2015年8月2日京都生まれの男の子、三代目アルファの成長日記です
ゴールデンアルファのブログ 「おいでアルファ」
あらためての記/-血管肉腫と心タンポナーデ-(3)
娘にお姫様カールしてもらう
金髪ロン毛の空組兄ちゃん
■2012年5月12日(土)/病気の発覚①
あの日以降、アルファの様子を観察していましたが、食欲もあるし散歩も喜んで行くので大丈夫そうだなぁと安心しかかっていました。が、それでも私には気になることがありました。
一週間前の川遊び後、シャンプーをしたのですが、ふわふわで輝くほど綺麗だったアルファの毛がとても荒れているのです。まるでハリネズミのように全身の毛が逆立っていて、どんなになでつけてもその異様な毛の様子は治まりませんでした。新しく購入したシャンプ剤が悪かったのかなとも思いましたが、やっぱりおかしい、私は不安に駆られて、週末には再度病院で検査して貰おうと思っていました。ところが、その不安が的中し、この日の朝、アルファは、今度は四肢で踏ん張った仁王立ちの状態で動かなくなりました。お腹も痙攣していて、二、三歩歩いたかと思うとその場にドタっと倒れてしまったのです。もう便秘なんかじゃない。大急ぎで病院に運びました。
心電図をとり、血液検査もしてもらいましたが、前回と同じくそれほど重篤な数値は出ていません。貧血もない。ただ幾つかの肝臓に関する項目の数値が基準値より上がったり下がったりしていましたが、先生は首をかしげるばかりです。それでも私は、『アルファのこの様子は絶対に異常です。院長先生に診察をお願いします。』と必死で訴えました。
この病院はホームドクターとしての役割で通常は女性の医師が診てくれます。一方重い病になると、院長先生が診断や手術を手がけます。実はこの日は、手術が終日入っていて、アルファが院長先生に看て貰う時間はなかったのですが、私の訴えと、恐らく医師自身もアルファの様子に異変を感じ取られたのだと思います。急遽、CT検査や超音波検査をしてくれることになりました。
造影剤を入れたり点滴などの準備があるので、アルファを病院に預けて、私は一度家に帰ることになりました。午後3時半に来て下さい、とのことだったので、妙な胸騒ぎを覚えながらも、自宅に引き上げました。看護師さんに施術室に連れて行かれるアルファの、私の姿を追う不安そうな顔は、今でも思い浮かびます。
-続く-