韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

おサイフケータイのセキュリティ

2006-02-03 05:00:00 | 情報セキュリティ
 ケータイで改札を通過できる、モバイルスイカのサービスが始まりました。これまでの、ケータイで電子マネーが使えるサービスは展開されていましたが、電車の乗り降りにもケータイが使えるということで、一気に電子マネーの普及をはかりたいというのがねらいと思われます。

 携帯電話にこれほどの機能を統合させてしまうことは、たしかに便利でありますが、普段から携帯電話を使わない人には全く縁のないことですし、また、私はここまでの機能を携帯電話に持たせてしまうことは、セキュリティ対策上いろいろとやっかりな問題を引き起こすと考えています。

 このように携帯電話にさまざまな機能を集中させるという考え方は、普段から肌身離さずケータイを持ち歩く人々がターゲットなのは明かですが、その当の人たちは本当にこれが便利な機能と考えるのでしょうか。

 セキュリティの観点から言えば、リスクの対象がひとつに絞られるのはある意味では管理が楽になると言えます。携帯電話だけに管理を集中すればいいわけですから、サイフ、定期券(スイカを含む)、携帯電話と3つを持ち歩いていた時よりも、紛失や盗難の可能性について管理は楽になると言えるでしょう。

 また、別な観点からみると、一点にいろいろな機能を集中させることはその一点がだめになると、すべての機能が使えなくなってしまうリスクを抱えています。

 もちろん、携帯電話本体が故障したり、バッテリーが消耗した場合でも電子マネー機能は使えるようになっているとか、リスク管理はいろいろと考えられているのかもしれませんが、携帯電話本体が完全に破壊されてしまったり、盗難、紛失にあってしまうと抱え込むリスクは従来よりも大きいと言えます。

 玄関の鍵までケータイで開け閉めできるものが現れていますので、外出中にケータイを紛失・盗難してしまうと無一文になり、誰にも電話もできず、自分の家にもはいれないという事態が起こりえます。

 このような事態を防ぐためには、せめて家の玄関の鍵は別に持ち歩くとか、小銭入れに少しのお金を入れておくとか、定期入れにテレホンカードを入れておくとか、いろいろとリスク分散の工夫が必要です。

 新しい技術・サービスを利用する場合にはその利点・欠点をよく理解して、自分なりに使いこなすことが重要だということがわかると思います。

 守るべきものを一点に集中させると、管理はしやすくなりますが、その一点がダメになった場合すべての機能が停止してしまうことになるので、適度な機能とリスクの分散は絶対に必要です。そのあたりの塩梅は個人個人によって違うと思いますので、皆さんが自分の問題として考えていただきたいと思います。

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