韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

メジャーリーグの懐の深さ

2006-03-06 05:00:00 | 情報セキュリティ
 これまでメジャーリーグで活躍してきた野茂選手ですが、今期はホワイトソックスとマイナー契約を交わしたという報道がありました。3Aからの出発となるようです。

 競争の激しいアメリカメジャーリーグという世界で、10年以上もいろいろなチームを渡り歩いて自分の居場所を確保しながら野球を続けてきた姿は、まったく立派という他はなく、自分がちょっとくらい物事が思い通りに運ばないことなどなんということではないと、常に元気づけられてきました。

 ここ3,4年は一頃のように華々しい活躍とは言えないまでも、一年単位でいろいろなチームを渡り歩き、地道に自分の野球を続けて、昨年は日米通算200勝というすばらしい記録を打ち立てました。

 野茂選手を見ていると、腕一本で生きていく世界の生き方を教えてもらえるようで実に頼もしい存在です。もちろん、自分の腕一本、持てる技術だけで生きていくことがどんなに大変なことか、彼の10年以上のメジャーリーグでの活躍を見ているとよくわかりますが、毎年毎年、今年でもう引退するのかという私のあきらめのような思いを振り切るように、彼は自分の居場所を探して契約を勝ち取っています。

 そのような様子をみていると、野球に関してはさすが本場のアメリカ、実に懐が深いと感心せざるを得ません。日本の野球界なら、とっくに行き場所を失って野球を続けることをあきらめざるを得なかったと思います。

 客観的に見て、野茂選手の投手としても能力は残念ながらピークを過ぎてしまっていますが、それでも自分のチームに少しでも役に立つと思えば、オファーがもらえるのです。もちろん、期待されている結果を出せなければ即クビですが、それでもチャンスすら与えられないのに比べれば何といい環境だといわざるを得ません。

 ひるがえって、私たち情報処理技術者の世界を眺めてみると、基本的には自ら身につけた技術を頼りにして生きていける世界ではありますが、技術者といっても会社勤めを希望する場合はさすがにメジャーリーグほど、受け入れてくれる世界の懐は深いと言えないかも知れません。

 もちろん、雇う側の組織の考え方によりますが一般的に言って企業を渡り歩くには限界があります。

 ある程度の年齢になれば、独立自営でやっていく覚悟を決めて新しい世界で活躍する覚悟を持てば長く続けられる職業だとは思いますが、野茂選手同様前途は多難です。

 情報セキュリティ技術者として活躍できる場を模索していくこと、野茂選手を見習ってあきらめず、ねばり強く自分の強みを最大限にアピールしながらこの世界で生き延びて行ければ幸せなことだと思っています。

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