全国でも例がないといわれる巨大山笠が、海を渡るクライマックス を迎えた。
海の中を男たちに担がれ、高さ15mの飾り山笠が頭をゆさゆさと揺らしながらそろりそろりと進む。
海面から顔だけ出すのがやっとの男たちは、時々口からピューと海水を吹きながら重さ3トンの山笠を担ぐ。
山笠の表の方は若い男たちが担ぎ、見送りといわれる後ろのほうは、年長者の男たちが担ぐと役割分担があるようだ。
表は山笠を担ぎ上げるだけの体力がいるからなのか、目立つ部分は若者に任せるという年長者の配慮なのか
山笠は息を合わせて海の中を進んでいく。