ言葉を使って解説すると、
「日本国内で、若者が住みたくない・働きたくない自治体。
福島県がワースト1になりました」
私が生まれ育ったのは福島県ですが、〝やっぱりそうか……〟と。
そんな中、久しぶりに前夜祭に参加してみたら……
◎中部地方の地方支部の方が団体で参加されていた。
◎ツイッター(現・X)の囲碁ファン数名が〝自費旅行〟として参加して下さっていた。
さらに、今日の前夜祭終わりにTwitterを開いてみたら……
◎現地参加された方による投稿も多かった。
◎日本棋院の『棋道Web』の他、安田明夏さんや奥田あやさんの投稿をリツイートされる方も多かった。
その上、会場近くで拾ったタクシーでは、
「会津中央病院杯に行かれてたんですか?
あれ凄いですよね、規模が大きくて私達も驚いています。
県外の方も沢山来て下さってるんですよね」
と、タクシードライバーさんが仰っていました。
今回、立葵杯に対する反響があまりにも多くて、私自身もビックリしてる。
と言うよりは、色々思い出して半泣きしている。
東日本大震災から13年。
第1回女流立葵杯から11年。
囲碁は囲碁で大変だし、地方は地方でどこも大変。
しかし、今年の立葵杯の様子を見ていると、
「自分達が立葵杯を盛り上げよう💫
開催地の会津を応援しよう💪」
そんな、Twitterの囲碁ファンの凄まじい気迫を強く感じている。
もし、この気迫が他の棋戦に伝わっていけば、
「疲弊・衰退して行く全国の地方に向けて、
囲碁の棋戦や囲碁ファンがエールを送り、
次の時代の活気を生み出していくのかも知れない」
と言う予感を、私は感じています。
※前夜祭で撮影させて頂いた、安田明夏さんと河野臨さんの写真を添付しておきます。
※写真の投稿は、お2人からOKを頂いています。
#立葵杯 #女流立葵杯
#立葵杯にエール2024
#女流立葵杯にエール2024
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