カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

勇気と笑顔を頂いた

2011-10-10 07:49:42 | 沖縄

沖縄で演奏活動を行っている「ケントミ」さん。ケンさんは、難病と戦いながら車椅子で三線を弾いて、トミさんは乳がんを発症して再発するなかで琉球太鼓を叩いているお2人の姿を身近に感じるようになってから・・色々と自分と向き合う大切さを教えられた。限りある命を完全燃焼させようとする生命力には心打たれる。自分の幸せにとどまらず、多くの人々と幸せを分かち合おうとするその姿が、何より心を揺り動かす。

先日、ホテルに、ケントミファミリー16人様でランチに来られた。施設の案内を差し上げていると皆さんが色々とアイデアを沸かして楽しんでいる様子を見ていてこちらまでうれしくなる思い。障がいを持つと言うことは、決して不自由ではない、ただ不便はあると聞いた。車いすでの行動に支障が出てしまう箇所がホテル内に点在していた。恐縮していると、こんな風にすればいいんだよと教えてくださった。ありがたい!不便や不都合をなじるのではなく、教えて下さる姿は、心の問題だと思った。

11月6日の「車いすの花嫁」プロジェクトに応援をお願いした。一緒に出来ることは一緒に考えて行動したいと思う。小さな力だけど、集まればきっと何かが生まれてくるはず。ケントミさん達の「輪の和コンサート:だいじょうぶよツアー In 岩手」でのケントミファミリー報告集というのを頂いた。読み行くうちに心が震えだした。自分達の体が難病、癌と言う大変な状態の中で、沖縄から岩手まで和をつなぐツアーを敢行する力は一体どこから生まれてくるの?笑顔いっぱいの表紙にも、心が洗われる思い。

生きる価値とはなんでしょう?なんて大上段に構えた話ではなく自然体で生きる姿が大切なんだとつくづく思い知らされた出会いには、大きな未来が輝いているように思えてならない。