標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

薬草を求めて小鹿野行きと、名残だがまだ見られるモミジたち

2017-11-29 19:51:48 | 日記

ミューズパークから小鹿野方面を望む。薬師の湯は色付いている山並みの奥にある。

妻の知り合いから、健胃薬になるキハダを頂いた。妻が煎じて飲んだところ、胸やけが収まるという。夫婦ともに、齢のせいか少々の食べすぎや油ぽいものを食べたあとなどに胸やけすることがある。
私も飲んだところ、苦みは昔父が飲んでいたセンブリに似ていた。これは、効果がありそうと思い立ち、友人が買ったという小鹿野町にある「道の駅 両神温泉 薬師の湯」に行った。


道の駅の売店は、こじんまりした売り場だが、地元の野菜売り場の中に混じってキハダがあった。長さ10cm、幅2cm、暑さ2mm程で、幅の切り口がやや円弧状に反った木だった。その板が透明の袋に30枚ほど入っていて、500円であった。30枚も入っていれば、だいぶ日持ちするだろうということで、とりあえず一袋買った。

道の駅には昼頃着いた。売店の隣が、無料休憩所となっていて、天然酵母パンが売っていた。その隣の別棟は、薬師の湯だ。食堂もあるが、タロ(犬)も一緒だったので、天然酵母パンを買って、タロが散歩できるところに向かった。

目的地は、ミューズパークだ。以前もイチョウの黄葉を紹介したところだ。公園では歩くことに専念しようと、パンは車の中で早々に済まし、タロとともに歩きだした。


イチョウの黄葉を見に来た時の木々の風景は一変していた。まっ黄色に黄葉した葉は、全て落ち、イチョウの木は、葉が茂っていた枝が細く黒く見えた。私には、葉だけではなく木の本体まで枯れてしまったのではないかと感じるくらいであった。


タロはとにかく大喜びで、ちょこちょこ歩きだが、どんどん進む。妻とタロは先に行ってしまった。私は枯れ木のようなイチョウを見ながら、まだ紅葉の名残があるモミジなどを写真に収めながら後を追った。


歩き始めて最初に眼に入った鮮やかな赤。ピラカンサスの並木があった。


林の中はまだ紅葉がきれいだった。

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そしてさらに林の奥を見ると、黄葉と紅葉がグラデーションになっていた。


かりんの実がなっている。


こぶしが芽をつけていた。寒い冬をこのまま越すのか。


平日だけれど、トレインが走っていた。親子連れなどのお客さんもいた。


高々とそびえるメタセコイヤには、空と雲が似合っていた。


ミューズパークのパルテノンの近くにメタセコイヤが数本立っている。


メタセコイヤの色付いた葉。ヒノキ科の木で、和名はアケボノスギという。


メープル・ベイスというカフェ。残念ながら今日は定休日だった。


帰り際に見た紅葉。まだまだ観賞できると思った。


背高泡立ち草、ススキ、枯れた木々そして武甲山。

あと3日もすると秩父夜祭だ。今日は、風もなく穏やかな小春日和だった。祭の前の静けさの中に、やがて来る祭の喧騒が耳の中で囁いている気がして、何かワクワクする散歩だった。

夜祭は秩父市の近くに住んでいるのに、あまり来たことがない。今年は、チャンスがあれば来てみたい。
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