飛行機が大好きです。
飛行機の窓から見る、紫外線の多く残る澄んだ深い空の色も大好きです。
離陸の際のスピード感も大好きです。
飛行機が浮き上がる科学も面白いですが、航空機のスピードも面白いです。
船の速さが、海流があることで、単純に言い表せないように
航空機の「対気速度」も、指示対気速度・軟正対気速度・等価対気速度・真対気速度などがあり、
速度計の数字と実際のスピードは同じではありません。
離着陸時のスピードはおおよそ120Kt(ノット)~160Ktで、時速換算すると
220Km~300Kmで、ほぼ、これまた大好きな新幹線と同じくらいです。
この段階では、計器の速度(指示対気速度)と大気に対する本当の(速度真対気速度)は
ほぼ一致しているそうです。
それが、上空での巡航速度になると大気が薄くなることで気圧が低下し。
また、音速に近づくことで周りの空気が圧縮され、2つの速度の差が広がっていきます。
あんまり速度をあげすぎると空気抵抗があがるだけでなく、
衝撃波が発生し、飛行困難になるため、おおよそ音速の82%(マッハ0.82)に
最高速度が制限されているそうです。
で、巡航時の真対気速度はおおよそ時速900Km前後になるそうです。
また、風の影響を受けるため、向かい風では時速500Km~、追い風で時速1200Kmまで大きく変化するそうです。
飛行機に乗ってアナウンスがある、到着予定時刻に多少の差が生じるのは
風の影響を加味してのこともあります。
いやあ、面白いなあ。
この世界は結局、相対的にしか物事が判断できないのだなあ、とも改めて思います。
<13Apr2006>
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