ボランティア演奏日記 「あきらとマドンナ」

訪問先でのハーモニカ演奏の記録と、時折、趣味の旅の様子等掲載しています

女ひとり(デューク・エイセス)1/5(金)IKIK様No.112 着物の話 

2024年01月05日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 今年初のハーモニカボランティア演奏訪問です
ボランティア演奏を始めてから16年目に入り、
知らず知らずに年数を重ねてきましたが未だに未熟さばかり感じます
昔のプログラムを見ると、
現在でも演奏をしている曲も多いのですが
しかし、少しずつ変化が見られます
戦前の東海林太郎さん/岡晴夫さんや田端義夫さんの曲が減少してきました

又、当初応援して下さった御利用者の方も、鬼籍に入られた方も多く
その方が好きだった曲を演奏するたびにお顔が浮かびます(合掌)

今日は30分の演奏時間でしたが
リクエストを頂き「女ひとり(唄:デュークエイセス)」を初めて演奏しました
京都の情景が浮かぶような曲です

メロディの出足が・・・♪:ぼうや~よいこだ ねんねしな~
日本昔話のテーマ曲に似ています (^^)/

そう言えば「1月1日」もイントロが「ふじの山」に似ていて
ぼんやりしていると間違えてしまいそうです

「女ひとり」を歌っているデュークエイセスは、
男性4人のコーラスグループですが
デュークエイセスとは、”選りすぐられた侯爵”と言う意味だそうです
2017年に引退され62年間活動されました


「女ひとり」
作詞:永 六輔/作曲:いずみたく(唄:デューク・エイセス)

1 京都 大原 三千院 恋に疲れた女がひとり
  結城(ゆうき)に塩瀬(しおぜ)の
  素描(すがき)の帯が
  池の水面(みなも)にゆれていた
  京都 大原 三千院 恋に疲れた女がひとり

2 京都 栂尾(とがのお) 高山寺(こうざんじ)
  恋に疲れた女がひとり 大島つむぎにつづれの帯が
  影を落とした石だたみ 
  京都 栂尾 高山寺 恋に疲れた女がひとり

3 京都 嵐山(らんざん) 大覚寺
  恋に疲れた女がひとり 塩沢がすりに名古屋帯
  耳をすませば滝の音
  京都 嵐山 大覚寺 恋に疲れた女がひとり

歌詞の中に出てくる”紬”はまゆから紡いだ糸で織った絹織物
茨城県結城市一帯で織られる結城紬、
鹿児島県奄美大島や鹿児島市で作られる大島紬、
新潟県南魚沼市塩沢あたりの塩沢紬は、
日本三大紬と呼ばれ、高級品とされています。

塩沢がすりは、かすれたような部分を規則的に配した模様
塩沢紬に絣の模様を配した織物が塩沢がすりです。

素描の帯は、糊を入れた染料を筆につけて
日本画のように柄を描いた布地で作られた帯で、
模様部分だけをつづら折りのように織ったのが”つづれの帯”です
名古屋帯は、正装用よりも簡単に締められる袋帯で
素材や柄などを使い分けることによって改まった場所でも締められます

歌詞の意味を調べてみると勉強になります
私の亡き母は、「着物の着付け教室」を開いていましたが
私が教室の看板をプレゼントした時、
喜んでくれた笑顔を思い出しました
コメント (4)
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