カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

旅の終わりに

2011-10-03 09:14:29 | リゾートホテル

昨日チェックインされた中国杭州からのお客様が今朝出発。朝食の折ごあいさつに伺う。杭州から上海を経由して東京に。東京から沖縄にバカンスに来られた。沖縄に入ると数次ビザを手に入れることが出来るので中国からの観光客の皆さんは、一度は沖縄に入って来られる。今朝、短い時間だったけど別れを惜しむには十分だった。ご主人とも奥様とも握手をして再来を約束。タクシーの中からいつまでも手を振ってくださった。2泊3日の短い時間だったけど・・中国のお客様が沖縄はとっても素晴らしいところだったと心から喜んでくださったことが何よりうれしい!

TVで伝わる中国との関係よりも、こうして直に人と人が触れ合う観光と言う仕事には、感動を呼び起こされる。何十年この仕事をしていても、いつも新鮮な喜びや感動が生まれる。マニュアルにない対応こそ感動や喜びにつながると思う。

このお客様へ伝えられた感動は、ホテル、通訳を手伝ってくださった名桜大学の講師の先生、タクシードライバーの方たくさんの人の手が加わって初めて感動と言う旅に繋がったんだと改めて感じた。観光は、ホテルだけで作るものではなく、その土地に住む全ての人たちが参加してこそ大きな喜びや感動につながるのではないだろうか?これからの沖縄に必要なことは安里沖縄観光コンベンションビューローの会長が言っているように沖縄に住む全ての人たちが関わって行く産業に成長していくことが必要だと思う。