色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~ 3

北の大地での生活

All things in the universe

<23.Aug 2009 Sun>

2009-08-23 | ぶらり旅

赤岩青巌峡
その名の通り、赤い岩と青い(緑)岩が鵡川の流れの中に点在します。
赤色や緑色の岩石は、放散虫の殻を主成分とする放散虫チャートで
陸からの物質が供給されにくい遠洋性の環境下に放散虫の遺骸が堆積し、固結したものです。

色の違いは局所的な元素の濃度差などによるもので
理由ははっきりしないそうです。

この地域は1億年前は日高地向斜と呼ばれる海の底であったと考えられています。
その頃は、海底火山がいくつも分布し、猛烈に活動していました。
噴出した火山灰は堆積し輝緑凝灰岩になって、赤岩付近にも広く見られるようになりました。

穏やかで静かな内陸の村ですが、激しい火山活動の繰り広げられる深い海の底であったとは、
1億年の月日は気の遠くなるような時間です。


今日は青空も見えましたが、小雨が降ったり、大雨が降ったり、な天気でした。
コメント
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