黒は全ての「色」を混ぜるとでき、白は全ての「光」を合わせるとできます。黒、白は、陰陽です。
黒は天の色と教えてもらいました。天とは太陽、月、星、です。中華では天を中央と8方向の九つの方向に区分し九天とよんだようです。北方は玄天。「玄」は黒、五行説では北にあたるようです。奥が深いです!
ところで、私は日本語のもつ言霊に魅せられています。言葉もエネルギーだと思っています。特に、「有難う」と「お陰様」という言葉が好きです。
白龍神は五行説では秋を象徴する西方の守護神で金属を司り鉱脈を掘り出すように豊かな収穫に導く神様だそうです。

色でいうと、白は全ての光を合わせ持ち、全ての色を和らげる「有難い」色です。龍神様のエネルギーと結びつけて考えると、収穫した物、今あるもの全てに感謝を思い、「有難う」を発したらすぐ大気中を白龍神が凄いスピードで背に乗せて運ぶように空想してます。
黒龍神は冬を象徴する北方の守護神で水を司り、常に流れる水のように新鮮な空気を保ってくださる神様だそうです。

黒は「お陰様」が似合う色で、謙虚な気持ちで感謝すると、この言霊を黒龍神が大地の奥底までゆっくりと運んでくださっているように空想しています。
お陰様は空気のような物だからか忘れがちです。自分が子供を持って初めて母が同じように、自分が赤ちゃんの時、オムツの世話から始まり何も出来ない時から育ててくれたことがわかりました。また、仕事をしてはじめて、父も、家族を養うため、しんどい事もあっただろうけど働き続けていたのだとも思いました。
なかなか気づけなかったけど、自分が生きていられるのは、無数のお陰様のお陰だと思います。命だってずっとバトンタッチして繋いでくれた先祖のお陰です。
鬼門の神様、金艮神は地深くお隠れになっている神様のようです。忘れると祟るとかいう人もいます。忘れ去られている縁者、悲しみをもってお亡くなりになった故人に生きている人が忘れず供養を行う事はとても大切だと思います。
「有難う」は、本当に言う人の心も言われる方の心も和らげる言葉です。
「お陰様」は何か良い事があったりする前につける縁の下の力持ち、陰で支える何か、先祖や神様を忘れない、そういう見えないけどたしかにある何かを感じて感謝する言葉です。
「有難い」と思う素直な心と「お陰様」を感じていける謙虚さがこれらの言霊には詰まっています。日本語を自由に操れる日本に生まれて良かったと思います。
日本語の響きは素敵ですね!
【画像は白龍、黒龍、陰陽画像検索より】