南さつまは素朴なところでした。
火の神公園キャンプ場は、鹿児島市で知り合った人も
「あそこは良いキャンプ場ですよ!」とおっしゃっていましたが
キチンと整備されていて景色も良く全くその通りでした。しかも無料です。
少し離れた所に「平和祈念展望台」があります。
此処から直線200カイリ離れた所に戦艦大和が眠っているそうです
沈没した戦艦乗組員ゆかりの方達が色々と寄付をされ
石碑や軍艦の写真などが展示されていました。
山彦の像もあり「立神岩」が見えます
みなみ薩摩は、道路は狭いですが走っていて楽しいところでした。
「鑑真記念館」が目に入りましたので立ち寄ってみました
鑑真は、当時腐敗していた天平の仏教界を正すため
正しい受戒の実行・戒律知識の普及が出来る高僧の招聘をと大和朝廷から依頼をされ、
誰も日本行きをのぞまぬ中、唯一手を上げて来日してくれた中国の高僧です
それも本国の渡航禁止令をかいくぐり六度目にして
やっとたどり着いたのが753年この地(坊津町秋目浦)でした
鑑真は唐招提寺の建立など大きな功績を残しています
「鑑真大和上坐像」は唐招提寺にありますが
それを忠実に複製した坐像がこの記念館にありました。
可能にしたのが、この地が故郷だと言う森野 勝さんと おっしゃる方・・
何処かで聞いたことがある方だと思い学芸員の方に伺うと・・やはりそうでした。
愛知県春日井市にあるセンサーのメーカーのサンクス社の元社長さん・
(今は、パナソニックサンクスとなっています)
唐招提寺の許可をへて中国で当時と同じ製法で本物そっくりに作成
森野さんが多額の寄付をされたおかげだと学芸員の方もおっしゃっていました。
記念館では海を見ながらコーヒーが¥150で飲めます。
ここから20分位走ると「杜氏の里笠沙」があります
蒸留酒がいかにして日本に伝えられたのか・・の地図
黒瀬杜氏と呼ばれて各地の蔵元で酒作りに欠かせない存在だそうです
ここでは、焼酎も作っていて私も一本購入しました
後浜展望所の大きな岩を見て・・
「大当石垣群の里」に立ち寄って
石垣を見ながら散策・・・
次に「万世特攻平和祈念館」を訪れました
砂に埋もれた「ゼロ戦」
この基地から17歳の少年飛行兵を含め201名の隊員が沖縄に出撃していきました
この写真は、各地の特攻祈念館にも飾ってありました。
残され遺書や品々がありましたが、
それらは時代を超えて我々に何かを語りかけているようでした。
死んでから供養と称していくら立派な建物を作ってもらっても亡くなった方達は帰ってきません
残された者たちが本当に悔い改めれば魂も浮かばれるでしょうが・・・
昨今、きな臭い発言、ニュース等を耳にするたびに不安になります