ボランティア演奏日記 「あきらとマドンナ」

訪問先でのハーモニカ演奏の記録と、時折、趣味の旅の様子等掲載しています

「湯島の白梅(唄:小畑実・藤原亮子)」2/28(金)UR様No.19 ウグイス笛

2025年02月28日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏

 2月最後の演奏となりました

今日はいつもは寝たきりの方も起きて来て一緒に聴いて頂きました

皆様も歌はよくご存じの上、我々にも好意的で大きな声で歌って下さいました

スタッフの方々も笑顔で応対して頂き暖かい雰囲気の中一時間の演奏を無事終了できました・・・

梅の花の季節なので「ウグイス笛」の慣らして遊びました

2種類の竹細工の笛で音の違い・啼き方の違い等を披露?・・・

皆様もたいへん喜んで下さいました。家内のヘタさ加減が良かったようです(笑)

私は毎年鳴らしているせいか自分でも驚くほどよい音が出るようになりビックリです(自画自賛)

「湯島の白梅(作詞:佐伯孝夫/作曲:清水保雄/唄:小畑 実・藤原亮子)

1・湯島通れば 想い出す おつた 主税の 心意気
  知るや白梅 玉垣に 残る二人の 影法師

2・忘れられよか つついづつ 岸の柳の 縁むすび
  かたい契りを 義理ゆえに 水に流すも 江戸育ち

泉鏡花が明治40年「やまと新聞」に連載した小説”婦系図(おんなけいず)”をテーマとした歌です

歌は、昭和17年東宝映画「続婦系図」の公開に合わせ、”婦系図の歌―湯島の白梅”として作られましたが

戦後、「湯島の白梅」と改題されました

 

芝居「婦系図」では、東京本郷の湯島天神社で、早瀬主税がお蔦と交わすセリフ

「月は晴れても心は暗闇だ・・・お蔦オレと別れてくれ・・・」

 「別れる切れろのって、そんな事は芸者の時に云うものよ・・いっそ私にゃ死ねと云って下さいナ」

これは、小説の中にはなく、後で脚本されたもののようです・・・

森進一さんの「おふくろさん」の冒頭のセリフのような感じでしょうか・・

「いつも心配 かけてばかり・・・・」

作詞家の川内康範さんが激怒して大騒ぎになったき記憶がありますが・・(笑)

 

皆様の笑顔に送られて明るい気分で帰路につきました

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「推(お)し」のグッズを・・・2/24(月)KRT様NO.2(13)

2025年02月24日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏

 今日は、私のミスで開始時間が遅れましたが、担当のW様がフォローして下さって

なんとか助けて頂きながら無事演奏を終了しました

今日は、俗にいう「おし」用の団扇を職員の方がご用意して下さって感激しました

 

 

これは、ごく一部で他にも御利用者の皆様に行き渡るように作成されたようです

かなり手間がかかったと思います。

皆様がこれを手に持って打ち振りながら応援して下さって嬉しく思いました

最近は、御利用者の皆様も顔なじみとなり積極的な行動に出られる方も増えました

前に出てこられてリクエスト曲を述べられてそれを歌唱される方

一緒にハーモニカを吹かれる方等・・・大歓迎です

行事に参加されることは良いことです

 

今日の演奏曲はリクエスト3曲を含め「朧月夜・遠くへ行きたい・赤城の子守唄・お富さん・

人を恋ふる歌・アンコ椿は恋の花・おもいで酒・人生の並木路・星の流れに・

湯島の白梅・水色のワルツ・酒よ・王将・ふるさと・北国の春・」

アンコールは「好きになった人・」でした

お元気な94歳のご婦人もわざわざ私達の所にこられて「楽しかった」と言って頂きましたが

男性の御利用者の方にも喜んで頂けたようでほっとしました

私の不手際を職員の方の暖かい心でカバーして頂きましたが感謝しながら帰路につきました(^^)/

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「水色のワルツ(唄:二葉あき子)「TY]様No.4 ポスターも飾り付けも・・・

2025年02月20日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏

  心配していた気温も、風が無いのでそんなに寒くはありませんでした

久し振りのご依頼を頂きましたが担当者の方が親切な方で

我々の訪問の為に立派なポスターや飾り付けまで作成して下さいました

お忙しいのに・・・有難いことです

他の施設でもチラシやポスターを作って下さるところはありますが

やはりウレシイものですね(笑)

 

気分的にも張り切って行こうという思いで演奏を開始しました

以前お伺いした時は、「東京のバスガール」を聴いて

日頃偏屈なお爺さんが涙されていたと聞きましたが歌の力は大きいです

 

昭和歌謡の中で「水色のワルツ(作詞:藤浦 洸/作曲:高木東六/唄:二葉あき子」

を選曲にいれましたが3拍子の上品なメロディが私は好きです

1 君に逢ううれしさの 胸に深く
  水色のハンカチを ひそめる ならわしが
  いつの間にか 身にしみたのよ
  涙のあとをそっと 隠したいの

2 月影の細道を 歩きながら
  水色のハンカチに 包んだささやきが
  いつの間にか 夜露にぬれて
  心の窓をとじて 忍び泣くの

歌手の二葉あき子さんは、二年前に96歳でご逝去されています

御出身は広島でしたが、帰郷のため広島から汽車に乗りは20分遅れで広島駅を出発したところ 、

汽車がトンネルに入っている際に「原爆」が投下され、

汽車がトンネルを出たところで、きのこ雲と落下傘を見たという。

被曝はしたものの、トンネル内であったため原爆による直接の被害は免れたという逸話があります

人間の運命の幸不幸は紙一重で変わるものだとつくづく感じました

「岸壁の母」の二葉百合子さんと混同されがちですが、赤の他人だそうです

 

御利用者の中には写真も一緒にとって欲しいとご希望される方もいて

暖かい雰囲気の中・・無事訪問を終わる事が出来ました

スタッフの皆様も素敵な方ばかりでいろいろ御心遣い頂き感謝するばかりです

 

 

 

 

 

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「一円玉の旅がらす(唄:晴山さおり)」2/18(火)UD様No.26(141) 縁は異なもの

2025年02月18日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏

 今日も皆様から暖かい視線を浴びながらの30分の演奏でしたが 

顔なじみの方がほとんどの中、初めての御利用者(男性)の方もいらっしゃいました

でも一緒に唄って下さって嬉しく思いました

 

新しく入社された若い可愛い娘さんがいらっしゃいましたが

終了後お話をしていると以前、別の施設に入所されていた方のお孫さんとのこと

我々のこともご存じで驚きました

その方とは、親しくお話をした記憶があり年賀状のやりとりもしていましたが

数年前に、他界したとご家族からご連絡を頂き寂しく思ったことを思い出しました

縁は異なものと申しますが、出会った人とどこでどんなことでお会いするかも知れません

一期一会を大切に・・人との出会いは、あだやおろそかに出来ないと改めて思いました

 

今日もリクエストを数曲頂きましたが・・・

その中の「一円玉の旅がらす(作詞:荒木とよひさ/作曲:弦哲也)

歌は色々な歌手が歌っていますがNHKの「みんなのうた」で放送された曲です

1・一円玉の 旅がらす 一人ぼっちでどこへ行く

 一円玉の 旅がらす 明日は湯の町 港町

 一円だって 一円だって 恋もしたけりゃ 夢もある

 ああ 出世街道 どこへ行く

2・一円玉の 旅がらす 好きなあの娘を振り切って

 一円玉の 旅がらす 風に浮雲 子守唄

 一円だって 一円だって 生まれ故郷にゃ 母がいる

 ああ 出世街道 どこへ行く

 

アメリカのトランプ大統領は、一ペニーコインをなくしたらどうか?と言っているそうですが

日本では、一円玉をなくそうと言う声は聞こえてきません

”一円をおろそかにする者は 一円に泣く”

女性の方に申し上げたい!!!小銭も、貴女のつれあいも大切に致しましょうオネガイします(笑)

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「人を恋ふる歌(作詞:与謝野鉄幹)2/14(金)HJI様No81 バレンタインのチョコ

2025年02月14日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏

  今日も風が冷たく感じられる日でしたが外気温は10度・・・

昨日より6℃も高くなりました。春はすぐそこまで来ているようです

今日も職員の方をはじめ皆様に暖かく迎えて頂きました

今日の演奏曲のなかで旧制三高の寮歌「人を恋ふる歌」を久しぶりに演奏・・・

作詞の与謝野鉄幹は、明治6年生、落合直文に師事し、歌人として有名です
「君死にたまふことなかれ」の詩で有名な与謝野晶子と3度目の結婚をしています

「人を恋ふる歌(作詞:与謝野鉄幹/作曲:不詳)

 妻をめとらば 才たけて みめ美わしく 情けある
  友を選ばば 書を読みて 六分の侠気 四分の熱

 恋の命を たずぬれば 名を惜しむかな 男ゆえ
  友の情けを たずぬれば 義のあるところ 火をも踏む

 汲めやうま酒 うたひめに 乙女の知らぬ 意気地あり
  簿記の筆とる 若者に まことの男 君を見る

 妻子を忘れ 家を捨て 義のため恥を 忍ぶとや
  遠くのがれて 腕をます ガリバルディや 今いかに

(注:”ガリバルディは分裂していたイタリアを統一に導いたイタリアの軍人)

 

今日は、初めてお会いする男性がお一人・・・女性の皆様はお元気で圧倒されました

1時間の演奏も少し時間をオーバーしましたが無事に終了しほっとしました

 

本日はバレンタインディーですが、

この華やかな日にもっとも遠い縁のない男を自認するこのアタシ・・・

しかし、思いがけず施設の方からチョコレートを頂きました

身内の義理チョコ・プラスα・となりましたが”物に弱いアタシ”の本能が嬉しがっているようです

顔には出しませんが・・・(笑)・・・

 

 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「人生の並木路(唄:ディック・ミネ)2/11(火)AIAI様No.120  今日も大笑い

2025年02月11日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏

 先日、珍しく朝起きたら車の屋根にうっすらと雪が積もっていました・・・

立春が過ぎたとはいえ未だ寒い日が続いています

ここAIAIさんは、床暖房が入っているので別世界のような暖かさ・・

職員さんも御利用者さんも暖かい方ばかりです

久し振りに「Sさん」にもお会いしました(^^)/

 

私が子供の頃、食糧難時代でしたが冬になると手に”しもやけ”が出来て大変でした

指と指がくっついて痛くてたまらなかった思い出があります

手と言えば、冬の新聞配達も過酷でした、手がかじかんで大変でした

配り終えて家にたどり着くと、手を温める為に風呂の残り湯の中に手を入れるのですが・・

とても痛いのです。堅くなった筋肉が解ける痛さなのでしょうか・・とにかく痛かったです

 

そんな昔の苦労?を思い出すと浮かんでくるのは・・・・

本日の演奏曲の中のこの歌・・・・

「人生の並木路(作詞:佐藤惣之助/作曲:古賀政男/唄:ディック・ミネ)」です

古賀政男さんも苦労をされたようで、ご自分の経験が歌に表現されるのでしょう

人の心を打つ良い曲をたくさん作曲されています

1 泣くな妹よ 妹よ泣くな 泣けば幼い 二人して
  故郷を捨てた 甲斐がない

2 遠い淋しい 日暮れの路で 泣いて叱った 兄さんの
  涙の声を 忘れたか

3 雪も降れ降れ 夜路の果ても やがて輝く あけぼのに
  我が世の春は きっと来る

4 生きて行こうよ 希望に燃えて 愛の口笛 高らかに
  この人生の 並木路

昭和12年公開の日活映画”検事とその妹”の主題歌。
内容は両親を亡くして苦難の中、助け合いながら生きてきた兄妹の物語だそうですが

この哀愁を帯びたメロディは、映画の内容にぴったりです

最近は、ほとんど聞くことも無くなりましたが私の好きな歌の一つです

 

本当は、いらっしゃるはずの方が体調不良でお休みでしたが代わりに予定外の方がいらっしゃいました

女性の皆様は、元気で冗談を言いながら大笑いされ私も元気を頂きました

職員手作りのケーキを頂きながら衣装やアクセサリーのお話も・・・

寒さも忘れて、心も温まる楽しい訪問でした

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「遠くへ行きたい(唄:ジェリー藤尾)2/7(金)KFS様No.5 回想法の体験も・・

2025年02月07日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏

  雪がちらほらと舞う中・・・風が冷たい一日でした

今日は、回想法の講師の方もいらっしゃってお話を私も聞きました

テーマを絞ってそのことに関しての自分の体験を話すわけですが

色々なことが皆様の口から出て来るのに大変興味深かったです

92歳の男性の方も力強い声で子どもの頃の事を話されましたが

私も92歳になった時にあのように元気に話ができるだろうか?・・と・・・

もっともそれまで生きていられればの話ですが(笑)

 

ご婦人のなかには、「父親が生前ハーモニカが好きでよく吹いていました

時折、残った録音テープを聞いていますが、今日は父の事を思い出しました」と・・・

もう故人になられたそうですがかなりお上手だった様子でした

 

今日は30分の演奏でしたので演奏曲は「寒い朝・赤と黒のブルース・遠くへ行きたい・

居酒屋・酒よ・人生の並木路・すきま風」・・以上でした

その中で「遠くへ行きたい」をご紹介したいと思います

(作詞:永 六輔、作曲:中村八大、唄:ジェリー藤尾)

知らない町を 歩いてみたい どこか遠くへ 行きたい
知らない海を 眺めていたい どこか遠くへ行きたい
遠い街 遠い海 夢はるか 一人旅
愛する人と めぐり逢いたい どこか遠くへ 行きた

愛し合い 信じ合い いつの日か 幸せを
愛する人と めぐり逢いたい どこか遠くへ 行きたい

 

昭和37年にNHKテレビのバラエティ番組「夢であいましょう」の”今月の歌”として作られ

昭和45年開始の旅番組「六輔さすらいの旅・遠くへ行きたい」の主題歌として使用・・・

作詞家の永六輔さんと言えばラジオ番組「誰かとどこかで」が有名ですが

7円の歌(当時葉書が¥7)・・・のコーナーを思い出します

 

ジェリー藤尾さんは、中国・上海生まれ。父は日本人、母は英国人。敗戦で日本に引き揚げたきたのち

米軍キャンプ回りのバンドマンを経て、58年に歌手デビュー

強面で喧嘩は強く、しかし弱者には優しい方だったと聞いています

晩年は老人施設に入所していたそうですが大変女性にもてていたそうです(81歳没)

ご冥福をお祈りします

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする