忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

風呂用満水警報器  目覚し時計の利用

2012-06-18 | 電子工作
 我が家の風呂はいわゆる五右衛門風呂。ガス給湯、太陽温水器、薪焚きができる
優れものだ。冬の寒い日、下から薪で焚いた風呂は格別だ。体の芯から温まる。

今は太陽温水器がフル稼働。今年は梅雨に入っても晴れの日が続く。お百姓さん
には申し訳ないが正直いってありがたい。

しかし、旧式ゆえいまどき普通風呂に付いているコントローラーが全くない。
当然、満杯になったかどうか再三確認するため居間と風呂を往復する必要があ
り、確認を忘れてオーバーし溢れさせることも再三あった。


数年前、トランジスタがあれば簡単に満水警報器ができることをインターネット
で知り、不要となったトランジスタで自作してみた。
これが予想以上にうまくいき、以来、使い古しの電池なのに一度も電池交換する
ことなしにきちんと作動し非常に重宝している。


回路図
 

実機
 
 ケース:名刺ケース(タダ)
 抵抗:1kΩ(スクラップ)
 トランジスタ:SC2002x2ヶ(スクラップ)
 接水端子:モノーラルイヤフォンジャック(¥100)
 ブザー:目覚し時計部品(¥100)
 電池両端子:黄銅板を加工


・・・これに乗じて降雨警報器も作ってみた。接水端子を代え
れば原理的には同じ。

接水端子
 

実機
 

 雨を受ける接水端子は塩ビ板に銅細線を交互に張ったものだが間隔が1mm程度
あり少し間隔が広いようだ。小雨でテストしたら相当雨が降らないと作動しない。
これは失敗。



・・・これで終わるはずだったが・・・・

先日、ブザーの代用品として100円ショップで入手した目覚まし時計。
基盤のマイナス極とアラーム端子を短絡させてブザーの代用品としていたのだが
ここにトランジスタのE,C極を接続すれば警報回路としてそのまま使えること
がわかった。
これだとトランジスタ1個で済む。おまけに電池も1個の1.5Vでムーブメン
トのケースもそのまま使える。

回路図


実機
 
 
 
何のことはない。わざわざ壊してコイルや歯車、針など廃棄してしまったがトラン
ジスタや接水端子などを配線し再度組み立てれば時計としても使えるのだった。



後記
先日、息子夫婦の新築の家に泊まったら風呂から「お風呂が入れる温度になりました」
と聞こえてきた。モニターがしっかりついているようだ。我が家の浴温モニターは
熱帯魚水槽用の内外温度計。風呂焚きの際に焚口で湯温を見るためペットショップで
買ってきた。リード線が短かすぎたのでリード線を延長して使っている。
また赤ん坊(孫)の入浴の受け渡しを内線を使って風呂の内-外で連絡しあっていた。便利になったものだ。



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