忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

LEDの点滅回路 自作(廃棄部品の再利用)

2012-06-01 | 電子工作
 テレビ、プリンターなどの電子機器には多数の電子部品が使われている。要らなくな
 った電子機器をただ廃棄するだけではもったいなく、何かに再利用できないかと思っ
 てこれらの廃棄電子機器から抵抗、コンデンサー、トランジスター、LED、スイッチなどの電子部
 品を抜き取ってストックしていた。

 今回、これらを組み合わせて2個のLEDを交互に点滅させる回路を組み立てた。
 トランジスタが作動するか不安であったが、実にうまく作動した。

 【試作】
 まずは1芯コードを使った配線で組み立て。1芯コード自体で形状を保持できるので
 ボードがなくても回路が堅持できる。これに単3電池ボックス(3V)とスイッチを繋
 いで出来上がり。仕様どおり2個のLEDが交互に点滅する。点滅周期はこの回路では
 およそ0.5秒。点滅周期はコンデンサーと抵抗の組み合わせで変わるらしいが、これく
 らいの周期がちょうど具合がいいので試していない。
 このままでも少なくとも1週間以上点滅を繰り返すが、これに光センサーを取り付け
 て見た。夕方暗くなると自動的に点滅する。
  
 回路全体        発光部詳細
 
 ハンダ付けが正直下手だが、まあ実用(?)は問題なし。

 光センサーをプラグで遮光すると点滅を始める。この回路もうまくいった。
 ただし、CdS光センサーは購入品(廃棄の電子機器には見つからなかった)。
 従って、CdS以外はすべて再利用品で製作したことになる。
  
 上のLEDが点灯      下のLEDが点灯

 暗闇の中で点滅させると結構目立つ。また、ウサギの人形の両眼にこのLEDを組み込
 んだら面白いのではないかと思う。赤およびピンクのフェルトを購入までしたが
 まだアイデア止まり。
 
 
 【コンパクト化】
 今度はボードも回収品を使って、黄のLEDで製作。やはりボードを使えば一体化でき
 コンパクトになる。試作品は電池やスイッチの接続がハンダ付けしていないので移動
 する度に接続部が外れることがあったが、一式取り扱えるのでやはり便利だ。
 電池の両方の端子も銅線を加工して製作しており、これもLEDの電流制限用の抵抗以
 外はすべて再利用品。
 ただし、光センサーは付設していない。

   
 正面          斜方          裏側

 ※裏側にはショート防止のため粘着テープを貼付した。
  裏側からみるとボードが再利用品であることが明らか。

  
 上のLEDが点灯     下のLEDが点灯

 これはカエルの人形に組み込んだら面白いのではないかと思っている。

 不要となった電子機器から部品を抜き取るのは結構根気が要るが、汎用の部品が
 多量に組み込まれており、再利用を考えると面白い。

 次は、水位警報機(降雨警報機)の自作を紹介する予定。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿