11日の報道ステーションの特集で、前原子力規制委員長・田中俊一さんが福島県飯舘村に引っ越し、新たな人生をスタートさせたことを報じていた。
この特集に関して、フェイスブック等で意見が述べられている。どちらかというと否定的な、意見が目立つ。原子力規制委員長になる前は、原子力に関わってきた科学者として客観的な見識が評価され、規制の効果を期待する面もあった。しかし、委員長の役職を遂行するにつれ、はっきりものをいい、市民目線から離れていくような点も見られた。
また、発言について、政府の圧力があったのではないか、メディアの報道姿勢との絡まり、報道ステーション側が田中さんの発言のとらえ方について、誤謬があったと謝罪するという一面もあった。一方で、委員会などの透明性を計るなど、情報開示について積極的に取り組んでいた。
政府の圧力やメディアとの関係など、闇の部分もあったのか? 委員長という重責を担っていたので、“個"でいられないときもあったと思われる。圧力と忖度は、裏腹で、政府側の立場に立つか、市民の側に立つかによって、圧力や忖度の向く方向が全く逆になる。従って評価も反転する。
田中俊一さんは、昨年の9月に原子力規制委員長を退任された時から、退任後は福島に居住しようと考えていたようだ。退任時の記者会見で、「原子力行政、原子力の在り方について、もっと国会で十分に議論して頂きたい。原子力の政策がきちっとどっちに向いてどう行くのか明確でないことが大きな課題」という発言をされていた。
田中俊一さんの発言。
今回の報道ステーションの特集では、田中さんは次のように発言している。「『原子力に携わった人間は、共通の責任を持つべき、持たなきゃいけない』という深刻な責任を持つべき」と。「責任を持つ」ということを繰り返し強調していた。
この特集のタイトルは、「3.11から伝えたい」ということで田中前委員長の覚悟を伝えるものであった。肩書もない、毎週の記者会見もなくなった田中さんというナレーションで放送が始まり、個人として飯館村で生活していく覚悟を伝えていた。
原子力規制員会時代は、役職として動き、今後は個人として原子力について向き合うとのこと。飯館村は避難指示が解除された。しかし、汚染物質が積まれたところも残っている。解除されたとはいえ、放射能の値は高いところがある。今日の特集以外の情報によると、チェルノブイリの基準から見ても、日本の基準は設定が甘い。つまり、高い放射能のまま避難指示が解除されたということもいえる。
今後、田中さんは原子力に関わってきた個人として、その深刻な責任とともに飯館村で生活し、原子力と向き合うとのこと。市民目線で、かつ、原子力に携わってきた研究者として、今後も、機会あるごとに、情報を発信していただけることを願いたい。
この特集に関して、フェイスブック等で意見が述べられている。どちらかというと否定的な、意見が目立つ。原子力規制委員長になる前は、原子力に関わってきた科学者として客観的な見識が評価され、規制の効果を期待する面もあった。しかし、委員長の役職を遂行するにつれ、はっきりものをいい、市民目線から離れていくような点も見られた。
また、発言について、政府の圧力があったのではないか、メディアの報道姿勢との絡まり、報道ステーション側が田中さんの発言のとらえ方について、誤謬があったと謝罪するという一面もあった。一方で、委員会などの透明性を計るなど、情報開示について積極的に取り組んでいた。
政府の圧力やメディアとの関係など、闇の部分もあったのか? 委員長という重責を担っていたので、“個"でいられないときもあったと思われる。圧力と忖度は、裏腹で、政府側の立場に立つか、市民の側に立つかによって、圧力や忖度の向く方向が全く逆になる。従って評価も反転する。
田中俊一さんは、昨年の9月に原子力規制委員長を退任された時から、退任後は福島に居住しようと考えていたようだ。退任時の記者会見で、「原子力行政、原子力の在り方について、もっと国会で十分に議論して頂きたい。原子力の政策がきちっとどっちに向いてどう行くのか明確でないことが大きな課題」という発言をされていた。
田中俊一さんの発言。
今回の報道ステーションの特集では、田中さんは次のように発言している。「『原子力に携わった人間は、共通の責任を持つべき、持たなきゃいけない』という深刻な責任を持つべき」と。「責任を持つ」ということを繰り返し強調していた。
この特集のタイトルは、「3.11から伝えたい」ということで田中前委員長の覚悟を伝えるものであった。肩書もない、毎週の記者会見もなくなった田中さんというナレーションで放送が始まり、個人として飯館村で生活していく覚悟を伝えていた。
原子力規制員会時代は、役職として動き、今後は個人として原子力について向き合うとのこと。飯館村は避難指示が解除された。しかし、汚染物質が積まれたところも残っている。解除されたとはいえ、放射能の値は高いところがある。今日の特集以外の情報によると、チェルノブイリの基準から見ても、日本の基準は設定が甘い。つまり、高い放射能のまま避難指示が解除されたということもいえる。
今後、田中さんは原子力に関わってきた個人として、その深刻な責任とともに飯館村で生活し、原子力と向き合うとのこと。市民目線で、かつ、原子力に携わってきた研究者として、今後も、機会あるごとに、情報を発信していただけることを願いたい。
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