FMP~インドで配ったフリーペーパー~⑥デリ-、日本語学校訪問(2)

2012-01-27 22:54:05 | FMP(インド・フリーペーパー・プロジェ
デリー二日目。


MOSAI Insutituteでフリペを配布した後、IIT(インド工科大学)に向かう。


インド人の知り合いと合流するため。


彼の名はディーパックさん。(IITの学生ではない)

インドで日本語を勉強しながら、僕たちがインドに行った後に、日本に仕事で来るということで、現地の日本語学校で特訓をするために会った。


日本人が運営する学校に、みんなで訪問した。






日本語センター。


インド郊外の大きな道から、少し路地に入る。日本人一人で行くと、まず見つけられないだろう。



名須側典子さんという方が運営されている。


ここで、ディーパックさんの授業メニューを相談しながら、ついでにフリペも置いていただけるようになった。









僕たちが訪問したときは、授業がなかったので、直接生徒に渡せなかったのが心残りだった。



話が終わると、日が暮れていた。





雪のように写っているのは、全部埃。インドは本当にきたない…。


ここからリキシャーに乗って






少し離れた場所にあるショッピングモールに向かった。


実はこの当時、インドではクリケットのワールドカップが行われていて、


この日はちょうど、インドの試合だった。



食事をしようと思っても、どこも満席&全員がクリケットの試合を見ている。


やっとこさ見つけたバーに入って、ディーパックさん達と食事。


しかしみんな、試合に興味があって、うるさいし、話も進まない。


確かカレーやタンドリーチキンを買ったはずなんやけど、はっきりと覚えていない(笑)


食事中に、インドが試合に勝って店はお祭り騒ぎ。

バーテンが、火の付いた蝋燭のついた瓶(?)をジャグリングして、店内はハイテンション。


さすがにうるさいので、タイミングを見て店を出る。

(ちなみに、クリケットの試合は一試合9時間くらいしているので、さすがに見ていて飽きないのかと思ってしまった。笑)



その後、夜の9時くらいから、ディーパックさんが通っているデリー大学の寮にお邪魔した。


ディーパックさんと、もう一人友人の方のバイクに二人乗り。


しかもノーヘル…(汗)


インドってすごい国で、バイクは基本的にノーヘル。運転手も(笑)


そんな中で、片道三車線以上のハイウェイをぶっ飛ばしていくから、ここで転倒したら死ぬな…こんなところで死んだら、俺親に見せる顔ないし、本当の親不孝やな…と思って、ずっとびびってた(そりゃそうか)。



寮に到着。

とにかく汚い。


壁はぼろぼろ、トイレは悪臭…。こんな所でよく勉強できるなあ、と思ってしまうんだが、それでもインド人のほうが数学やITは強いっていうし、逆に、とてもいい環境にいながら勉強に身が入らない日本人ってどうよ…って思った。


そこで雑談などしながら、時計を見たら日が変わってる。


そろそろホテルに戻らないと、と思っていたら問題発生。

ディーパックさんはじめ、学生は時間も時間で、外に出ていけない。


さすがにバイク三人乗りは、命が幾つあっても足りないし…


大学の門に止まっているリキシャーの集団に、行先場所を教えて値段交渉。


何ルピーか忘れたけど、一人安い人が出てきた。決定。


そして、その人が英語まったく分からないわけです(涙)


ディーパックさんが、ヒンディー語?を使って、ホテルの名前や住所を教えてくれたけど、正直こっちは何言ってるかわからないし、不安で一杯。


そしてリキシャーが出発したけど、いつの間にか、まったく明かりのない道路をひたすら走ってる。


これは、まじでホテルの帰れないかも…。



英語のできない運転手と、相棒と僕と三人。


最悪、ここで下ろされたら生きていけるのか…


そんなことが頭をよぎった。



不安しかなかったけど、走っていると見覚えのある道に出た。


ハイウェイだ!!



確かに、いつもホテルに向かう方向に向かっている。


途中で一度、ハイウェイを降りて、高架の下を通って反対車線に出るんだけれども、


そこもきちんと、動いてくれた。



ただ、ホテルに着いていないのに、「ここで合ってるだろ?」って言って、下ろそうとする。


ハイウェイの喧噪と、暗闇しかない場所。


冗談じゃないので、指で「go go!!」って叫んで、前進させる。右折するところで「right! right!!」って言って、指を右に向ける。左折も同じ。

このときは本当に、生きるか死ぬかの瀬戸際やったと思う。テンションマックスになった(笑)



そして、なんとかホテルに到着。




到着時間も忘れたけど、でもとても濃い一日やった。


部屋に入ったら、すぐにベッドに倒れ伏せた。



これがインドなんやなあ…。


そんなことを思った一日やった。

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