大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

白龍と黒龍 「有難う」と「お陰様」

2021-04-30 05:47:00 | 神仏について

黒は全ての「色」を混ぜるとでき、白は全ての「光」を合わせるとできます。黒、白は、陰陽です。


黒は天の色と教えてもらいました。天とは太陽、月、星、です。中華では天を中央と8方向の九つの方向に区分し九天とよんだようです。北方は玄天。「玄」は黒、五行説では北にあたるようです。奥が深いです!


ところで、私は日本語のもつ言霊に魅せられています。言葉もエネルギーだと思っています。特に、「有難う」と「お陰様」という言葉が好きです。


白龍神は五行説では秋を象徴する西方の守護神で金属を司り鉱脈を掘り出すように豊かな収穫に導く神様だそうです。




色でいうと、白は全ての光を合わせ持ち、全ての色を和らげる「有難い」色です。龍神様のエネルギーと結びつけて考えると、収穫した物、今あるもの全てに感謝を思い、「有難う」を発したらすぐ大気中を白龍神が凄いスピードで背に乗せて運ぶように空想してます。


黒龍神は冬を象徴する北方の守護神で水を司り、常に流れる水のように新鮮な空気を保ってくださる神様だそうです。



黒は「お陰様」が似合う色で、謙虚な気持ちで感謝すると、この言霊を黒龍神が大地の奥底までゆっくりと運んでくださっているように空想しています。


お陰様は空気のような物だからか忘れがちです。自分が子供を持って初めて母が同じように、自分が赤ちゃんの時、オムツの世話から始まり何も出来ない時から育ててくれたことがわかりました。また、仕事をしてはじめて、父も、家族を養うため、しんどい事もあっただろうけど働き続けていたのだとも思いました。


なかなか気づけなかったけど、自分が生きていられるのは、無数のお陰様のお陰だと思います。命だってずっとバトンタッチして繋いでくれた先祖のお陰です。


鬼門の神様、金艮神は地深くお隠れになっている神様のようです。忘れると祟るとかいう人もいます。忘れ去られている縁者、悲しみをもってお亡くなりになった故人に生きている人が忘れず供養を行う事はとても大切だと思います。


「有難う」は、本当に言う人の心も言われる方の心も和らげる言葉です。


「お陰様」は何か良い事があったりする前につける縁の下の力持ち、陰で支える何か、先祖や神様を忘れない、そういう見えないけどたしかにある何かを感じて感謝する言葉です。


「有難い」と思う素直な心と「お陰様」を感じていける謙虚さがこれらの言霊には詰まっています。日本語を自由に操れる日本に生まれて良かったと思います。


日本語の響きは素敵ですね!


【画像は白龍、黒龍、陰陽画像検索より】


白山と黒龍

2021-04-29 05:51:00 | 神社仏閣

白山を流れる九頭龍川は、昔は黒龍川とよばれていました。白い山と黒い川の対比は美しいです!



9世紀末、平泉寺の白山権現が姿を現して尊像を川に浮かべると、九つの頭を持った龍が現れ、尊像を頂くようにして川を流れ下り、黒龍大明神の対岸に泳ぎ着いたといわれています。以来、この川は九頭龍川と呼ばれるようになったそうです。


白山は以前妹と熊さんと参拝しました。岐阜、福井、石川にある白山の3社とも、それぞれ素晴らしい空気で満ちていました。その中でも特に私は福井の平泉寺白山神社が好きになりました。




平泉寺白山神社参道帰り道

白山神社は摂社の祠が多く、龍神に関係ある貴船社や、豊玉姫(龍宮の乙姫)と山幸彦の子供である、鵜葺草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)をお祀りしている祠もありました。大分県祖母山にある、健男霜凝日子神社を思い出しました。


ところで話を白山に戻すと、白山の地に興味をもったのは、ビッグバン以前の超古代文明のあった場所である可能性があると知ったからです。


一説によると、「現在の宇宙は、超古代にあった太陽宇宙を再び復活させることを目的とした宇宙」といっている方がいました。そして「その痕跡が残るのが白山の可能性がある」そうなんです。


ビッグバン以前なんて古すぎてこんな一説を唱える事の方がビックリだと思う一方、もし、これが本当だとすると、宇宙は何度も消滅⇨生成を繰り返したことになります。神々の意思により今の宇宙ができたという事にもなります。


白山の地はそれは天地創造とかなんだかスケールの桁外れに大きな何かを隠している地かもしれません。


自然が凄まじい天変地異を繰り返し、雷や火を噴く山や険しいゴツゴツした大地、水さえも毒素をもち生命が宿れなかったような時代。


そして大地から塩が海に溶け出したことで、水が浄化され、生命が宿るようになった過程。そして、何(十)億年も昔にできた海の生命体から他の命も次々に誕生します。

今は、宇宙創生の凄い動画を作ってくださる凄い方がいるので、私はお気に入りで見ています。


超古代の話ですから空想するしかないのですが、確かに白山のある福井には恐竜博物館もあり超古代に生命体がいたのは明らかです。福井は興味深い土地です。


古代過ぎる話だけど空想するとロマンがある気がしています。龍の伝説が残る白山の大地を歩いた時、大地も大気も全てエネルギーの流れが止まる事なく生きていると感じました。


そして、なんとも言えない神秘的な雰囲気は古代からの今に至るまでの自然への人の敬虔な祈りの蓄積とこの磁場が特別であるからのような気がしました。


黒龍 闇龗神

2021-04-28 05:50:00 | 神仏について

白龍の夢をみたことを以前書きましたが、黒龍についても書いておきたいと思います。黒龍は政をすると教えてもらいました。夢でみたこともありません!こちらは、好奇心と探究心から調べてみました。空想もたくさんあります。


龍神は、闇龗神(くらおかみのかみ)、高龗神(たかおかみのかみ)とも言われていて、龗神(おかみのかみ)と総称されることもあり日本の神話に登場する「水の神様」で日本各地に神社もあります。


龗おかみの漢字は、雨+口口口+龍で、

口3つは、器を三つ並べた様子です。つまり雨乞いの祈りを表しているようです。


闇龗神は谷間に流れる川を司る龍神、

闇から連想して、黒龍様のこととも言われます。

高龗神は山に降る雨を司る龍神で、白龍様のことと言われています。


川は、氾濫したり、枯渇したりと人を苦しめます。谷川を司る闇龗神は、荒ぶる側面も持っているから「闇」の名がついてしまったのかもしれません。


実は、私はその響きに違和感があります。むしろ、自然のあるべき姿に戻そうとする動きを司る神で、人にとっては辛い現実だけをみて闇と名付けられたように思います。また、邪神や祟り神などと名付けられてしまった神様もいらっしゃいます。


恵をくれるくれないで良い神、悪い神。そんな事はなく神様は神様で、正邪を人が判断するような存在でもなく、もっと壮大な働きをしている様に思います。


ところで、日本は、邪神や祟り神と呼ばれる神様を敬い祀る事で怒りを鎮めてきました。忌み嫌う(排除する)考えがあるうちはやはり鎮まることができないのかもしれません。


人間社会に置き換えるとわかりやすいです。虐めは嫌いな人を排除する卑劣な行為です。虐めた方はすぐ忘れても、虐められた方はなかなか忘れられません。


いじめで引きこもりになったりする子供達がいます。やった方はすぐ忘れるのに、やられた方は大切な時間を孤独の中で苦しみます。仮面を被って見てみないふりをする人も同罪です。集団心理は、やった方の罪を見かけ上分散し、やられた方は何倍も受け取ります。だから学校や職場に来れなくなります。


そういう事を集団でやる人達が私は大嫌いです。腹も立つ。やられた方に苦しまなくて良いよ、と言いたい。君は悪くないよと、、。自分を責めないでと、、。


そういうところで生まれる負のエネルギーを考えただけでも、祟りとかは、根本が理不尽だったり、排除された悲しみからくるのかもしれないと思ってしまいます。


金刀比羅宮の御祭神は大物主命と崇徳天皇です。崇徳天皇は祟り神と呼ばれています。明治天皇が御霊を鎮めるために香川県の金刀比羅宮にお祀りしました。しかし、歴史背景を知ると、崇徳天皇は理不尽なことに囲まれてとても辛かったと推測できます。




祟り神(私はこの呼び方も違和感があります)とも呼ばれる御祭神がお祀りされている神社を参拝すると、そんな風に呼ばれて辛かっただろうなと手を合わせます。


征服されたり、なきものとされたり、兵どもが夢のあと、だったり。歴史は勝者が語ります。敗者は、あっという間に完全悪者。自分がもし祟り神なんて呼ばれたら辛いだろうと思います。


私は何となく九州でお祀りされている神社なんかにもその様な所が多いのではないかと感じています。夫のルーツ、九州の神社も参拝したくなっています。コロナ退散してほしいな。


つづく


【画像は黒龍画像検索より】


放られた祠

2021-04-27 05:52:00 | アニメ

ドライブすると、たまに、祠をみかけます。多分、昔は参拝されていたけれど、今は、殆ど参拝されなくなった祠。忘れ去られた放られた神様のいらっしゃる場所。


宮崎駿監督の千と千尋の神隠しで、千尋が神隠しにあう前に沢山の放られた祠をみて、両親に

「あのお家みたいなの何?」

と尋ねます。

すると、

「石の祠、神様のお家よ」

と答えます。

(画像は千と千尋の神隠しより)


神社も人が参拝するしないにより明暗が分かれます。明治に行われた、神仏分離でかなり沢山の神社は廃されたりもしたようです。


土着の日本神道は、経典、教祖もいない神の道です。

そこには自然への祈りがあります。

仏教が入ってきた当初、対立はあったものの、長い歴史の中で仏教を神道と融合させたのも、自然や和合を大切にする懐の深い日本だからこそ成せたことだと思います。宗教戦争なんか、世界では沢山ありましたから。


色んな場所で神様を感じ、神社や祠を建てお祀りをしていた昔からいうと、時代の移り変わり、行きにくい場所、過疎が進んだ場所では、お宮や祠を移されたり、廃されたり。


また、神社を社格で格付けし、昇格できないとかあったりです。人間社会に振り回される感じで、本来は逆じゃないかなぁ、なんて思います。



何故そこに祠やお宮が建てられたか?を振り返って想像して考えると、昔の人がそこに何らかの畏怖や敬意を感じる何かを感得したからです。


時代の流れとともにいなくなるのかといえば、日本国土をつくった神々はずっといらっしゃるのだとも思います。


祠やお宮がなくとも神様がいらっしゃる場所は沢山あるとも思います。


津野町力石の祠のことを知った誠さん。誠さんは、山の仕事をしていて、今までもそういう放られた祠を山で見つけると、無視できず、祀りなおししてきたそうです。


その数100を超えるようです。津野山神界の話を妹から聞き、この話を仲間にし、津野町力石に縁が無い方にも復興の輪を広げてくださっています。道を作った後、1000本以上の植樹をするよう手配もしてくださいました。


誠さんは、仕事が終わると奥さんの琴さんとずっと津野山神界の話をしているそうです。


携わる事が出来て楽しくて嬉しくて仕方ない、神事はそういうものだとも言っているようです。


八百万の神様、放られたり、忘れ去られた神様を見つけたら、手を合わすように変わっていくと良いなと思います。


誠さんの事務所は、高知のお山の上にありました。津野山神界の祠を護るお宮も建設中でした。






誠さんと琴さんの山の事務所にはお手製の祠と鳥居があり、鶏を飼っていました。







高知が地震になったら沢山の人が避難できるようにとヘリポートまで自分で作っていました。





誠さんは、津野山神界の金比羅様に初めてのぼった時、ここは、天国か、、と圧倒されたようです。


津野山神界の復興に凄い熱意と喜びで事を成しているのを見るにつけ、私には、誠さんご自身がエネルギーの強い生きた神様に思え、また、誠さんや琴さんのいる事務所のお山も、地上の天国のように思えました。







数霊 八繋がり

2021-04-26 05:20:00 | 神仏について

昨日の八方除守りからヒントをえて、今日は八(8)についてイメージするものを書いておきます。


まずは、空海さんのもつ法具の形です。金剛杵はもとはインド発祥です。




八をねっ転がらさせたらに似ています。この形が空海さんの法具、金剛杵に似ています。


この法具、真ん中の中央に柄(鬼目部)があり、それは大日如来なのだそうです。行者は大日如来と一体化する行法としてその膨らみを握ったようです。


2つ目は、空海さんの開いた四国八十八ヶ所です。高知にいる妹が八十八ケ所巡りをはじめました。私は、夫が引退したら一緒にまわろうね、と話していたので、これまた、思い立ったら吉日の妹に先を越されました。妹に色々聞いて今は予習しようと思います。


3つ目は、その八+八をくずして組み立てます。するとの文字!


米には7人の神様がいるとか。一粒残らず、うちなる神様を宿す人がいただき、合計8人!



また、米の文字は方位でいうと八方位と似てますね。



八方塞がり、八方避け、八方が開くという時に八は使われます。私はよくわからないのですが、吉方位などを気にされる方もいるようです。


四つ目は、八という漢字の形に注目します。八という漢字は山の形🏔に似ています。


古代から山岳信仰や修験道が日本で行われてきました。人生を山登りに例える方は沢山います。頂上が何を意味しているのかは人をそれぞれです。


麓では景色は見れないけど、頂上ではそれは綺麗な景色がみえるから、人生の「頂点」かもしれません。

または、人生の終着駅で「死」かも しれない。

もしくは、使命を輝かせ、我を無くし、内なる神様を最大限輝かせる道を求めコツコツ歩むという意味では、「悟り」かもしれません。


しかし、目標を達成し一瞬有頂天になっても、また次の目標ができたり、

人は死んでも魂は生き通しだから、終わりはやはり無い気もしますし、

悟りだって、一回や二回ではとても終わらないように思います。


だから、山🏔は登っても、やはり終わりはないイメージがあります。だから八🏔であり、8であり、無限の


世界の色々なところ、山がない所、砂漠でさえも人は天に届けとピラミッドを作りました。




それは、山は何らかを示唆した天に繋がる形のように思えたからかもしれません。日本は幸い山がありますので、山🏔から様々なイメージをしやすいです。


五つ目に八でイメージするのは日本の神様。八百万の神です。


日本の神社の数は、なんと88000社以上あるんですよ!まぁ、神社の数というより、自然があるところには、精霊が宿る神の国日本には、威力の大小はあるとは思いますが神は至る所にいらっしゃるのかもしれません。凄い事です。


六つ目にイメージするのは、大祓祝詞に出てくる祓戸の神様です。「荒潮の潮の八百道の八潮道の潮の八百会(やおあい)」にいらっしゃる速秋津姫様。八百会とは潮流が四方から集まり会うところです。鳴門の渦潮のようなところでしょうか。



祓戸の神様で最初に出てきます瀬織津姫様がまず、四方八方から人々の罪穢れを集めて(背負って=瀬織って)海に運んできます。その穢れを、速秋(開)津姫様は一心にお口を「開け」呑み込んでくださいます。


そして、次の気吹戸主の神様に根の国底の国に吹き払ってくださいね、とバトンタッチします、、、。そういうイメージをしながら、毎日大祓祝詞を唱えます。


以上、様々なイメージがから湧いてきました。


御神体が山自体という神社があります。大国主命の幸御魂奇御魂である大物主が御祭神の大神神社などが有名です。


大蛇は山神様の化身だったりもします。山の蛇と、海の渦潮、ナルトはなんだか山と海の渦巻く🌀エネルギーであり、対のイメージに思えます。





日本は、自然が山にも海にも川にも至る所にあります。精霊達が宿る国です。神々の化身とされる蛇の形や海の渦潮は、その姿に、山も海も生き活きているのを、グルグルのエネルギーのうねりの形で顕してくれているように感じます。


8という数字は、循環と無限のでもあり、漢字の形八からも末広がりを想起させます。


自然は、黙って人の罪、穢れを運んで浄化してくれている気もします。罪、穢れが強い土地ほど、神々への負担は大きいようにも思います。


とにかく、八は、色んなものをイメージさせてくれる数霊です。八方が広がるように、良い想念を持ちたいと思いました。




【画像は金剛杵、米の神様、八方位、ピラミッド、鳴門、八百万の神様検索画像より】