11月19日に那覇市で米兵が飲酒運転の上、死亡事故を起こした。酒気帯び運転におる道路交通法違反の疑いで逮捕された。死亡された方には心から哀悼の意を表します。
報道によると、被害者のご家族は、高齢の母親には、ショックを受けるといけないから、今回の事故のことを伝えていないとのことだった。今度こそは日本の法律で裁いてほしい。そして、こうした事故が再び起きないことを願う。
(朝日新聞 11月21日朝刊より)
20日には、在沖米軍トップの調整官が、翁長知事に面会して謝罪したという。沖縄米軍人の基地と自宅以外の出入り禁止、日本国内の全米軍人の基地内外での飲酒が禁じられた。
しかし、翁長知事は、「綱紀粛正、再発防止に努めますと言われても、県民は何ら信用できない・・・」と沖縄県民の怒り、心痛を代弁されていた。
この事案に対して、20日のテレビ朝日「報道ステーション」のコメンテーターの後藤氏が、これらの事件とその日本の対応について「いまだに『占領軍意識』がある」との発言があった。私は漠然と同感だと思った。しかし、ツイッターにこの後藤氏の発言は甘い。「占領中」だ。という指摘があった。日刊ゲンダイ・デジタルに掲載されている、矢部宏治氏に関する記事で、「日本が囚われ続ける『米国占領下の戦争協力体制』の正体」というのを読めということだった。
日刊ゲンダイに書かれている内容は、日米地位協定に関することだ。例えば、記事には先日のトランプ氏の訪日のことが書かれていた。トランプ氏は米軍・横田基地に降り立った。これは米政府関係者は日米地位協定によって、まったく日本の法的なチェックを受けず入国できる。軍関係であれば高速道路も無料で利用できるなどの特別な措置があるとのことだ。
そして、他国の軍隊に対して「国内に自由に基地を置く権利」と、「そこから自由に国境を越えて他国を攻撃する権利」の両方を与えているのは、世界で日本だけとのこと。
この他、日本国内の米軍基地から戦闘機が紛争地域に飛ぶこともできるなど・・・。旧安保条約で、吉田茂首相が米軍司令官との間で、「戦争になったら自衛隊は米軍の指揮下で戦う」という「指揮権密約」を口頭で結ぶことになった。この重要な取り決めを60年間も隠していたという。
私もこの記事を読んだ後、日米地位協定を読んだ。驚きと共に私自身の無知を知った。中学、高校、大学と地位協定について学んでこなかった。用語は何処かに書いてあったのかもしれないが、その中身については殆ど分かっていなかった。矢部氏がいうように「占領下」ととらえられる条文だ。解釈によっては、米軍が日本の自衛隊の指揮権を持つと捉えられる。教育が意図的に触れないようにしていたならば、ぞっとする。
憲法を改正するか否かという二者択一という問題であってはならない。我々国民も、憲法9条と併せて、日米地位協定についても理解しつつ、より平和な国作りについて論じなければならないと改めて思った。
報道によると、被害者のご家族は、高齢の母親には、ショックを受けるといけないから、今回の事故のことを伝えていないとのことだった。今度こそは日本の法律で裁いてほしい。そして、こうした事故が再び起きないことを願う。
(朝日新聞 11月21日朝刊より)
20日には、在沖米軍トップの調整官が、翁長知事に面会して謝罪したという。沖縄米軍人の基地と自宅以外の出入り禁止、日本国内の全米軍人の基地内外での飲酒が禁じられた。
しかし、翁長知事は、「綱紀粛正、再発防止に努めますと言われても、県民は何ら信用できない・・・」と沖縄県民の怒り、心痛を代弁されていた。
この事案に対して、20日のテレビ朝日「報道ステーション」のコメンテーターの後藤氏が、これらの事件とその日本の対応について「いまだに『占領軍意識』がある」との発言があった。私は漠然と同感だと思った。しかし、ツイッターにこの後藤氏の発言は甘い。「占領中」だ。という指摘があった。日刊ゲンダイ・デジタルに掲載されている、矢部宏治氏に関する記事で、「日本が囚われ続ける『米国占領下の戦争協力体制』の正体」というのを読めということだった。
日刊ゲンダイに書かれている内容は、日米地位協定に関することだ。例えば、記事には先日のトランプ氏の訪日のことが書かれていた。トランプ氏は米軍・横田基地に降り立った。これは米政府関係者は日米地位協定によって、まったく日本の法的なチェックを受けず入国できる。軍関係であれば高速道路も無料で利用できるなどの特別な措置があるとのことだ。
そして、他国の軍隊に対して「国内に自由に基地を置く権利」と、「そこから自由に国境を越えて他国を攻撃する権利」の両方を与えているのは、世界で日本だけとのこと。
この他、日本国内の米軍基地から戦闘機が紛争地域に飛ぶこともできるなど・・・。旧安保条約で、吉田茂首相が米軍司令官との間で、「戦争になったら自衛隊は米軍の指揮下で戦う」という「指揮権密約」を口頭で結ぶことになった。この重要な取り決めを60年間も隠していたという。
私もこの記事を読んだ後、日米地位協定を読んだ。驚きと共に私自身の無知を知った。中学、高校、大学と地位協定について学んでこなかった。用語は何処かに書いてあったのかもしれないが、その中身については殆ど分かっていなかった。矢部氏がいうように「占領下」ととらえられる条文だ。解釈によっては、米軍が日本の自衛隊の指揮権を持つと捉えられる。教育が意図的に触れないようにしていたならば、ぞっとする。
憲法を改正するか否かという二者択一という問題であってはならない。我々国民も、憲法9条と併せて、日米地位協定についても理解しつつ、より平和な国作りについて論じなければならないと改めて思った。
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