心が満ちる山歩き

美しい自然と、山に登れる健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山・街歩き・温泉・クラシック音楽‥‥

尾瀬の森と湿原巡り 燧裏林道・赤田代・ヨッピ吊橋(2)

2020年08月03日 | 尾瀬・燧ヶ岳・会津駒


尾瀬・燧裏林道~赤田代~ヨッピ吊橋~鳩待峠 ((1)のつづき)


 姫田代から15分ほどの登りで、上田代に着きます。
 湿原に入る手前のクロベの大木が、まず素晴らしいです。赤色を帯びた太い幹に迫力があります。 
 燧裏林道に出てくる湿原の中で、上田代は一番大きな湿原です。それ以上に、傾斜していることが最大の特徴です。
 6年前、初めてここに来た時は、どうして真っ平でない湿原があるのか、ただただ不思議でたまりませんでした。
 この緩やかな傾斜が、尾瀬にある他のどの湿原とも違う、大海原のような広さを醸し出しているのです。
 巨木が堂々としており、大きな湿原にパズルのピースのような森が、池塘のように点在しているのも、上田代ならではです。
 そして、上田代には山々の眺望もあります。名前は「燧」裏林道ですが、遠くに見える山で目を惹くのは燧ヶ岳ではなく、平ヶ岳の横にいつまでも続く稜線でした。半日以上をかけて歩いた長い長い登山道は、今でも思い出すことができます。






 (写真:2020年7月中旬) (つづく) 



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