あきほの 気まま日記

日常の出来事を 気ままに好きなことをつづってみます・・・

たのかんさあ

2014-11-19 | 歴史散歩
この地域の農村地帯には、田んぼの稲の成長と豊作を見守っている田の神様がいます。
江戸時代の頃、島津家が統治していた薩摩藩(現在の鹿児島県と宮崎県南部地域)の田んぼの土手や道路脇 、田んぼを見渡す小高い所などに石像が鎮座しています。
子供の頃から見て知っていたので、別段気にもしていませんでしたが、ある雑誌を読んでいたら この地域だけらしいと知り写真を撮ってみようと思いました。
田の神様の事を方言で「たのかんさあ」と呼んで います。
田植え前と稲刈の後に感謝して 集落毎にお祭りをします。
秋は、お餅をついてお供えし その餅を「たのかんこ餅」と云います。
集落毎に祀り方は色々あってそれぞれ違うようです。

実家の近くにある「たのかんさあ」です。
うちの集落を守ってくれている たのかんさあ です。



1km西に鎮座して居る たのかんさあです
大きなしゃもじを持っています。



1km南に鎮座して居る たのかんさあ です
顔の丸だけが僅かに確認出来、古くからあるようです。



1km東に鎮座して居る たのかんさあ です
集落の人に綺麗なお化粧をしてもらって 可愛いです。



たのかんさあは、皆 しゃもじを持っていますね。
近所を歩いて回ってもあちこちにいらっしゃいます。
其々に歴史が有り、いわれがあるようで、こまごまと調べて個展をやっている人もいらっしゃるみたいですが、私は見つけた時に撮るだけにしました。表情が色々あって面白いです。
これからも、時々アップします。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする