7日、次男を見送りに小郡(新山口)まで来た帰りに山口市内に立ち寄った。
前日の夜、TVニュースで6、7日の両日に提灯祭りが開催中とあったのを見て
久し振りに見てみようと思い立った。
まず瑠璃光寺に行く。
桧皮葺の国宝・五重塔は何度見ても見飽きない。三大美塔の一つに数えられている
が自分としてはそのなかでもNo.1ではなかろうかと思う。
この日は平日で、しかも真夏の炎天下ということもあって観光客は少なかった。
前方の池は数10cmの深さしかなくこの日はほぼ無風状態で鏡のように背景が
反射して逆さに映り込んでいる。小さな小魚が棲みついていて、数年前訪れた時
はカワセミがこれをじっと狙っているのを見かけた。
県庁所在地の中心部でカワセミが見られるところはそうないだろうと思う。
カワセミは清流の「飛ぶ宝石」と呼ばれる。
ただし山口市は「水清し」の頭に「人疎らにして」が付く。誇るべきか憂うべきか。
ともかく瑠璃光寺はいい。正面から見てもいい。
次いで山口市の中心街-道場門商店街のアーケードに行き、提灯祭りの
アーチを散策する。
アーケードの両側に立てられた竹竿の枝先に多数の提灯が吊るされており
暗くなると中にある蠟燭が灯される。
当然祭りは夜に開催される。だが陽が暮れるまで数時間あり、待てないので
1kmあまりのアーケードを行って戻るだけにして帰ってきた。
中心部にある岩田屋デパート(昔は粽屋といったが数年前廃業した)の駐車場に
車を預けたのだが1時間でなんと100円。これも県庁所在地の駐車料金としては
最廉価の部類に入るだろう。これも嬉しいやら淋しいやら複雑な心境である。
折からボーイスカウト、ガールスカウトの世界大会である「スカウトジャンボリ」が
山口市郊外の阿知須というところで開かれており、新山口駅やこの商店街でも
何組かの外国人を見かけた。が、平日昼間ということもあるが中心商店街にして
人通りは疎ら。
県は開催誘致に成功、県の活性化の一助と位置付けるがピントが相当にずれて
いることは確かである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます