忙中閑話

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韓国の蛮行 ~ 盗難仏像の返還差し止め

2013-02-28 | 随想
 韓国の裁判所による盗難仏像返還差し止め仮処分の判決には正直言って呆れた。

この仏像は、対馬の観音寺から韓国窃盗団によって盗まれて韓国で無事保護された「観世音菩薩坐像」で朝鮮半島の韓国のさる寺で高麗時代に製造されたことが坐像内に明記されているそうだ。

日本人の倭寇などによって不当に奪われた可能性があるので、日本側が正当な手段で得たという証明をするまで返還を差し止めるという判決になるらしい。観音寺に伝わったのは700年も前のことで伝承しか残っていないというから証明は不可能、実質的に返還はかなわないということになる。

しかし「正当な手段で出たことを証明せよ」というのは、これは全くおかしい。非常識な話である。坐像は盗まれるまでは日本のもの。それを自分のモノだから返せというのなら不当な方法で奪われたということを逆に朝鮮側が証明する必要がある。それが道理というものだ。


高麗伝来の壷を例に言うと、高麗で作られたことは判るが、いつ、そしてどんな経路で日本に伝わったかは定かでない。


もともと、李氏朝鮮は支配者に都合のよい「孝」や「忠」の考えを被支配者に植え込むために儒教を国教とし仏教を弾圧した歴史がある。このとき日本でいう明治維新での廃仏毀釈のように多くの寺院が焼かれ仏画、仏像なども打ち捨てられという。そしてこのとき打ち捨てられた仏像が日本に流れてきたという可能性の方がはるかに高い。加えるなら、日本の廃仏毀釈はその余りの愚かさに気付く人がいて直ちに改められたが朝鮮の方は近代まで続いている。

朝鮮民族は被害者意識ばかり強く、自らを、そして自らの歴史を真摯に学ぼうとしない。人は自らを学ぶことによって弱点を減らし長点を高めることができるはずなのだがそれをしない。


今回の件は朝鮮民族がいつまでたっても二流民族を抜け出せないだろうということを明らかに示した。

日本に占領され日本の敗戦により独立したと思っているが、日本が併合するまで彼らは中国の傘下にいてその中の狭い世界で権力闘争に明け暮れた。それまではあたかも独立国だったかのような感覚でいるが実は中国を宗主国とする属国。これさえも知ろうとしない。

韓国仏教は日本支配により息を吹き返したが、その間僧の妻帯化が進み、日本からの解放後に独裁者・李承晩大統領の「妻帯僧は僧侶でない」という諭旨発表によって妻帯僧と独身僧とが暴力団をそれぞれが入れて寺院の争奪戦を行ったそうだ。まさにこれは李氏朝鮮時代の中国の力に当てにした権力闘争の縮図。何も変わっていない。

まず自らをしっかり学べ。








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