92歳の姑の一日は24時間の間に昼と夜の区別はありません。
寝て起きてを繰り返します。
私が手が空きお世話が出来るときに寝ている事もよくある事で
無理やりにでも起こして身支度をしなくてはなりません。
そんな時のご機嫌は絶好調
婆 「ま~えーわっ」
鬼嫁「良くない良くない、惨事になったら洗濯大変なんだから~頑張って起きて」
婆「うるさいなぁ~ 寝とるがね」
鬼嫁「はいはい また後で好きなだけ寝ればいいから」
婆「偉らそ~に、何様だ」
鬼嫁「偉いでしょ、嫌いな人のオムツ替えれるなんてなかなか出来ないわぁ、ねぇ~」
婆「はっ 何言っとるかわからんわ 」
鬼嫁「私はおばーちゃんみたいな人になりたくないからちゃんと最後まで看るから大丈夫よぉ~」
婆「聞こえん」
こんな恐ろしい会話を繰り広げながら認知症の介護は毎日続きます
それでも、一旦私が部屋を出て襖をしめ再び戻ると
ケロッとして
婆「今日、何曜日だね」と
昔は落ち込む私も居ましたがすっかり鬼嫁となり
ケロッと
「〇曜日、デーサービス行く日だよぉ~」と。
介護の現場はきれい事ばかりではお互いにやってられません
姑の洋服をたたみながら二人っきりの部屋で
「誰かあそこのカーテン ま~ちょっと開けなかんわ」と言う。
お嫁に来てからはや20年
彼女は私の名前を一度も呼んだ事がありません。
気位、プライド・・
女としても嫁としても母としても ある意味色々考えさせられるテーマをくれる生き字引です。
今の私を作り上げたのも間違いなく姑です
最強になりました
ここまで来たら「平成」の時代を
乗り越え新しい時代まで鬼嫁と共に頑張りましょうねぇ~
一週間どこを探しても見つからなかった入れ歯を
昨晩は突然手に握ってた・・・手品師92歳
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