日本全体が景気の停滞ムードになってしまった。
とりわけ東北地方への観光は風評被害もあってなかなか進まない。
こんなニュースを読んだ。少しずつ日本人の国内観光も増えているようだ。
日本人の場合は国内旅行=日帰り、1泊、海外旅行=長期休暇中に行くもの
という図式になってしまい、せっかくの連休も国内でというより海外で過ごす
という人も増えた。
物価も考慮すると一週間休みがあれば韓国、台湾、シンガポール・・・と
かなり贅沢な日々を過ごせる。
国内旅行は言葉に困ることもないし、安全だし、文化習慣で戸惑うこともない。
しかも日本は場所によってこうも違うものかというくらい「お国柄」みたいな
特色があって飽きない。
通訳案内士ってことばに不自由しないだろうと思われることも結構あるのだが、
実際は伝えたいメッセージの8割の出力で、
微妙なニュアンスなんかは正直 伝わっていないような気もする。
たとえば「素晴らしい」伝えたくてもwonderfulかgreatがいいかsplendidなのか
その場にあった自分が適語と考えた言葉と
英語母国語者が受け取る意味内容がずれることだったあるわけである。
さらに異言語を話すのは「どかっ」と半端じゃないくらい疲れる。
この点でも国内旅行は気軽である。線路は続くよ、どこまでもなので
乗ってしまえばいつかは着くの安心感がある。
さて、インバウンドはどうだろうか?
中国からの観光客は依然として少ない。
VJC年間3000万人の目標には中国人観光客の訪日を増やすのは急務である。
いつごろから増えるのだろうと考えてみると、
原発の安全宣言がでてから一年くらいかかってやっと団体旅行等が来るのかな。
新幹線や宿泊施設をはじめとするインフラがきちんとできているのは当然ではあるが、
ちょっと気になったことがある。
それは、運賃。
LCCの導入によって中国や東南アジア圏から格安で日本にこられるようになった。
これはいいことだ。
行きたい場所の筆頭にあげられる東京見物 浅草、秋葉原、お台場、東京ディズニーリゾートなど
はマストである。
その後 国内のどこかに移動するとなると恐ろしく旅費が高い!
例えば 東京から新青森まで片道はやてで1万5、6千円。これって航空運賃より下手すりゃ高い。
誰が国内移動の費用のほうが高いと思うだろうか?
外国人旅行者向けにはジャパンレールパスという乗り放題パスもあるのだが
中国人で使っている人を見たことがないのはなぜだろう?
団体旅行が多いので個人旅行はまだまだ相対的に少ないのかも知れない。
ことばのバリアフリーはできていますんで
外国人の方々がまた日本の振り向いて訪日してくれることをこころから願います。
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