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静かなオフィスとセキュリティ

2006-02-05 05:00:00 | 情報セキュリティ
 日経BPサイトの記事、記者の眼で「静かなオフィスに突然訪れる危機」という記事がありました。現在のオフィスは昔と違って電子メールや携帯電話が普及したため、社員が外部と連絡を取る様子が同僚や上司の目にふれなくなってしまい、そのことがトラブルの発覚を遅らせてしまうという主旨の記事でした。

 この記事を読んで思ったのですが、情報セキュリティにも本質的に同じことが言えるのです。

 もちろん人目にふれるセキュリティポリシー違反もたくさんあります。重要書類を机の上に広げたままにして席を離れるとか、長い間席を離れる時にPCのディスプレイがスクリーンセイバーに切り替わっていないとか、執務エリア内に必要もないのに外部の人間を入れてしまうとか、数え上げればきりがありませんが、このような違反は目に見えるからまだすぐに注意のしようがあります。

 しかし、一般的に言って情報セキュリティに関する違反やトラブルは目に見えないところで起こったり、進行するものです。ウイルス感染にしても、感染してすぐに目に見える活動を始めるものならば気が付きますが、目に見えない形で活動したり、感染してから活動(発症)までのタイムラグがある場合、非常に気が付きにくいものです。

 また、オフィスIT化の効果は上記の記事に述べられているように、オフィス内のコミュニケーションについて特に顕著に現れるものです。静かになってしまったオフィスで静かにセキュリティ違反が進んでいるとすれば、それは問題です。

 一番いけないのは、何か困ったことが起こった場合に誰かに気軽に相談できないような雰囲気が出来上がってしまうことです。オフィスが静かだと、ついつい隣の席の人に話しかけるのさえはばかられるような職場環境ができてしまいがちですが、これは情報セキュリティのみならず、いろいろな意味においてよくない職場と言わざるを得ません。

 あまり騒がしいオフィスも困りものですが、適度にざわつきがあって、隣や前の席の人に気軽に話しかけられるような雰囲気、これが大切です。

 なんだか、情報セキュリティと何の関係もないじゃないかと言われてしまいそうですが、何かおかしいことがあっても、誰にも話せず、相談できないような雰囲気というのが、繰り返しますが一番よくないことだと思います。

 何気ないことですが、ちょっと隣の人に声をかける、これが情報セキュリティの向上に役立つことがあるということを覚えておいていただければと思います。

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