韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

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オリンピックの思いで

2006-02-17 05:00:00 | 情報セキュリティ
 トリノオリンピックは連日白熱した競技が続いています。そして、私がオリンピックのたびに思い出すのが、1972年、当時の西ドイツで開催されたミュンヘンオリンピックで起こったテロ事件です。私はまだ小学生でしたが、新聞の紙面に踊った大きな見出しが今でも目に焼き付いています。

 このテロではイスラエル選手団が人質になり、犯人の国外逃亡を阻止したものの、人質が全員射殺されてしまうという最悪の結果になってしまいました。そして、この事件を題材にしたスピルバーグ監督の「ミュンヘン」という映画も公開されているようです。

 それ以来、私はオリンピックのたびにテロ対策という危機管理が真っ先に思い浮かぶようになってしまいました。当時はテロの背景も何も全く理解していなかったのですが、子供心に大きなショックだったに違いありません。

 オリンピックといえば平和の祭典であり、最も政治とは離れたものであることが理想ですが、反対に政治と密接に関係せざるを得ないというのが現実です。平和の祭典と主催者がいくら銘打っても、そこでテロ行為を行おうとするものが後をたちません。国際的な示威行動として、うってつけの場だからです。ロンドンのレストランで自爆テロを行うより、オリンピックの選手村や会場を襲う方がはるかに世界中にインパクトを与えることができます。

 また、別な意味でのオリンピックでの危機管理と言えば、オリンピックの結果を集計するコンピュータシステムのセキュリティ対策がどうなっているか、興味があるところです。膨大な競技の結果データが刻々と集計され蓄えられ、瞬時に報道機関に提供されているシステムがもし狙われたら、オリンピックは大混乱に陥るでしょう。

 現実のテロは人命に関わる恐ろしいことですが、システムを狙ったサイバーテロはオリンピックをめちゃくちゃにしてしまうという意味で、とてつもない脅威となります。

 選手が渾身の力を振り絞って出した結果がすべて消えてしまったり、誤った情報が報道機関に流れしまったりしたら、大変なことになります。

 私は現在、オリンピックの情報セキュリティ対策がどうなっているか知る立場にないのですが、折りに触れて調べてみようかと思い始めています。

 世界的なイベントであるオリンピックを成功させるための、陰で支えている人たちの努力に少しでも触れられればと思っています。

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