タタラが最初に行われた可能性がある福島県相馬市。踏み吹子による火力により鉄をうみだしました。
エネルギー繋がりでいうと、福島は原子力発電大事故による未曾有の被害を受けました。
福島の浜通りに住む多くの方がエネルギー産業に携わっていますし、相馬の海沿いはそのような現場が多いです。
スマホの無い時代を生きたスマホが当たり前の娘とは、スマホの絶対値に違いがあります。
電気がない時代を生きた人は、今の電気が当たり前の時代にきっと驚くでしょうし、そのように文明は姿を変え、どんどんと発展し、当たり前を増やします。
青銅器から鉄器へ。ふいご(鞴)の後、鉄の生成もたたらへ。タタラは山を切り崩したり、自然破壊と結びつきます。
鉄がもたらしたものは、成長の過程での功罪が大きいですが、功でいうと、太古の人々の生活、衣食住を豊かにしました。
衣についていうと、
「大量」の鉄針🪡は、人々が寒く無いように衣を作るのに役立ったことでしょう。
「大量」(オオハカリ)は、カモ氏のアジスキタカヒコネが使った剣の名前です。
アジスキタカヒコネネは、「立派な鋤の、高く輝く太陽の子」と御神名を考える説もあるようですが、農具である鋤(スキ)の神でもあるので、食を豊かにした感じもします。
自然による錫の生成が葦(アシ)の周りに自然に、鈴なりに出来る褐鉄鉱を、お名前から感じます。
食に関しては、カモ氏は製鉄の技術を用いて、農具だけでなく、治水工事や灌漑工事にも役だてました。
住居を作るにも、鉄の道具は大切。神々は鉄を人々が暖をとり、飢えず、定住できるように、生活に役立てるために太古の昔に与えてくださった気がします。
また、産業革命のあとは、馬での移動を鉄道へと無限大に可能性を広げました。
しかし、鉄の罪としては、力と結びつき、馬に乗り鉄剣を振りかざし、命を奪い合う戦争があります。
また、タタラは、山を切り崩し自然破壊をもたらしました。時代は後になりますが、蒸気機関車は大気汚染をもたらします。
功罪は裏表。文明を開くにはさけられなかったのかもしれません。
太古に、鉄や鉱物の生成に感謝を捧げるていたのが蝦夷が守り続けてきたアラハバキ信仰なのではないか、、と思います。
アラハバキは艮(北東)の方角にある東北の地に、押し込められました。北東は艮の金神、祟り神がいるとされてきました。しかし、その地こそ日の出の神が昇る聖なる地かもしれません。
鉄は善悪の色合いなどなく、人の産み出す想念や使い方次第です。古代史を見ても、人の心と、それが形になったものが土地の磁場となるような気がしています。
エネルギーを生み出す磁場の強いところは、そこに住む全生命体の気の蓄積にもあるように思います。
土地のエネルギーは神々から無償で与えてもらっていますが、人のエネルギーは一人一人が大地に返すもの。
足るをしれば、取りすぎず、無いところに自然と流れ、水のように低いところへ平坦に行き届く。当たり前でなく、全て有難い。
福島は福の島です。福島浜通り原子力発電事故のあった土地は、日本や世界がどんどん欲により危険を犯し、戦争をし、地球をも脅かす可能性をはらむ今、防波堤となりあの痛みを全身で受けてくれた土地だと思います。
自然は山も海も大気も物言わず、人々がなすまま全て受け入れてくれています。
しかし、昨今の100年に一度や1000年に一度や、過去例を見ないレベルの災害や異常気象の多発、これは、人間が生み出した業を自ずと受けている警告なのかもです。
昔は土葬でしたから、人は死んだら土に還りました。肉体は死んだら土(自然)にかえるのが当たり前。だから、人は大地を自らもいずれは吸収される、還る宮として大切に思い感謝していた気がします。生きている時から分離していなかったような気がします。
歴史の壮大な流れの中、見かけは発展しているようですが、実は後退しているのかもしれません。
ただずっとあるがままの自然の中に生かされている極小さな存在である自らの身魂を磨き、大いなる自然に御魂返しをしていきたいです。
【画像はお借りしました】