大会前日はPTA会長としての最後のお勤めである
PTA総会に出席し後任の方へ託した後、
そのまま現地へ向かいました。
今は高速道路が延び、アクセスがめちゃ良くなった
お陰で休憩のぞけば3時間ちょっとで紀伊勝浦へ。
途中、新宮市にある餃子の王将で腹ごしらえ。
ホテルには20時頃に到着。
すぐに風呂に入り大会の準備をし、9時に就寝。
興奮してあまり寝られませんでした(笑)
とりあえず2時50分に起床し
朝ご飯のサラダ巻きとパンを食べ、
テーピングや馬油を塗ったりして
3時50分にホテルを出発。
4時5分までに指定駐車場へ車を止め
バスに乗ってスタート地点へ。
滝まで階段を降りますが、まだ5時前なので暗~い
スタートまで時間があるので事前に配られた
護摩木を焚いて完走祈願。
スタート前に月見の里でお会いしたN村さんと再会も果たせました。
思ったよりは気温も低くない天候で5時スタート。
まずは石段を登り鳥居をくぐり、200mほど道路を下って折り返し距離調整。
ここからひたすら上り坂。
展望台まで上がるとこの景色!最高です。
ここまでは二之瀬峠よりほんの少し緩い傾斜を登りました。
スタートからこの坂の途中5kmまでが34:22ペース。
しばらくすると10kmの長い下り坂が続きますが、
ほぼすべて木陰の中を走ったので暑さは凌げました。
この10kmを1:08:32で駆け下りますが、
下りで足使わないようにしましたし
途中エイドにも立ち寄っているので
これくらいが丁度良かったようです。
そして途中声をかけていただいたY野さんとお話ししながら
前半を乗り切ります。
やはり話しながら走るとあっという間に距離と時間が進む。
これも大事なウルトラ攻略の手段ですね!
そうそうこの大会の距離表示は5kmごとに設置されてました。
15~20km地点は31:07とちょっとスピード出ちゃいました。
井鹿会館エイドでは豆腐が振る舞われ、冷たくて美味しかった~
さらにイチゴもあって最高。完全に食べラ~ン
そして次のゴルフ練習場エイドでは目はり寿司!
これまた美味しくて、食べ過ぎないよう注意(笑)
20~25kmは34:44と計画通りキロ7分。
ちょっと記憶にないのですが、どこかのエイドで
みかんジュースが出たのですが、
生絞りで感動の一品!!
そして29.3km地点の長井集会所で
預けた荷物を受け取ります。
ここで熱中症対策にOS1を摂取し、ユンケル飲んで日陰でストレッチ。
エイドではそうめんも補給しました。
後半炭水化物が摂りづらい状況になるのは
わかっていたので、食べられるときに食べないとね。
なんといってもエネルギー源ですから(;´Д`)
タイム的には25~30kmで43:09
30~35kmで35:33
35~40kmで37:08
だいたい熊瀬川エイドまで休憩入れてトータル約4時間40分と
だいたいキロ7分と好調です。
熊瀬川エイドでは茶粥をいただきましたが、今まで冷たいものばかり
摂取してきたので胃にやさしくてホッとしました。
さてこの30~40kmまでの区間は少し上っていますが、
歩きが入るほどではなく、田舎の景色を堪能しました。
途中こんなお手製の応援もあり嬉しかった~
終始とにかく川の水がとっても綺麗で、透けて見える川底を
見ながら走れる喜びを感じながら難関地点を目指します。
この熊瀬川エイドからが地獄でした
最初はこんな感じだったので、ゆっくり進めばいいかな
と思ったのですが・・・・
坂坂坂~(当然上りっす)
もう写真撮る余裕はありません(;´Д`)
途中42km地点の久保宅エイドで色川茶をいただきましたが
めっちゃ美味しい
ちょっと水分摂りすぎてお腹がボヨンボヨン
山頂まであと1kmって看板があり頑張るのですが、
歩きでもご一緒させていただいたY野さんのペースに段々ついていけません
40~45kmを53:06とちょっと貯金を使いました。
しかし何とか登り切り長閑な棚田風景を眺めながら下ります。
45~50kmを39:46と貯金を取り崩したのを取り戻す心構えで
進むと後が大変なので、ここも慎重に下ります
でしばらくすると3回目の山登り(笑)
まぁ~勘弁してちょ~って感じ・・・・
特にこんな坂が現れると戦意喪失
ここは上を見ず下ばかりみて走りました
そして円満寺公園エイドで鹿焼肉が食べられたのですが
普段大食いの私でも固形物が受け付けません
梅ジュースや色川紅茶をいただき折り返し地点58.7kmを目指します。
50~55kmは48:21
55~60kmは50:26
ダラダラと続くアップダウンに負け、とうとうY野さんと離れてしまいました
休憩は長く取るのはダメなのは
わかっているのですが、休めよ~と悪魔のささやきが聞こえます
この区間が踏ん張りどころで、すれ違うランナーからエールを
もらうのですが、返す言葉が出てきません。
ファイトとかナイスランとか最初のうちは普通に返答していたのですが
段々疲れてきてオィ~スとかウィ~スとか
自分でも何喋っているのかわかりません(笑)
平野バス停でブルーベリーヨーグルトを食べ
気分転換出来たので、ここから下り基調をコツコツ進みます。
60~65kmは46:02
65~70kmは38:47 とペースを上げます。
途中名物コスプレランナーの「さとう眼科」の先生を追い抜いたことで
完踏できるかも?とちょっと思えてきました。
この辺りになると前後に誰もいないこともあり、
コースを間違えたのかと不安になります。
そしてちょっと今までと違う疲労感が襲ってきます。
西中野川トンネル70.3kmエイドで少しストレッチをし
少し横になって体を休めました。
ここから第三関門長井集会所を目指しますが、
83.7kmにある井鹿会館までフラットなので頑張りどころ。
しかし体は言うことを聞いてくれません。
この辺りで出会った平安時代?の熊野詣スタイルの
女性ランナーさんと、一緒にゴールした女性ランナーさんと
会話しながら走ったり歩いたり。
お二人とも過去に完走した経験がお有のようだったので
このお二人に「このペースで間に合いますか?」と尋ねたら
「ちょっと頑張れば大丈夫」と言われたので
思うように動かない体にムチを入れ、
「よし!ここまで来たのだし、やれるだけのことはやろう!」と心に決めました。
出合橋エイドでトイレ休憩したとはいえ、歩きがかなり入ったので
70~75kmは 52:41 のヤバいタイム。
76.1km長井集会所でそうめんを食べ
預けてあったアミノバイタルを空ペットに補充。
そしてユンケル飲んでOS1を補給しながら再スタート。
第三関門は突破しましたが、50km以降ずぅ~と続く
足裏の痛みとラストスパートで闘うことに・・・・
次の関門である井鹿会館エイド83.7kmまで
7.6kmなのに歩いて走っての繰り返しだったので
めっちゃくちゃ長く感じました。
そんな調子だったので
75~80km 52:48
80~85km 49:59
まあ想定内のスピードですが、
この辺りから最後の4回目になる山越え。
ここは往路軽快に下ってきたコース。
ということは・・・ずぅ~と7km高度350mを登る超ドMコース!
どうみても二之瀬峠です。
この段階でゴールまで15km。残された時間は約2時間半。
これならいける!と思い坂道を攻めました。
途中の新停車場線エイドでチョコと塩飴を補給し山頂を
目指しましたが、最後の2kmはキツすぎて走れない。
その時出会った彦根から参加されたランナーさんと
話しながら進みましたが、ちょっと頑張って走ろうとしても
進まない。そうこうしているうちに段々日が落ちてきて
暗くなってきました。
85~90kmは58:27と想定外のタイムで焦りが出てきました。
山頂を越え現れた南平野三差路91.5kmエイドからは下り。
コーラに塩入れて補給していたら
休憩していたランナーさんが「もう大丈夫だね!」
と言ったので安心していたのも束の間、 もう一人の女性ランナーが
「最終関門が19:10かぁ~ヤバイ」と言い走り出しました。
私も最終関門の時間がすっかり頭から抜け落ちていたので
この女性についていかなきゃと必死で下ります。
もう周りは真っ暗で前のランナーがかろうじて見える程度。
ここで迷ったら終わりだ!と思い喰らいつきますが、
やってきました足裏のヘンな痛みが・・・・
そしてもう大丈夫だねといっていたランナー2人組に
坂道で軽々と抜かされ焦る私(*´з`)
そんな暗いなかでもエイドの方々から声援をもらい
どれだけ元気をいただいたことか!
でも90~95kmで49:10ってギリギリだ!
もう痛いなんていっていられない、トイレも我慢!
必死で走っているのになかなか次の最終エイドが見えてこない!
一体どれだけ走るのか?
不安だけど前にいるランナーが走っていることが唯一の安心材料。
最終関門も数分前に無事通過し、ラストスパート。
ゴール手前500mくらいでようやく人の声が!
係りの人に誘導されてゴールは女性ランナーI崎さんと同時ゴール
結果は14時間22分と計算通り
ゴール後はスタッフの方と万歳三唱
やりきった感が半端じゃありません
よくやった自分
その後完走証とメダル 、梅干しと向日葵をいただきました。
そしてゴールのおもてなしは柚子シャーベットとうどんを
名古屋から参加されたランナーさんと食べながらしばし会話をし
送迎ワゴン車で駐車場へ送ってもらいました。
結果、完走者302人中277位。完走率78%のレースでした。
振り返るとこんな素晴らしいレースはなかなかないと思います。
もう来年も出たいと思えるほどです。
そして今回100km走ったのに1度も足が攣らなかったのは
ものすごい収穫でした。
かなり塩分補給をしたこと
梅干し食べまくったこと
OS1含め水分補給もこまめにしたこと
そして走り方を変えたのが功を奏したようです。
大会関係者の皆様、そしてY野さんはじめ多くのランナーさん
ありがとうございました。