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【写真】羽根直樹先生の指導碁
A≫修業時代に使っていた教材
本因坊秀策先生の碁を勉強しました。
C≫アマチュアへのアドバイス
(ア)打碁集の選び方
お勧めは、昭和の碁。特に、木谷道場出身の先生方の打碁集。
木谷道場出身の先生方の棋風は多彩。その中から、
「自分の好みや考え方にピッタリ合うな」
と感じた先生の碁を選んで勉強されるのが良いと思います。
(イ)現代のトッププロやAIの碁について
アマチュアの皆さんには、お勧め出来ません。真似をするには難し過ぎます。
(ウ)AIの囲碁について
〔囲碁雑誌への寄稿より〕
人間は5手先までしか見えていない場面でも、AIは50手まで見渡せていると言った具合でしょうか。
AIの手法は一理も二理もあるとは思いますが、「自分では使いこなせない(と思いました)」
AIの着手が正しいのだろうとは考えてはしても「自分の感性に合う手」とは思うことはできず、参考程度に留めています。
(エ)真似して欲しくない手
ポン抜きは凝り形__の認識があるのでしょう。ですからAIはポン抜きよりもかなり遠い所に手をかけています。 しかし、こうした表面上の着手だけを(私が)真似しても、その後をしっかり打てる自信が皆無です。
ですので、アマチュアの皆さんにアドバイスするとしたら、
「見通せていないなら、シンプルにポン抜き(本手)を打ちましょう」
それで充分に立派な碁が打てると確信しています。
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※(ウ)と(エ)について
……囲碁雑誌より引用
『囲碁研究(2018年05月号)』
「私が考えるAIの碁」より
……編者判断により要約。
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