色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~ 3

北の大地での生活

All things in the universe

<01.Jul 2009 Wed> 麓郷の森

2009-07-01 | 北の大地での生活

(撮影:5月10日 麓郷の森)

それぞれの人がそれそれの歩んできた道を振り返って
自分の選んできた道は正しかった、と思える人は少ないかもしれない。
でも、間違ってはいなかった、と思えたらいいんじゃないかと思う。
間違った道というのは実際にあると思うけど、
いつだって生きている限り、やり直せるのだと思う。

自分が歩んできた道を、人に勧めることはできないし、
違った道を選んだ方が良いんじゃないの、と人には言えても、
間違っていた、とは思っていない。それでいいんじゃないかと思う。
きっと、いつか自分の歩んできた道は間違ってなかった、正しかったのだ、と
言える日が来ると思う。



月〉 都会のじゃなく日本情緒あふれる暑さが、良いねえ。
   日陰はちょっと涼しくて、座っていても日向は汗がじんわりと滲み出て
   風が吹くと気持ち良くって、木漏れ日とうるさいセミの声

   スイカが美味しくって、トマトも美味しい。

   私の夏のイメージはこんな感じ。

   東京は、都会だからね。



海〉 子供のころの夏のイメージって言うと、高い青い空と白い入道雲。せみ。 
   じわっとした道路からの照り返し。(ずーっと土のないところで育ってるからね)。

   朝顔。
  
   でも、10年位前に東京に出張したときに体験した道路からの照り返しの暑さはなんか違った。
   なんだったんだろう。小学校3年生くらいまでの夏が、いちばん自分の夏です。

   友達と朝から夕方まで真っ黒になって遊んでいたからね。1時間以上歩いて、
   湿地のあるところまでいって、ザリガニやドジョウやカエルを捕まえた。
   あとは池に行ってクチボソ釣り。また別の池ではザリガニ釣り。

   同じ小学生でも、藤沢に移ってからはそんな風に遊ばなかったなぁ。
   開発の波の真っ只中にいた気がする。

   だから、自分の周りでそういう景色がちょうど、どんどん無くなっていった。



月〉 四季があるって、そのときは、「あっつ~い」「さっむーい」で
   常春がいいなあ、と思ったりするけど、
   やーっぱり、いいよね!

   わびサビ(侘・寂)の心も、移ろい行く儚さを常に体感しているから
   育まれる情感だよね。

   夏だとか、田舎の風景だとかは、時代とともに、開発されることによって
   変わって行くけど、変わらないものもあって
   それぞれの人の心の風景がなんとなく、イメージとして蓄積されていくよね。

   朝顔は小学生の頃の花だなあ。
   記憶って不思議よね。



海〉 夏だけはなくていいや。。。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
月とアザラシの、夏についての本日の会話です。

7月になりました。もちろん暑い日もありますが、
昨夜は夜、寒くて再び毛布を出しました。
夜はストーブは不要ですが、ぶ厚めのフリースはかかせません。
コメント
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