ある女の子が自分の描いたイラストを見せてくれたことがありました。凄くその子の描くイラストが上手くて驚きました。すると、その子は自分の家の近くの病院の小児がんの子達に絵をプレゼントしているんです!といいました。
凄い喜んだでしょう?と聞くと、ハイ。とにっこり。偉いね、どうしてそうしようと思ったの?と聞くと、うーん、と答えにはつまってました。
きっと、こうだから、という理由なんて無くて、彼女の内なる神様がただそうしたかっただけなのかも。
続けてね。良い事だからね。っというと、満面の笑顔で、ハイ!と。私も、ニッコリ。
また、留学に行った時の話もしてくれました。男性同士のカップルの家にステイしたようで、彼女はジェンダー差別についてもその時から問題意識を持ったと言っていました。
海外で買い物にいったら可愛い赤ちゃんがいたから、女の子?男の子?と聞いたようです。すると、性別を決めるのは私(その赤ちゃんの親)でなく、この子自身よと返答があったという話も教えてくれました。
そういう経験を通して、彼女は自分の心でジェンダーに対する問題意識をもち差別について考えていました。
とても素晴らしい若者が多い気がします。情報が溢れる社会にいて、自然と取捨選択して正しく見ようとしていますし、自分の経験がそれを後押ししています。
以前大好きな友、まほさんが正義で人様は救えない。正義は戦いさえ生む、と私に教えてくれた事がありました。
当時、妹の病の現状が理不尽であり、治療しない医師や保険会社を敵のように感じていました。自分の正義が真ん中であると思っていました。しかし、寄りすぎていたのは自分の考えを正しいと信じすぎていた自分だったと今は思います。
友人(天使のような方)の1人のご家族はお医者様一家でしたが、脳脊髄液減少症の現状にずっと心を深く寄せ続けてくれました。
今でいうと、ワクチンの接種や、オリンピック開催、自分の正しさと相容れないものを叩く風潮は怖いなと思います。マイノリティになればなるほど、声があげられなくなります。
過度に行きすぎず、自分の心に正直に、そして自分と違う判断生き方をする人にさえ、その方はその方で自分に正直に生きているだけで全てマルで、詮索も押し付けもない。
全て、自分に返ることだから、他を非難せず、自分が決めて自分に正直に肯定し生きていきたい。
優しい若い彼女は、ジェンダーに関しての偏見をどうすれば無くせるか考えていました。また、自分の得技を活かして、周りを癒すようにも動いていました。
年齢関係なく若い方からも沢山学ぶ自分でありたいと思いました。