標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

久しぶりに雨が上がった。畑への通路の補修。オクラを抜く。

2017-10-18 18:51:49 | 日記
我が家の畑は、家が建っているところから5mほど高いところにある。畑に行くのには二通りの方法がある。一方は家の東側に隣接する大きな石積みの擁壁を登るか、他方は北側の林の手作りの通路(長さ20m弱、幅は30~40cm)を登るかだ。



石積みの擁壁は、岩の間に生えた雑草取りやゴミ(枯れ葉や枯れ枝)の掃除の時に登る。部分的だが岩登りが味わえる。ちょっぴりスリルがある。


通常は北側の道を使う。仰角25度前後で距離は20m弱の道のりだ。そのままでも登り降りできないことはないが、物を持っての上り下りは負担が大きい。土を削り石を入れるなどして、不規則だが、階段状にしている。


下の方は余ったレンガや石をモルタルで固定してあるが、ほんの数段ほどで、他は土を削り踏み場を作っただけだ。
雨が続くと土が流れ階段が消えていく。登り降りしにくくなる。今日は久しぶりに雨が上がったので、簡単に階段の補修を行った。


各段差に溜まった泥をツルハシで削り、平らにした。作業中は平らにしたつもりでも、作業後登り降りしてみると、踏み場はすべて少し下りになっている。毎回、作業の度に、同じように下り気味になる。水平を取ったりするのも面倒なので、今回もこの程度の補修で納得することにした。

ところで、この道から30mくらい林を下ったところにけもの道がある。そこは人が入るところではないので、人以外の動物が作ったものだと思える。今はまだ雑草が茂っているので入れないが、冬になれば林の中に入ることができる。チャンスが来たら探索してみよう。


さて、補修が終わり、畑に登り作物の状況を見た。先週は花をつけていたオクラの花が腐っていた。残念ながら、まったく実をつけていなかった。今期のオクラは終わりと判断し、根から抜いた。抜いて知ったが、高いものは2m近く伸びていたのに、根はあまり張っていなかった。すべて手で引っ張っただけで抜けた。


引き抜いたオクラ

ナスやピーマンは枝が横に伸びて垂れ下がるので、添え木を立て、地面に垂れさがらないようにする。しかし、オクラは、幹は垂直に伸び、枝も幹に沿ってバランスよく出ているので、添え木がなくとも雨風により倒れないのだと改めて知った。

今年は、十分オクラを収穫できたので、無言だが感謝の言葉を述べながらオクラを抜いた。でも、先週初めには、何本か花が咲いていたので期待していた。少々、心残りのする寂しい気持ちで坂を下った。
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